風邪の予防、疲労回復、美肌に

ビタミンCとクエン酸で疲労を回復、高血圧の予防も
レモンには、柑橘類の中では群を抜いて多くのビタミンCが含まれています。また、クエン酸が豊富に含まれていて、ビタミンCと合わせ、疲労回復、風邪の予防、美肌効果などに力を発揮します。
ビタミンCには強い抗酸化作用があって、老化の原因となる活性酸素を除去します。レモンに含まれるビタミンCが体内で抗酸化作用を発揮し体を酸化から守ることで、病気や肌のトラブルを予防します。
また、ビタミンCはコラーゲンの合成に欠かせません。コラーゲンは細胞同士をつなぐものであり、この働きがスムーズにおこなわれると血管が丈夫になって、高血圧の予防に役立ちます。
酸味成分であるクエン酸が体内の疲労物質を分解して血圧を下げるので、合わせて高血圧の予防に有効です。
レモンには、ビタミンC、クエン酸に加え、ビタミンB1やビタミンEも含まれていて、疲労回復に優れた効果を発揮し、老化防止にも効果的です。
のどの渇き、むくみを抑え、心臓病を予防する
レモンは、体液の貯留と排泄のバランスをとって、のどの渇きを抑えるのと同時にむくみをとり除くので、夏の暑さ負けや、スポーツの後に起こる疲れを素早く回復してくれます。
さらに、レモンに含まれるポリフェノールの一種のヘスペリジンが血流を改善し、悪玉コレステロールを除去したり、高い血圧を降下させます。
高血圧からくる頭痛やめまい、動悸、息切れ、といった症状を抑え、心臓病の予防にも効果的です。
ストレスを緩和する
レモンに豊富に含まれるビタミンCには、ストレスを緩和する働きのある副腎皮質ホルモンの合成を助ける働きがあります。ですから、レモンを摂取すると、ストレスに対する抵抗力を高めたり、イライラした気持ちを鎮静させるのに効果的です。
レモンにプラスすると効果的な食材
レモンと次の食材の食べ合わせで、それぞれの健康への効果に期待できます。
食べ方のポイント
切り口が空気に触れるとビタミンCが壊れてしまうので、食べる直前に切りましょう。