牛乳

不足しがちなカルシウムの補給源

牛乳 の特徴的な栄養成分は100g中にたんぱく質、3.3g、カルシウム 110mg、ビタミンB2 0.15mg。です。

牛乳
牛乳

体に吸収されやすいタンパク質とカルシウムが含まれている

牛乳は、カルシウムが豊富なことで知られていますが、ほかにもアミノ酸バランスの良い タンパク質 脂質 炭水化物 ビタミンA や B2 ビタミンC  鉄 リン 亜鉛 などの栄養素がバランス良く含まれている、 完全栄養食品 です。

しかも栄養吸収率が40~70%と高く骨や歯を丈夫にしたり、精神を安定させてイライラを解消します。不眠気味の人は、寝る前にホットミルクをのむと安眠できます。

カルシウムは、質も量もすぐれていて、消化吸収されやすい形になっています。

タンパク質と結合して丈夫な骨や歯をつくる性質をもっているので、その点でも牛乳の豊富なタンパク質がカルシウムの吸収率をアップします。

鉄分や亜鉛といった大切なミネラルも、液体のため有効に吸収されます。牛乳は、カルシウム不足といわれる日本人の食生活には、なくてはならない食品といえるでしょう。

脂肪がありますが乳化されているため消化が良くて、乳児には欠かせない栄養である乳糖も豊富に含まれています。特に牛乳の乳糖は鉄分の吸収を助け、貧血の予防や改善にも効果的です。

乳糖には腸内環境を整えるはたらきもあります。ただし、乳糖不耐症といって、乳糖を分解する酵素のはたらきが弱いために牛乳を飲むとおなかがゴロゴロしたり、なかには下痢をしてしまう人もいます。

この場合、牛乳を温めて飲み続けていると酵素のはたらきが活性化することもあります。

牛乳 には、と同じように、食品から摂取する必要のある 9 種類の 必須アミノ酸 がバランス良く含まれています。これが良質なタンパク質の条件です。

牛乳 に含まれているタンパク質のうちの カゼイン という成分は、体の中で消化されると活性をもつペプチドという物質を生成します。これらは、カルシウムの吸収を促進したり、血圧を降下させたり、免疫力を高めたりなど、さまざまな機能を発揮します。

虚弱体質を改善、胃の粘膜を守る

栄養が豊富な 牛乳 には、体を丈夫にして虚弱体質を改善したり、体のほてりを冷まし、滋潤する作用があります。病気で体が弱っているときの栄養補給には、温めた 牛乳 がよいです。

体がほてってのどが渇く糖尿病には温めずにそのまま飲むとよいです。また、温めないで飲むと胃の炎症を予防します。粒子が細かいので、胃粘膜を守って胃潰瘍の予防になります。

牛乳 にプラスすると効果的な食材

牛乳 と次の食材の食べ合わせで、それぞれの健康への効果に期待できます。

食べ方のポイント

加熱しても、 牛乳 の栄養はほとんど損なわれません。温めると表面に薄い膜ができますが、これは良質なタンパク質のかたまりなので一緒に飲むと良いです。

脂質や糖質をエネルギーに変える ビタミンB2 も豊富に含むので動脈硬化の予防にも効果があります。

どうしても脂肪分が気になる方は、低脂肪乳もありますので、利用するといいでしょう。

最近は、たくさんの牛乳がお店に並んで安全性についても心配される方が増えてきましたが、牛乳の成分を損なわない低温殺菌牛乳が望ましいでしょう。
こちらの 低温殺菌牛乳 は安心して飲むことができる 牛乳 です。牛乳を飲むとお腹を壊す体質の人におすすめの 牛乳 です。

栄養価に優れた 完全食品

卵 焼きに 目玉焼 き ゆで卵 オムレツ など、毎日 卵 を食べているという人は多いのではないでしょうか。

日本では江戸時代から食べられてきたという卵ですが、当時は庶民にはまだ高級品でした。手ごろな値段になり一般的に食べられるようになったのは、昭和30年頃からだといわれています。

