ほうれん草

優れた増血作用で貧血を防ぐ

ほうれん草
ほうれん草

ほうれん草は、貧血に対する効果は野菜で一番

ほうれん草 には、鉄分や葉酸、マンガンといった増血作用がある成分が豊富に含まれていて、貧血 を予防する効果は 野菜 の中では一番です。

鉄分は赤血球の中のヘモグロビンには欠かすことのできない成分で、鉄分が不足すると貧血の原因となります。

葉酸 はビタミンBの一種ですが血液と関係が深く、骨髄の細胞の生育を促します。

根の赤っぽい部分にはマンガンが含まれているのですが、これも血液をつくるのに必要な栄養素です。これらの相乗効果で、貧血の予防に大きな力を発揮します。

カロテンが視力の低下を防ぐ

カロテンが豊富な野菜というとトマトやピーマンがよく知られているところですが、実はほうれん草には、これらの10倍近くも多くの量のカロテンが含まれているのです。

また、ビタミンCも豊富で、ほうれん草のおひたし1人前で、1日に必要なカロテンとビタミンCの量がまかなえます。

カロテンは目のビタミンといわれるほど視覚と関係が深く、老化にともなう視力低下、夜や暗い所で視力が著しく衰える夜盲症、高血圧や糖尿病による視力の低下などに効果的です。

また、葉緑素と協力して、ガンの発生を抑えたり、コレステロールの排泄を促したりもします。

糖尿病、更年期障害を改善する

ほうれん草 は 亜鉛 も豊富です。 亜鉛 は味覚を正常に保つはたらきがあります。また、インスリンの貯蔵を促す作用があって、糖尿病に有効なことがわかっています。

さらに、 ほうれん草 には ホルモン のバランスをととのえるはたらきがあって、更年期の自律神経失調症や高血圧症の症状を緩和します。

カルシウム は女性の閉経後の カルシウム 不足を補うので、 骨粗しょう症 の予防になります。美肌効果もあるので、特に 女性 にとってはうれしいものです。

体内の毒素の除去や内臓機能の向上、血液循環の促進といった作用が一緒になって、肌に潤いを与えてくれます。

ほうれん草 にプラスすると効果的な食材

ほうれん草 と次の食材の食べ合わせで、それぞれの健康への効果に期待できます。

食べ方のポイント

カロテン、鉄分の吸収を良くするには、調理に油を使うのが効果的です。茹でる場合、茹ですぎるとビタミンCが半分近くも失われてしまうので注意しましょう。根元のほうから茹でると、茹ですぎを防げます。

選び方

葉が肉厚でやわらかく、緑色が濃いもの。茎は短めで、根元はみずみずしく赤味が強いもの。

保存法

湿らせた新聞紙に包んでポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で保存。傷みやすいので早めに使い切る。

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