えのき

食欲増進の ビタミンB1 はきのこの中でしいたけに次ぐ含有量

えのき
えのき

えのき は、100g中のビタミンB1の含有量は、きのこ類の中でもしいたけに次いで多く、炭水化物の代謝を促進し、疲労回復や食欲増進をさせる働きがあります。

また、神経や血圧を安定させるギャバも含まれています。疲れて食欲がないときの食材に最適です。

さっと炒めて栄養素を残し食感を楽しむ

水溶性の ビタミンB1 の損失を防ぐため、炒め物など水を使わない料理がおすすめ。独特の歯触りと風味を楽しむため火を通しすぎないことがポイントです。

ばらばらにほぐしてからさっと炒めて醤油につけておくと常備菜に最適。

保存

生なら冷蔵庫の冷蔵室で2日ほど。さっと湯通して冷凍保存も可能。

内臓脂肪を減らす信州長野県産 干しえのき茸の効果と使用感

ひじき

ばつぐんの鉄分、カルシウム含有量をほこる

ひじき
ひじき

血を補い、貧血、抜け毛、乾燥肌を予防します。血行をよくして水分代謝を高めるためしこり、痛み、しびれ、むくみなどの症状を緩和させます。

特徴的な栄養素は、100gあたり、食物繊維 43.3g、カリウム 4400mg、マグネシウム 620mg、ビタミンA(β-カロテン)3300μグラム。

骨粗鬆症を防ぐカルシウムが、昆布の2倍も

ひじき は、ほかの海藻類同様、ミネラル、ビタミンなどが豊富ですが、とりわけカルシウムと鉄分の含有量は抜群で、海藻中ナンバーワンです。

カルシウムはけた違いに多く、じつに昆布の 2倍、のりの 4倍近くも含まれています。
ひじき 大さじ 2杯に含まれるカルシウムは、鶏卵なら7個、牛乳 200g に相当するほどです。

またカルシウムの吸収を助けるマンガンも多量に含まれているので、吸収がよいのが特徴です。カルシウムは骨の成長、維持に重要なミネラルです。また高血圧や動脈硬化を防ぐ作用、精神不安を解消する働きもあります。

貧血を防ぐ鉄分が牛乳の550倍も

鉄分は、なんと牛乳の550倍というから驚きです。鉄分の1日の所要量は12gですが、 ひじき 大さじ 2杯強でこの量が補給できるほどです。

増血作用のある鉄分は、月経のため慢性的な鉄分欠乏状態にある女性にとっては強い味方です。

貧血や肩こり冷え性などから解放してくれます。さらに ひじき は ごぼうの6.5倍もの食物繊維を含み、腸内をそうじして便秘解消や成人病の予防に効果をあらわします。

甲状腺障害、高血圧、むくみを改善する

そのほか ひじき には、硬いしこりをやわらかくする作用と炎症をやわらげる作用があり、甲状腺やリンパ腫の食餌療法に用いられています。これは主にヨードの働きによるものです。

また豊富なアルギン酸は血液の凝固を阻止し、血中コレステロールを軽減する作用があり、動脈硬化の予防や血圧降下に働きます。さらに10 % 近く含まれる糖質のマンニトールは利尿作用があり、むくみなどに効果的です。

ひじき にプラスすると効果的な食材

選び方

乾燥 ひじき はよく乾燥していて大きさが揃っているもの。生 ひじき はみずみずしくてつやがあり、ふっくらとしているもの。

保存方法

乾燥ひじきは直射日光の当たらない冷暗所で保存。生ひじきは冷蔵庫に保存し、消費期限内に食べる。

メモ

海藻では海苔やひじき、昆布に鉄が含まれています。ただ、吸収率は低いので、鉄の吸収を高める ビタミンC と一緒に摂取するのがおすすめです。

大豆

大豆 の栄養や効能 効果 そしてどんな食材と組み合わせるとより効果が高まるかを紹介します。大豆 はさまざまな健康促進効果があり、現代人が特に摂取したい食材です。

肉中心の食習慣になりがちな場合、週に6回食べると血中コレステロール値が下がることがわかっています。また、すでにダメージを受けている動脈を修復します。

健脳、成人病予防の特効薬

大豆
大豆

大豆 の特徴的な栄養素は、100gあたり、たんぱく質 35.3g、炭水化物 28.2g、脂質 19.0g、食物繊維 17.1g、カルシウム 240mg、鉄 9.4mg。

大豆 は脾を養い、胃腸の機能を助け、腸を整える食材です。

肉や魚に負けない良質のたんぱく質

大豆 は、「畑の肉」と呼ばれ肉や魚に劣らない良質のたんばく質と脂肪を豊富に含んでいます。

たんばく質の含有量は、豆類のなかで最高。しかもアミノ酸配合のよい良質のものです。脂肪もコレステロール値を下げるリノール酸が大半を占めています。

そのほかビタミンB群やE、食物繊維、カルシウムなどのミネラル、レシチン、サポニン、コリンといった体にすぐれた機能性の栄養分を含みます。

成人病予防の有効成分がたっぷり

リン脂質のレシチンや、サポニン、ビタミンE 、リノール酸には、コレステロールを洗い流す作用があり、高血圧や動脈硬化、心臓病など成人病を予防するのに働きます。

食物繊維にもコレステロールを排泄する作用や血糖値を安定させる作用があります。

また、植物ステロールは、コレステロールの吸収を10〜20% も阻害し、動脈硬化を防いでくれます。

さらに 大豆 には、血管を拡張して血圧を下げたり、血管の小さな傷を治す働きのあるプロスタグランジンという物質も含まれています。

このように、血管を丈夫にして成人病を防ぐ、二重三重の鉄のガードが存在するのです。

頭をよくし、若々しさを保つ

レシチンはまた、利尿作用があるほか、脳の働きをよくすることでも知られ、記憶力や学習能力を高め、脳の老化やボケを予防してくれます。

ビタミンB にも脳を活性化する働きがあり、これに老化防止ビタミンといわれるビタミンE 、脂肪の蓄積を防いで老化防止に役立つサポニンが加わって、体や脳を若々しく保ってくれます。

さらに水溶性ビタミンのコリンは肝臓中の脂肪を排泄する作用があり、脂肪肝の予防に有効です。

大豆 の効果をアップさせる食材

選び方

大豆 は、つやつやとしていてふっくらしたものを選ぶ。

保存方法

大豆 は、直射日光を避け、紙袋に入れて通気性のよい暗所で保存。