卵 の特徴的名栄養成分は、100 g 当たり、たんぱく質 12.3 g 鉄 1.8 mg ビタミンE  1.0 mg ビタミンB2 0.43 mg ビタミンA ( レチノール当量 ) 150 μg 。

卵

卵というとさまざまな動物の 卵 がありますが、一般的にはにわ とりの 卵である 鶏卵 ( けいらん ) を指します。 卵 にはタンパク質のほか、たくさんのビタミンやミネラルが含まれていて、栄養価の高さから 完全食品 ともいわれます。

タンパク質は卵白(卵の白身)に多く含まれます。タンパク質を構成しているアミノ酸には20種類ありますが、その中で私たちの体にとって必要不可欠で、食事から摂取しなければならないアミノ酸のことを「必須アミノ酸」といいます。

必須アミノ酸には、ロイシン、イソロイシン、リジン、トリプトファン、フェニルアラニン、メチオニン、バリン、スレオニン、ヒスチジンの9種類があります。

成人ではこの9種類のアミノ酸が必要なのですが、卵のタンパク質は、これらをバランス良くすべて含んだ理想的な組成です。体の免疫力をアップさせ、風邪をひきにくくしたり、生活習慣病を防いだりします。

アミノ酸の中でも、豆類や穀類には少ない メチオニン が特に多く含まれるのですが、これは老廃物や毒素などを排泄します。

また、 ビタミンA や E などは優れた抗酸化作用を発揮し、活性酸素の発生を抑えたり除去します。

卵 には、骨や筋肉、血液、体液などの不足を補う作用があるので、衰弱した病後の体や栄養不足に効果的で、血液不足や体力の衰えによって起こるさまざまな症状にも効果をあらわします。めまい や 目のかすみ 、 イライラ や 動悸 に伴った 不眠 などにも有効です。

卵黄に豊富な レシチン が老化防止や健脳に働く

卵黄には、体に必要な脂肪がたくさん含まれています。中でも、脳や神経に最も必要なレシチンが3割近く含まれていて、記憶力や知能を向上させて老化やボケを防ぎます。

この レシチン には コリン という成分が含まれていて、これが脳を活性化させ、 アルツハイマー病 などの脳の組織の老化防止が期待されます。

卵 にプラスすると効果的な食材

卵 と次の食材の食べ合わせで、それぞれの健康への効果に期待できます。

食べ方のポイント

卵は 室温に戻してから使い、使う直前に殻を割ることで、味を落とさずに調理できます。栄養面からすると生食がベストですが、 半熟卵 のように少し加熱されているほうが、消化吸収率がアップします。 温泉卵 がベストです。手作りの温泉卵 はこちら

余った白身は冷凍保存できる
黄身だけ使って余った白身は冷凍できます。密閉容器に入れいて保存し、使うときに自然解凍すればOKです。スープやメレンゲに活用できます。
新鮮玉子でマヨネーズ作り
卵黄 1個 、 オリーブ油 1カップ 、 酢 大さじ1弱 、 塩 小さじ1弱 で 自家製マヨネーズ が作れます。塩を混ぜた卵黄に少しずつお年、最後に酢でのばします。
買う時は鮮度最優先で
商品の回転が速い店で購入し、日付を必ず見て購入します。卵黄が盛り上がるものは新鮮です。1週間で食べきれる量を購入しましょう。

選び方

殻の表面がざらざらして、もったときに重みを感じ、光にかざすと透けるように見えるものが新鮮です。

保存方法

とがった方を下に向けて冷蔵庫で保存。卵のサルモネラ菌は水滴が原因です。注意しましょう。

卵のコレステロール問題

卵 の黄身は 高コレステロール ですが、黄身に含まれるレシチンは コレステロール を溶かす作用があり、動脈硬化を予防します。

気にしすぎて 卵 を敬遠している人も多いのですが、 1 日 1 ~ 2 個なら食べていいでしょう。
また、 卵 は完全栄養食品ですが、 ビタミンC と 食物繊維 は含まれません。この2 つについてはほかの食品で補いましょう。

