パパイヤ

消化吸収を助ける果物

パパイヤ
パパイヤ

南国を感じさせる果物の パパイヤ 。生のままの パパイヤ は日本人にはあまり馴染みがないかもしれませんが、すばらしい効能をもっています。

ビタミンたっぷりで体を元気にする

パパイヤ には特にビタミンCが豊富に含まれていて、2分の1個を食べると1日のビタミンCの所要量を満たすほどです。

体内でビタミンAに変換されるカロテンも豊富だし、ビタミンB群も含まれています。

ビタミンCやカロテンは、粘膜を丈夫にして体に抵抗力をつけ、元気にしてくれます。細菌やウイルスに対抗する力で、免疫力を高め感染症やガンを防ぎます。

また、ストレスの解消に役立ちます。肌に潤いを与え、シミやそばかすを防ぐので美肌にも効果的です。

血液の循環を良くする作用もあって、心臓病からくる胸の痛みや体のむくみなどを改善します。

パパイヤにはほかにも、クエン酸などの有機酸、カリウムなどのミネラル類、食物繊維も含まれています。

消化酵素パパインがタンパク質の消化を助ける

パパイヤ には、パパインという酵素が豊富に含まれています。熟していない青パパイヤには特に多く含まれます。

パパインは、動物性・植物性両方のタンパク質を分解し、消化吸収を良くします。消化に時間がかかる肉料理と一緒に食べることで胃腸の負担が軽くなり、胃もたれを解消します。当初はタンパク質の消化酵素と考えられていましたが、脂肪や糖質も分解することがわかっています。

パパイヤには整腸作用のある食物繊維も多く含まれていて、食物繊維がパパインと協力し、胃腸のはたらきを高めます。慢性的な消化不良や胃炎で胸やけを起こす人、食欲が落ちた人などに効果的です。

パパイヤ にプラスすると効果的な食材

パパイヤ と次の食材の食べ合わせで、それぞれの健康への効果に期待できます。

食べ方のポイント

パパインには肉をやわらかくするはたらきがあるので、熟していない果実を薄切りにして肉の間に挟んでおくと肉がやわらかくなり、おいしく仕上がります。

リンゴ

お腹の調子を整え、高血圧の予防にも良い

リンゴ
リンゴ

 

食物繊維が便秘も下痢も改善する

リンゴ は、主な成分がブドウ糖や果糖といった糖質で、水分をおよそ 80 % 含んでいます。

リンゴ にはさわやかな酸味がありますが、酸味のもとになっているのはリンゴ酸とクエン酸です。

豊富な酸が代謝や血行を良くして、疲労回復や食欲の増進にはたらきます。風邪をひいたときにすり下ろしたリンゴを食べると良いのは、消炎効果が期待できるからです。

リンゴのプロフィールはこちら。

果物としては リンゴ はビタミン類の含有量が少ないのですが、カリウムと食物繊維が豊富に含まれている特徴があります。

水溶性食物繊維のペクチンは、腸内を酸性にしてビフィズス菌などの善玉菌を増やし、有害菌が繁殖するのを抑えるはたらきがあって、下痢を止めます。

ペクチンは私たち人間の消化酵素では分解されずに、腸内をきれいに掃除して有害物質の排泄を促し便秘を改善します。

また、不溶性食物繊維のセルロースが腸を刺激して活発化させ、腸内環境を整えて便を出しやすくします。便秘を解消するためには、水溶性と不溶性の食物繊維をバランスよく摂ることが大切です。

血圧を下げ、生活習慣病を予防する

カリウムには、体内の余分な塩分を排出して、血圧を下げるはたらきがあります。利尿作用があるので、むくみを改善するのに良いです。

毎日、 1 日に 1 つ リンゴ を食べることで、血中コレステロールの値が下がり、善玉コレステロールが増えることに期待できます。

こういったことから、動脈硬化や心臓病、脳卒中を防ぎます。血糖値を維持する効果や満腹感を長続きさせるはたらきもあって、糖尿病やダイエットに効果的です。

リンゴ にプラスすると効果的な食材

リンゴ と次の食材の食べ合わせで、それぞれの健康への効果に期待できます。

食べ方のポイント

ペクチンは リンゴ の果肉よりも皮のほうが多く含まれているので、皮ごと食べたほうが効果がアップしやすいです。

選び方

へたの切り口が新しく、皮には傷がなくつやがあり、全体的に均等に色づいているものがよい。

保存方法

ポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存。熟し切っていない場合は、常温において追熟させる。温度0度前後、湿度85%に保つことが出来れば4~5ヶ月の保存が可能。

腸内環境を整え免疫力向上、便秘、ガン、糖尿病、アトピーを防ぐリンゴは万能薬 | 便秘を解消しよう!

レモン

風邪の予防、疲労回復、美肌に

レモン
レモン

ビタミンCとクエン酸で疲労を回復、高血圧の予防も

レモン には、柑橘類の中では群を抜いて多くのビタミンCが含まれています。また、クエン酸が豊富に含まれていて、ビタミンCと合わせ、疲労回復、風邪の予防、美肌効果などに力を発揮します。

ビタミンCには強い抗酸化作用があって、老化の原因となる活性酸素を除去します。 レモン に含まれるビタミンCが体内で抗酸化作用を発揮し体を酸化から守ることで、病気や肌のトラブルを予防します。

また、ビタミンCはコラーゲンの合成に欠かせません。コラーゲンは細胞同士をつなぐものであり、この働きがスムーズにおこなわれると血管が丈夫になって、高血圧の予防に役立ちます。

酸味成分であるクエン酸が体内の疲労物質を分解して血圧を下げるので、合わせて高血圧の予防に有効です。

レモン には、ビタミンC、クエン酸に加え、ビタミンB1やビタミンEも含まれていて、疲労回復に優れた効果を発揮し、老化防止にも効果的です。

のどの渇き、むくみを抑え、心臓病を予防する

レモン は、体液の貯留と排泄のバランスをとって、のどの渇きを抑えるのと同時にむくみをとり除くので、夏の暑さ負けや、スポーツの後に起こる疲れを素早く回復してくれます。

さらに、 レモン に含まれるポリフェノールの一種のヘスペリジンが血流を改善し、悪玉コレステロールを除去したり、高い血圧を降下させます。

高血圧からくる頭痛やめまい、動悸、息切れ、といった症状を抑え、心臓病の予防にも効果的です。

ストレスを緩和する

レモン に豊富に含まれるビタミンCには、ストレスを緩和する働きのある副腎皮質ホルモンの合成を助ける働きがあります。ですから、レモンを摂取すると、ストレスに対する抵抗力を高めたり、イライラした気持ちを鎮静させるのに効果的です。

レモン にプラスすると効果的な食材

レモン と次の食材の食べ合わせで、それぞれの健康への効果に期待できます。

食べ方のポイント

切り口が空気に触れるとビタミンCが壊れてしまうので、食べる直前に切りましょう。

レモン酢  効能 効果 レビュー