とうがん

水太りでやせたい人には最適野菜

とうがん
とうがん

カロリーはご飯の10分の1

とうがん は、成分の96% が水分で、ビタミンC が多いほかは、ビタミン類、ミネラルもごく少量しか含まれていません。

エネルギーは100 g中13 kcalで、ご飯の10分の1 しかない低カロリー野菜ですから、ダイエットには最適です。水分が多いので腹持ちもいいです。

むくみや水太りをすっきり解消

漢方では、 とうがん には、体を冷ます性質があり、利尿、去痰、解熱、解毒などの作用がある、と解説します。

老年の人が多めに食べれば痰の切れがよくなり、咳が止まってきます。妊産婦には乳の出がよくなるようにします。

小児のはしかに応用すれば、解熱効果とともに発疹が出きるようにします。そのほか、腹水、脚気、慢性下痢、むくみ、暑さ負け、魚介類の中毒などに応用されます。

とうがん のすぐれた利尿作用は、古くから腎臓病の治療食に多用され、膀胱炎や糖尿病にも応用されています。

熱をかけて調理すると利尿作用が前面に出て、むくみや、小便の出が悪いときに効果的です。また血尿や肝硬変の腹水などにも有効だといわれています。

とうがん の利尿作用は特に水太りの人に効果的で、夏になると太って体が重苦しくなるという人には最適です。また体脂肪の燃焼を助け、脂肪を減らす働きもあり、長期間食べ続ければ、やせて体が軽くなります。

ただし、冷え性で頻尿の人は、食べすぎるとかえって症状が強くなるので注意が必要です。

暑気あたり、糖尿病に有効

とうがん のもうひとつの強力な作用は、体のよぶんな熱を冷ます働きです。生の搾り汁は熱を冷ます作用にすぐれ、暑気あたりや、発熱して口が渇き冷たいものを欲しがむ人や糖尿病で喉が渇く人などに効果を発揮します。

とうがん 効果アップのための食材

選び方

ずっしりと重みがあり、完熟しているもの。表面に白い粉がついていれば完熟している。

保存法

丸ごとなら冷暗所で冬まで保存可能。切ったものはラップで包み、冷蔵庫の野菜室で保存。

メモ

とうがん は部位によってさまざまな働きがあります。全ての部位に薬効があるのが特徴です。皮は利尿、種は咳止め、わたはあせもに有効です。昔の中国では、美容クリームの原料にもなっていました。

ゆり根

不定愁訴、不眠、イライラを治す

ゆり根
ゆり根

頭痛、痛風の痛みをやわらげる

ゆり根 は、いも類とよく似た組成で、野菜としては水分が少なく、ほくほくしていて、ほのかな苦みがあります。

ゆり根 は球根のなかでも鱗茎(りんけい)に分類され、 玉ねぎ にんにく らっきょう の仲間です。

主成分のでんぷんをはじめ、たんぱく質とわずかなビタミン類、無機質を含んでいます。

また、食物繊維を多く含むため、便通をよくします。特有の軽い苦みは、コルヒチンセどのアルカロイドにょるもので、食欲を増進させ、痰の切れをよくする働きをします。

また鎮痛作用や、筋肉のけいれんを抑える作用もあり、頭痛や痛風などの痛みをやわらげてくれます。

咳を止め、呼吸器系を強くする

ゆり根 は、煮ると、ネトっとしますが、この粘液成分の正体は、多糖類の一種ユリマンナンです。

ゆり根に含まれるでんぷんとユリマンナンは、口腔や喉、胃腸の粘膜を保護する作用があります。

肺炎や気管を潤し、不足している体液を養う働きがあります。

マウスの実験でもゆり根の煮汁は咳を止める働きがあり、カラ咳や長引いた咳などを治してくれます。

また肺の呼吸量を増やす働きがあるので、ぜん息発作にも効果的で、呼吸器系が弱い人の強壮剤としても有効です。

精神を安定させ不眠を治す

またユリには、精神安定効果があります。更年期障害や自律神経失調症などが原因で不定愁訴のある人、不眠、ヒステリー、イライラなどで悩む人に効力を発揮します。

中国ではノイローゼの一種、百合病( ストレスや大病によっておこる精神衰弱) の特効薬として知られています。

滋養強壮作用もあるので、体力がつき、神経衰弱や精神恍惚などの予防に役立ちます。そのほか、長びいて体が弱った糖尿病や慢性肝炎、肌荒れ、むくみ、鼻血、おできにも効果があります。