ビタミンCを多く含む食品 イサゴール などで食物繊維を補うといいでしょう。

卵のサルモネラ菌は水滴が原因なので扱いには注意します。

ヨーグルト

整腸作用にすぐれ、ガンを予防する

ヨーグルト の特徴的な栄養成分は100 g 中、たんぱく質 3.6 g 、カルシウム 120 mg 、 ビタミンB2 0.14 g です。

ヨーグルト
ヨーグルト

消化吸収が良く、おなかの調子を整える

ヨーグルト は、乳を乳酸菌や酵母の働きで発酵させたものです。牛のほか、ヤギや羊などの乳を原料にしたものもあります。

原料の乳がもつ、タンパク質、脂質、カルシウム、ビタミンB2などの栄養成分を含んでいて、乳酸菌によってタンパク質や脂肪が分解されているので、牛乳よりも消化吸収されやすく、カルシウムの吸収率がアップしています。

ちなみに 乳糖不耐症 で牛乳でお腹を壊してしまう体質の人は タカナシ 低温殺菌牛乳 がおすすめです。

また、生きた乳酸菌が私たちの腸内でビフィズス菌などの善玉菌を増やし、この働きを活発にするとともに有害物質を排泄するので、整腸作用にすぐれています。

こういったことから、便通の改善などおなかの調子を整えること以外にも、免疫力を高めたり、老化を防ぐのにも期待できます。

乳酸菌が腸内環境のバランスを整える

私たちの腸内には、大きく分けると、体に良い働きをする善玉菌と、体に悪い働きをする悪玉菌、どちらにも属さず優勢なほうに味方する日和見菌(ひよりみきん)の3種類がいます。

乳酸菌は ヨーグルト の中では生きていますが、私たちが ヨーグルト を食べると大腸にたどり着くまでにかなりの数が死んでしまいます。

しかし、乳酸菌が死んでしまっても、発酵によって生まれた活性物質が腸内の善玉菌を増やし悪玉菌を抑える働きをして、腸内環境のバランスを整えます。

腸内細菌のバランスが崩れるとさまざまな病気につながりますが、乳酸菌が腸内細菌をコントロールし、健康な状態を保つ働きをします。

ビフィズス菌が発ガン抑制に働く

ビフィズス菌は、腸内の腐敗菌の増殖を抑制して有害物質ができるのを防ぎます。また、病原微生物の増殖を抑制して食中毒の予防に働きます。

便秘の予防や下痢の改善にも効果を発揮します。さらに、発ガン抑制や発ガン物質の無毒化の働きがあること、血圧降下作用や血中コレステロールの低下作用などがあることもわかっています。乾燥肌の改善などにも役立ちます。

ヨーグルト にプラスすると効果的な食材

ヨーグルトと次の食材の食べ合わせで、それぞれの健康への効果に期待できます。

食べ方のポイント

砂糖やフルーツの入ったもの、機能性表示のあるものなど、さまざまな種類の ヨーグルト が市販されていますから、ラベルの表示をよく見て選ぶと良いでしょう。
肥満がきになっている人は無糖タイプを選びます。便秘改善目的に食べるならアロエ入りがおすすめです。

ヨーグルト はかなりの数がありますが、1~2週間食べてみて便通の調子がよくなれば、あなたの体に合っている ヨーグルト と言えるでしょう。自分に合ったヨーグルトを見つけましょう。

ヨーグルトの表面には乳清(ホエー)と呼ばれる上澄み液があります。これには、タンパク質や乳糖、ビタミン、ミネラルなどの栄養が含まれていますので、よく混ぜて一緒に食べましょう。

