シジミの優れた栄養素と期待できる健康効果
シジミは、体の余分な熱を冷まし、体内のデトックス(解毒)を促す働きがあります。尿の出にくさなどの不快な症状を改善する効果も期待されています。
栄養価の高いシジミ
シジミは小さくても栄養がぎゅっと詰まった食材です。可食部100gあたりに含まれる主な栄養素は以下の通りです。
- カルシウム:130mg
- 鉄:5.3mg
- 銅:0.42mg
- ビタミンB2:0.25mg
- ビタミンB12:62.4μg
シジミにはカルシウムや鉄などのミネラル類をはじめ、ビタミンB群、良質なタンパク質がバランスよく含まれています。古くから「土用シジミは腹ぐすり」といわれてきたように、夏バテなどで疲れた胃腸や肝臓を労わり、元気を回復させる優れた薬効が注目されてきました。
肝臓の働きをサポートする成分
シジミが肝臓に良いとされる理由は、良質なタンパク質に加えて、アミノ酸の一種であるタウリンやオルニチン、コハク酸などが豊富に含まれているからです。
これらの成分は、胆汁の分泌を促進して肝臓の解毒作用を活発にする働きがあります。さらに、ビタミンB12と相互に作用することで、肝機能を効率的に高めてくれます。
二日酔いの予防や改善に「シジミ汁」が効果的なのも、この優れた解毒作用によるものです。肝臓で処理しきれなかったアルコールが有害物質(アセトアルデヒドなど)に変化し、血液中に残ることで二日酔いが起こりますが、シジミに含まれる各種成分がこの有害物質の分解をサポートしてくれます。
アルコールを飲む機会が多い方や、お酒との付き合い方が気になる方は、ぜひ日常の食事に取り入れてみてください。
※お酒の飲みすぎが気になる方はの記事も参考になります。
【肝臓ケア】 しじみエキスwのオルニチン 効果!疲労回復と二日酔い対策を徹底解説 – Record
【摂取時の注意点】
すでに慢性肝炎や肝硬変などの診断を受けている方は、シジミの過剰摂取に注意が必要です。シジミには鉄分が非常に多く含まれているため、肝機能が低下している状態では肝臓に鉄が過剰に蓄積し、かえって体に負担をかけてしまうことがあります。主治医にご相談の上、摂り方には十分ご注意ください。
貧血や虚弱体質の改善
シジミに含まれるビタミンB2やビタミンB12には造血を助ける働きがあります。これらに加えて豊富な鉄分や銅が組み合わさることで、相乗効果を発揮し、悪性貧血などの予防・改善に優れた効果を発揮します。
さらに、全身の血液循環をスムーズに整える効果もあるため、冷えや疲労を感じやすい虚弱体質の改善にも効果的です。
シジミにプラスすると効果的な食材
シジミと相性の良い食材を組み合わせることで、目的に応じた健康効果を高めることができます。
調理・食べ方のポイント
シジミに含まれるビタミンB12などの水溶性栄養素を余すことなく摂るには、お味噌汁やお吸い物にして「汁ごと飲む」方法が最もおすすめです。旨味成分とあわせて効率よく栄養を摂取できます。
美味しいシジミの選び方
- 殻の口がしっかりと閉じているもの
- 殻の色が濃く、ツヤがあるもの
- 殻が薄すぎず、身がしっかり詰まっているもの
保存方法
【冷蔵保存】
ポリ袋に入れて密閉し、冷蔵庫で保管します。
【冷凍保存】
しっかりと砂抜きをした後、殻ごと冷凍保存袋に入れて冷凍します。冷凍することで旨味やオルニチンなどの成分がアップするため、使いきれない場合は冷凍保存がおすすめです。
※暴飲暴食や過度な飲酒は、肝臓に大きなダメージを与えます。お酒を飲む機会が多い方や、ストレス解消でつい食べ過ぎてしまう方は、日頃から肝臓を労わる食生活を心がけましょう。
魚貝類関連カテゴリー
魚貝類の効果的な食べ合わせや栄養については魚介類 を参照。


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