リンゴ

お腹の調子を整え、高血圧の予防にも良い

リンゴ
リンゴ

 

食物繊維が便秘も下痢も改善する

リンゴ は、主な成分がブドウ糖や果糖といった糖質で、水分をおよそ 80 % 含んでいます。

リンゴ にはさわやかな酸味がありますが、酸味のもとになっているのはリンゴ酸とクエン酸です。

豊富な酸が代謝や血行を良くして、疲労回復や食欲の増進にはたらきます。風邪をひいたときにすり下ろしたリンゴを食べると良いのは、消炎効果が期待できるからです。

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果物としては リンゴ はビタミン類の含有量が少ないのですが、カリウムと食物繊維が豊富に含まれている特徴があります。

水溶性食物繊維のペクチンは、腸内を酸性にしてビフィズス菌などの善玉菌を増やし、有害菌が繁殖するのを抑えるはたらきがあって、下痢を止めます。

ペクチンは私たち人間の消化酵素では分解されずに、腸内をきれいに掃除して有害物質の排泄を促し便秘を改善します。

また、不溶性食物繊維のセルロースが腸を刺激して活発化させ、腸内環境を整えて便を出しやすくします。便秘を解消するためには、水溶性と不溶性の食物繊維をバランスよく摂ることが大切です。

血圧を下げ、生活習慣病を予防する

カリウムには、体内の余分な塩分を排出して、血圧を下げるはたらきがあります。利尿作用があるので、むくみを改善するのに良いです。

毎日、 1 日に 1 つ リンゴ を食べることで、血中コレステロールの値が下がり、善玉コレステロールが増えることに期待できます。

こういったことから、動脈硬化や心臓病、脳卒中を防ぎます。血糖値を維持する効果や満腹感を長続きさせるはたらきもあって、糖尿病やダイエットに効果的です。

リンゴ にプラスすると効果的な食材

リンゴ と次の食材の食べ合わせで、それぞれの健康への効果に期待できます。

食べ方のポイント

ペクチンは リンゴ の果肉よりも皮のほうが多く含まれているので、皮ごと食べたほうが効果がアップしやすいです。

選び方

へたの切り口が新しく、皮には傷がなくつやがあり、全体的に均等に色づいているものがよい。

保存方法

ポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存。熟し切っていない場合は、常温において追熟させる。温度0度前後、湿度85%に保つことが出来れば4~5ヶ月の保存が可能。

腸内環境を整え免疫力向上、便秘、ガン、糖尿病、アトピーを防ぐリンゴは万能薬 | 便秘を解消しよう!

レモン

風邪の予防、疲労回復、美肌に

レモン
レモン

ビタミンCとクエン酸で疲労を回復、高血圧の予防も

レモン には、柑橘類の中では群を抜いて多くのビタミンCが含まれています。また、クエン酸が豊富に含まれていて、ビタミンCと合わせ、疲労回復、風邪の予防、美肌効果などに力を発揮します。

ビタミンCには強い抗酸化作用があって、老化の原因となる活性酸素を除去します。 レモン に含まれるビタミンCが体内で抗酸化作用を発揮し体を酸化から守ることで、病気や肌のトラブルを予防します。

また、ビタミンCはコラーゲンの合成に欠かせません。コラーゲンは細胞同士をつなぐものであり、この働きがスムーズにおこなわれると血管が丈夫になって、高血圧の予防に役立ちます。

酸味成分であるクエン酸が体内の疲労物質を分解して血圧を下げるので、合わせて高血圧の予防に有効です。

レモン には、ビタミンC、クエン酸に加え、ビタミンB1やビタミンEも含まれていて、疲労回復に優れた効果を発揮し、老化防止にも効果的です。

のどの渇き、むくみを抑え、心臓病を予防する

レモン は、体液の貯留と排泄のバランスをとって、のどの渇きを抑えるのと同時にむくみをとり除くので、夏の暑さ負けや、スポーツの後に起こる疲れを素早く回復してくれます。

さらに、 レモン に含まれるポリフェノールの一種のヘスペリジンが血流を改善し、悪玉コレステロールを除去したり、高い血圧を降下させます。

高血圧からくる頭痛やめまい、動悸、息切れ、といった症状を抑え、心臓病の予防にも効果的です。

ストレスを緩和する

レモン に豊富に含まれるビタミンCには、ストレスを緩和する働きのある副腎皮質ホルモンの合成を助ける働きがあります。ですから、レモンを摂取すると、ストレスに対する抵抗力を高めたり、イライラした気持ちを鎮静させるのに効果的です。

レモン にプラスすると効果的な食材

レモン と次の食材の食べ合わせで、それぞれの健康への効果に期待できます。

食べ方のポイント

切り口が空気に触れるとビタミンCが壊れてしまうので、食べる直前に切りましょう。

レモン酢  効能 効果 レビュー

パイナップル

肉類の消化を助け、疲労を回復させる

パイナップル
パイナップル

タンパク質分解酵素と酸味成分が消化を良くする

パイナップル の主成分は糖質で、ほかにビタミンB1やB2、ビタミンC、食物繊維などが含まれています。

注目したいところは、パイナップルに含まれるタンパク質分解酵素についてです。ブロメラインというタンパク質分解酵素が含まれていて、これには、肉類をやわらかくして消化を助けるはたらきがあります。

ただし、缶詰のパイナップルには含まれていないので、生のほうが良いです。

また、酸味成分のクエン酸も豊富に含まれています。クエン酸は体内に吸収されやすく、胃液の分泌を盛んにします。ですから、消化がよりいっそう良くなるのです。

ビタミンが体を疲労や老化から守る

ビタミンB1は、 パイナップル の主成分の糖質の分解を助け、新陳代謝をスムーズにして疲労を回復します。また、ビタミンB2も糖質の分解を助けて疲労や老化から私たちの体を守ります。

ビタミンCは、風邪などの感染症を防ぎ、病気の回復を早めて、肉体的にも精神的にもストレスに強い体をつくります。

微量ミネラルのマンガンが含まれているのですが、これはカルシウムの吸収を促進するので、骨粗しょう症や骨折の予防に最適で、骨を丈夫にします。

体を元気に、強くする

タンパク質分解酵素のブロメラインには、組織にできたタンパク質のしこりを溶かすはたらきや炎症を抑えるはたらきもあって、血液やリンパ液の循環を良くして、消腫瘍や消炎作用を発揮します。

胃腸の機能を高め、体内のほてりをしずめたり、不安感などをしずめるはたらきもあります。食欲が無かったり、体に力が入らないときに、心身を強くし元気が出るようにはたらきます。

パイナップル にプラスすると効果的な食材

パイナップル と次の食材の食べ合わせで、それぞれの健康への効果に期待できます。

食べ方のポイント

パイナップル を調理する場合、ブロメラインは熱に弱く、60 ℃ 以上では作用が無くなるため、最後に加えるようにしましょう。

たくさん食べ過ぎると、口の中や胃が荒れる可能性がありますかあら、注意してください。

選び方

触った感触がかたく締まっていて上部の緑色は濃く、下は黄色いもの。きったものは、果汁がしみでていないものを選びます。

保存法

丸ごとはそのまま冷蔵庫の野菜室に入れ、 2 ~ 3 日保存可能。切った物はラップをしてポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室へ。目安は 1 日程度。