選び方

ちなみに選ぶ際には、製造年月日の新しいものを選びます。上澄み液が少なく、キレイな白色をしているものが新鮮です。

保存方法

保存は冷蔵庫で保存し、消費期限内に食べます。夏は冷蔵庫で凍らせてフローズンヨーグルトにしても OK です。

ヨーグルト が体にいいことはわかっていてもどうも好きになれない…そんな人は、「フジッコの善玉菌のチカラ 」ならカスピ海ヨーグルトの成分をぎゅっと凝縮したサプリです。善玉菌を増やし腸内環境を整えることができます。

黒豆

視力の改善や滋養強壮に

黒豆
黒豆

黒豆 ( くろまめ ) は、大豆の品種のひとつです。黒大豆(くろだいず)、ぶどう豆とも呼ばれます。

特徴的な栄養素は、100 g あたり、たんぱく質 35.3 g 、脂質 19.0 g 、カルシウム 240 mg 、鉄 9.4 mg。

黒は薬膳では元気の源である腎の色され、 黒豆 は代表的な食材のひとつです。栄養素は、大豆とほぼ同じです。

黒色はアントシアニンという天然色素で、眼精疲労の回復や視力アップに効果があります。胃腸の機能を高め、尿の出をよくして体の余分な水分を排出する作用があるためむくみの解消作用があります。アントシアニンというポリフェノールは アサイーベリー に多く含まれます。黒大豆もアサイーベリーも同じ色です。

高たんぱく質で栄養豊富なため滋養強壮に有効です。

黒豆 にプラスすると効果的な食材

むくみの解消

豚肉と 黒豆 を一緒に煮ると、どちらも腎の働きを改善する食材で、豚肉はさらに黒豆の利尿作用を高めるので効果的です。豚肉はわずかでOKです。

選び方

色つやがよく、黒光りしたものを。皮に張りがあり、粒が揃っているものを選びます。

保存法

豆は湿気に弱いので、通気性の高いビニールなどに入れると豆がむれる場合があるので、紙袋に入れて冷暗所で保存します。

牛肉

栄養価の高い肉

牛肉 は、肉類のなかでは一番栄養価の高い食材で、良質のタンパク質、脂質、鉄分などが多く含まれています。

人間の何倍もの力を持つ牛は、昔は大きな労働力として人々にとって貴重な存在でした。
そして、食べものというよりは滋養強壮のための薬として位置づけされていました。

牛肉
牛肉

牛肉 の特徴的な栄養成分は、100gあたり、脂質 10.7g、たんぱく質 20.7g、鉄、2.7mg、ビタミンB2 0.22mg、ビタミンB1 0.09mg。

動物性タンパク質や鉄分が豊富

牛肉 に豊富に含まれているタンパク質は、体内でつくることができない必須アミノ酸をバランスよく含み、丈夫な体や血液をつくるはたらきがあります。健康を維持し、体を動かすエネルギー源として欠かすことのできない栄養素です。

たんぱく質やミネラルが豊富が豊富なため、体の機能を多面的に高め、体力を回復して、抵抗力を上げます。

また、鶏肉豚肉と比較して、肉類としては鉄分がとても多く含まれています。貧血予防にはとても有効です。牛の胆結石は牛黄(ごおう)という漢方の生薬で心臓病や肝臓病、脳卒中とその後遺症に用いられます。

この肉類に含まれる鉄分は植物に含まれるものよりも吸収率が高いので、効率よく鉄分を摂取することができます。さらに、赤血球がつくられるときに必要なビタミンB12も豊富なので、貧血や血行不良による冷え性に悩んでいる女性に特におすすめです。

気力をつけ、胃腸を丈夫にする

牛肉 の優れた栄養価の相乗作用で、気力が増したり、体がすこやかになります。特に、胃腸を丈夫にして消化吸収を良くする作用が強いので、病後の衰弱した体や食欲の低下、気力がわいてこない、といった症状に効果的です。

水分の代謝を調整してむくみをとるはたらきもあり、胃腸が冷えるときに牛肉をじっくりと煮込んだスープを飲むと調子が良くなるでしょう。また、腰やひざがだるく力が入らないなど運動機能の衰えを改善したりもします。