ゆり根 の効果をさらにアップさせる食材

選び方

紫がかったものは、苦みが強いので、色が白くて外側に傷がないものを選びます。鱗片が大きいものほど、ほくほく感があります。

湿らせたおがくずのんかに入れるか、新聞紙に包んでポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で保存。

メモ: 柿と一緒に食べない

果物の と一緒に食べるのは、悪い組み合わせです。どちらも体を冷やすので腰痛や下痢を引き起こすことがあります。

アロエ

アロエ は、古くから世界で利用されてきた薬草

アロエ
アロエ

アロエ は家庭の万能薬

アロエ は、医者いらずと例えられるほど、さまざまな症状に効能・効果をもち、は、昔から世界の国々で親しまれ、薬草として利用されてきたといいます。

現代医学の主流の今となってもさまざまな アロエ の研究が行われています。

気候に適しているということもあり、日本ではキダチアロエやアロエベラがポピュラーで、健康や美容のために利用されています。

アロエのおもな摂取方法には、直接食べる方法と肌に塗る方法があります。アロエの成分は粘膜に浸透しやすい特徴があるので、食べるとすぐに胃腸の粘膜から体内に吸収されます。

外用に使っても、すぐに皮膚に馴染みます。どちらの方法でも効果に期待できます。特にやけどには昔から薬以上の効果があると言われています。

アロエベラはジュースやお茶、お酒に使われたり、粉末やシロップ漬けの状態で販売されてもいます。皮をむくと、透明でゼリー質の中身が出てきますが、苦味がほとんど無くなるので食べやすくなります。

キダチアロエのほうが苦味が強いのですが、やけど、切り傷、虫さされなどの応急処置に便利です。

肌につける場合には、アロエのしぼり汁や湿布などの方法、美容にはアロエの化粧水などがあり、その他にもアロエ風呂といった利用方法もあります。

苦味成分が便秘を改善する

アロエには緩下作用があることが知られていて、便秘の改善に効果的です。これは、アロエの葉を切ったときに出てくる黄色っぽくて苦い汁によるもので、アロインやアロエエモジンという成分が大腸に刺激を与えます。

ただし、摂取する量が多すぎると下痢を起こす可能性もあるので、最初から大量に摂取するのではなく、少しずつにして、自分に合った量を見つけていくのが良いでしょう。

アロイン・アロエエモジンには、健胃作用もあります。

炎症を鎮め、ガンの抑制などにもはたらく

アロエの皮をむくと現れるゼリー質の中には、ムコ多糖体が多く含まれていて、これには抗炎症作用があります。

炎症を起こす物質を分解して、症状を緩和してくれます。のどの腫れや痛み、神経痛、リウマチの炎症などを鎮静させるのに効果的です。

ゼリー状の部分に含まれているムコ多糖体には、ガン細胞の増殖を抑えるはたらきもあります。抗腫瘍や抗潰瘍のはたらきをもつアロミチンが含まれているし、そのほかにも、ガン化に対しての抵抗力を高めたり、発ガン物質を排泄したりする成分も含まれていて、ガンを抑制します。

また、肝機能を改善させたり、血圧を降下させたり、皮膚の老化を防止したりなど、さまざまなはたらきがあります。

アロエの詳しい効能、効果については、こちら。

アロエ にプラスすると効果的な食材

アロエ と次の食材の食べ合わせで、それぞれの健康への効果に期待できます。

食べ方のポイント

生の アロエ を食べるには、トゲを取ったり、必要に応じて皮をむいたり、すりおろしたりと、手間がかかります。

そこで、毎日作るのは面倒だからと、まとめてたくさん作り置きするのは良くありません。 アロエ の成分が変質し効果が薄くなったりするので、食べる直前に作るのがおすすめです。

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