牛肉 にプラスすると効果的な食材

牛肉と次の食材の食べ合わせで、それぞれの健康への効果に期待できます。

食べ方のポイント

牛肉 は部位によって脂肪やカロリーに大きく差があるので、気になる人は赤身のもも肉やフィレ肉にすると良いでしょう。牛の赤身肉には脂肪燃焼効果があるというカルニチンも多く含まれているので、ダイエットの強い味方にもなります。
カルニチン は脂肪酸を燃やすカギ

 

選び方のポイント

鮮度のいい 牛肉 の選び方のポイントは、赤身は、鮮やかな赤色で脂肪はクリーム色が白色のもの。鮮度が落ちると、色が淡くなっていく。身のきめが細かく締まっているものを選びます。

保存方法は、冷蔵庫で保存し、消費期限内に使い切ります。冷凍保存も可能。

牛肉の注意点:
牛肉 は生食もできますが、食中毒の心配があるのでできれば火を通して食べましょう。
牛肉関連リンク:

安全な牛肉を購入するための知識です。賢い消費者が注意する「牛肉」の知識 | 危険な食品

とうがん

水太りでやせたい人には最適野菜

とうがん
とうがん

カロリーはご飯の10分の1

とうがん は、成分の96% が水分で、ビタミンC が多いほかは、ビタミン類、ミネラルもごく少量しか含まれていません。

エネルギーは100 g中13 kcalで、ご飯の10分の1 しかない低カロリー野菜ですから、ダイエットには最適です。水分が多いので腹持ちもいいです。

むくみや水太りをすっきり解消

漢方では、 とうがん には、体を冷ます性質があり、利尿、去痰、解熱、解毒などの作用がある、と解説します。

老年の人が多めに食べれば痰の切れがよくなり、咳が止まってきます。妊産婦には乳の出がよくなるようにします。

小児のはしかに応用すれば、解熱効果とともに発疹が出きるようにします。そのほか、腹水、脚気、慢性下痢、むくみ、暑さ負け、魚介類の中毒などに応用されます。

とうがん のすぐれた利尿作用は、古くから腎臓病の治療食に多用され、膀胱炎や糖尿病にも応用されています。

熱をかけて調理すると利尿作用が前面に出て、むくみや、小便の出が悪いときに効果的です。また血尿や肝硬変の腹水などにも有効だといわれています。

とうがん の利尿作用は特に水太りの人に効果的で、夏になると太って体が重苦しくなるという人には最適です。また体脂肪の燃焼を助け、脂肪を減らす働きもあり、長期間食べ続ければ、やせて体が軽くなります。

ただし、冷え性で頻尿の人は、食べすぎるとかえって症状が強くなるので注意が必要です。

暑気あたり、糖尿病に有効

とうがん のもうひとつの強力な作用は、体のよぶんな熱を冷ます働きです。生の搾り汁は熱を冷ます作用にすぐれ、暑気あたりや、発熱して口が渇き冷たいものを欲しがむ人や糖尿病で喉が渇く人などに効果を発揮します。

とうがん 効果アップのための食材

選び方

ずっしりと重みがあり、完熟しているもの。表面に白い粉がついていれば完熟している。

保存法

丸ごとなら冷暗所で冬まで保存可能。切ったものはラップで包み、冷蔵庫の野菜室で保存。

メモ

とうがん は部位によってさまざまな働きがあります。全ての部位に薬効があるのが特徴です。皮は利尿、種は咳止め、わたはあせもに有効です。昔の中国では、美容クリームの原料にもなっていました。

ゆり根

不定愁訴、不眠、イライラを治す

ゆり根
ゆり根

頭痛、痛風の痛みをやわらげる

ゆり根 は、いも類とよく似た組成で、野菜としては水分が少なく、ほくほくしていて、ほのかな苦みがあります。

ゆり根 は球根のなかでも鱗茎(りんけい)に分類され、 玉ねぎ にんにく らっきょう の仲間です。

主成分のでんぷんをはじめ、たんぱく質とわずかなビタミン類、無機質を含んでいます。

また、食物繊維を多く含むため、便通をよくします。特有の軽い苦みは、コルヒチンセどのアルカロイドにょるもので、食欲を増進させ、痰の切れをよくする働きをします。

また鎮痛作用や、筋肉のけいれんを抑える作用もあり、頭痛や痛風などの痛みをやわらげてくれます。

咳を止め、呼吸器系を強くする

ゆり根 は、煮ると、ネトっとしますが、この粘液成分の正体は、多糖類の一種ユリマンナンです。

ゆり根に含まれるでんぷんとユリマンナンは、口腔や喉、胃腸の粘膜を保護する作用があります。

肺炎や気管を潤し、不足している体液を養う働きがあります。

マウスの実験でもゆり根の煮汁は咳を止める働きがあり、カラ咳や長引いた咳などを治してくれます。

また肺の呼吸量を増やす働きがあるので、ぜん息発作にも効果的で、呼吸器系が弱い人の強壮剤としても有効です。

精神を安定させ不眠を治す

またユリには、精神安定効果があります。更年期障害や自律神経失調症などが原因で不定愁訴のある人、不眠、ヒステリー、イライラなどで悩む人に効力を発揮します。

中国ではノイローゼの一種、百合病( ストレスや大病によっておこる精神衰弱) の特効薬として知られています。

滋養強壮作用もあるので、体力がつき、神経衰弱や精神恍惚などの予防に役立ちます。そのほか、長びいて体が弱った糖尿病や慢性肝炎、肌荒れ、むくみ、鼻血、おできにも効果があります。

ゆり根 の効果をさらにアップさせる食材

選び方

紫がかったものは、苦みが強いので、色が白くて外側に傷がないものを選びます。鱗片が大きいものほど、ほくほく感があります。

湿らせたおがくずのんかに入れるか、新聞紙に包んでポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で保存。

メモ: 柿と一緒に食べない

果物の と一緒に食べるのは、悪い組み合わせです。どちらも体を冷やすので腰痛や下痢を引き起こすことがあります。

どじょう

滋養強壮に優れた夏のスタミナ食

どじょう
どじょう

カルシウムは生鮮食品でナンバーワン

どじょう は、たんぱく質のほか、脂肪、ビタミンA、B、D、カルシウム、鉄分などを豊富に含んだ滋養強壮効果の高い食べ物で、うなぎともに夏のスタミナ食として有名です。

カルシウムの含有量は うなぎ 以上、生鮮食品のなかではトップで、100  g 中 880 mg も含まれています。70 gで 1 日の所要量をカバーできるほどで、骨ごと食べられ、カルシウム源としては理想的です。

カルシウムは骨や歯を強くし、骨粗鞍症を防ぎ、精神を安定させ、イライラや怒りっぽさを解消してくれます。常食すれば忍耐強くなり、ストレスの予防にもなります。

カルシウムの吸収をよくするビタミンD やマンガンも含まれているので、なお一層の効果が期待できます。

ヌルヌル成分が元気のもと

どじょう のヌルヌル物質は、糖とたんばく質が結合したもので、ムチンと呼ばれています。

ムチンたんぱく質をむだなく活用させる働きがあり、いわば元気のもとです。夏の暑さで弱った内臓に活力を与え、疲労回復には抜群の効果をみせます。

さらに胃の粘膜を保護したり、神経痛などの痛みや腫れ、湿疹に対して効果を発揮します。

高血圧を防ぎ、薫癌、糖尿病にも有効増血作用のある鉄分や、肝臓と皮膚・粘膜を強化する作用にすぐれたビタミンB 、体に抵抗力をつけるビタミンAも多く、DNA の合成を助ける亜鉛も豊富です。

そこで貧血を防ぎ、内臓を温めて強壮・強精効果を発揮します。また、体のよぶんな水分を取りのぞく作用や、解毒作用があるので、黄痘や糖尿病、慢性肝炎、小便の出が悪い人、二日酔などにも有効です。

どじょう にプラスすると効果的な食材

 

ヒラメ・カレイ

気力を充実させ、美肌を作る

ヒラメ・カレイ
ヒラメ・カレイ

胃腸を丈夫にして、気力を充実させる

ヒラメ・カレイ は、目のついている側で区別して、俗に 左 ヒラメ・右 カレイ といわれています。

栄養素や薬効もほぼ同じです。どちらも高たんばく、低脂肪。ビタミンB1、B2も豊富です。

味が淡泊で消化がよく、消化器系を丈夫にして気力を充実させる効能があるので、お年寄りや、胃腸の弱い人には最適です。お腹を壊した時のたんぱく質の栄養補給としても最適です。

特に体力がなく少し動いてもすぐに息が切れる人や、食が細くやせている人が常食すると元気が出てきます。ダイエットや糖尿病などでカロリー制限をしている人にも向いています。

コラーゲンが美肌をつくる

ヒラメ・カレイ の縁側(背ビレと尻ビレのつけ根の身)にはたんばく質の一種コラーゲンが多く含まれています(コラーゲンは体の各組織や臓器などの細胞を結びつける主成分で、体や脳が正常に機能するためには欠かせないものです。

また皮膚そのものを作っているので、皮膚や髪に張りを与え、若々しさを保つ美容効果にすぐれています。

コレステロールを下げ、疲労を回復させる

ヒラメ は核酸の一種であるイノシン酸を多く含み、また、グルタミン酸、グリシン、アラニン、タウリン、リジンなど、遊離アミノ酸がバランスよく配合され、上品な旨みを出しています。

カレイ は特にタウリンを多く含んでいます。イノシン酸は細胞の再生能力を高める働きがあり、老化の予防に効果を発揮します。

またタウリンは、コレステロール値を下げ、高血圧や動脈硬化を防ぎ、肝臓の機能を高めてくれます。さらに豊富なビタミンB1 、B2が心身にカツを入れ、疲労回復、食欲増進、老化防止、神経の安定に貢献します。

ヒラメ・カレイ にプラスすると効果的な食材

スズキ

肝臓・腎臓の機能を高める

スズキ
スズキ

高たんばく、低力ロリー食品

スズキ は、旨みはあるけれどクセのない淡泊な味の白身魚で、ほかの白身魚の味が落ちる夏にもおいしく、夏の高級魚として知られています。

白身魚のわりには脂のたまりやすい肉質でビタミンAやD 、Eなど脂溶性ビタミン類を豊富に含んでいます。

それでも マダイ より脂質が少なく、またたんぱく質が豊富なので、カロリーを気にせずにとれる高栄養食です。

体を丈夫にし、箕血を防ぐ

ビタミンAは粘膜を丈夫にして体に抵抗力をつけ元気にしてくれます。また青魚には多く含まれているけれど、白身魚にはあまり含まれないビタミンDを多く含んでいます。

ビタミンD はカルシウムの吸収をよくする働きがあり、骨や歯を丈夫にし、腰痛や肩こり、イライラやストレスも解消します。

また増血には欠かせない鉄分を多く含み、血のめぐりをよくして貧血や動惇、息切れなどに効果をあらわします。スズキ1切れには1日に必要な鉄分の4分の1 量が含まれています。

さらにビタミンE効果を高め抗ガン作用のある微量元素のセレニウムも含まれていて、成人病の予防・改善にも有効です。

肝臓・腎臓を補い、流産を予防する

これら良質のたんばく質やビタミン類、ミネラルの総合作用により、スズキは胃腸を丈夫にし、肝臓や腎臓の働きを強化する作用にすぐれているといわれます。

また利尿作用や胎児を安定させる働きがあるので、妊娠中毒症や流産予防に効果的です。

さらに、胃腸の機能を高める働きは、消化不良による下痢や慢性の胃痛に効果を発揮します。傷口を早く癒し、体力をつける効果もあるので、手術後などにはぜひ食べたいもののひとつです。

スズキ にプラスすると効果的な食材