豆腐

消化いのいいダイエット食

豆腐 とうふ
豆腐 とうふ

豆腐 の特徴的な栄養素は、100gあたり、たんぱく質 6.6g(木綿)、4.9g(絹ごし)、カリウム 140mg(木綿)、150mg(絹ごし)、カリウム 120mg(木綿)、150mg(絹ごし)。

豆腐 は、体内にもった熱を取り、体を潤します。大豆よりも消化吸収に優れています。

大豆よりも消化化吸収にすぐれる

豆腐 は原料の大豆と、発揮する薬効はほぼ同じで、動脈硬化や心臓病、糖尿病などの成人病予防、健脳、老化防止には欠かせない食品です。

豆腐は、水分が90% を占めているので、大豆に比べて糖質は減少しますが、その分たんばく質、脂肪とも消化されやすい形になっています。

つまり、大豆よりも消化吸収にすぐれているのが特徴です。

木綿はカルシウムが多く、損ごしはカリウムが多い

ただ 豆腐 は、種類によって、成分がかなり異なります。木綿豆腐 は押し固めて漉して作るので、たんばく質やカルシウム、鉄分などのミネラルが多く含まれています。

綿ごし豆腐 は漉さずに全体を固めるので、水溶性のカリウムや、ビタミンB が多く含まれています。

ただ最近出回っている豆腐は、輸入ものの大豆を使ったものが多く、昔のような効果は期待できなくなりました。大豆油を搾った後の脱脂大豆で作っているため味も落ち、ビタミンE やレシチンの畳も減っているからです。

気を増し、胃腸の熟を取る

薬効は大豆に準ずると書きましたが、長い経験により 豆腐 には独自の薬効があることが確認されてきました。

たとえば、豆腐 には胃腸を丈夫にしかつ胃腸の炎症を取る作用があり、下痢が止まらないときに、 豆腐 を酢で煮て食べると効果があります。

また、体液の生成を助け、肌や髪に潤いをもたらす作用、解毒を促進する作用、口の渇きを訴える糖尿病の改善などのほか、目が充血して痛いものを治し、気管支炎やぜん息などの咳や疾を取りのぞく効能があります。

豆腐 にプラスすると効果がアップする食材

選び方

製造年月日の新しいものを。絹ごしよりも木綿のほうがカルシウムが多く、栄養に優れている。

保存方法

パック入りの豆腐はそのまま保存せず密閉容器に移し替え、かぶるぐらいの水を入れて冷蔵庫へ。

豆腐の食効 | パワー

昆布

高血圧、成人病予防に優れた効果

昆布
昆布

多くの薬効をもった「海の野菜」

昆布 は、ヨード、カリウム、カルシウムなどのミネラル類、食物繊維など、健康を維持するうえで不可欠な成分を多量に含み、多くの薬効があることから「海の野菜」とも呼ばれ、評価は高まる一方です。

海藻類のヨードが甲状腺障害を治す

昆布 は、ヨードを多量に含んでいます。ヨードは甲状腺ホルモンの生成に不可欠な成分で、甲状腺機能の不足を補うと同時に、バセドー病など甲状腺機能の克進による症状を軽減してくれます。

また炎症によって出る渉出液の吸収をよくし、おできや腰痛を溶解させる働きもあります。

漢方ではこの作用を「軟堅」と呼び、 昆布 をリンパ腺腫やおできの治療に応用しています。食物繊維はごぽうの倍以上含み、腸内環境を調え、便通をよくします。

繊維成分のうちフコイジンには免疫力を高める働きがあり、抗ガン作用が期待できます。さらに血液が固まるのを防ぐ働きもあり、脳血栓や心筋梗塞の予防に役立ちます。

アルギン酸、カリウムと降圧作用が豊富

水溶性繊維のアルギン酸は、よぶんな塩分を体外に排泄する作用があり、降圧効果や血中コレステロールを軽減する効果があります。

また放射元素の吸収を抑えて白血病などの予防に作用します。さらに抗潰瘍作用もあり、大腸の環境を準えて、乳酸菌やビタミンB2の発生を助け、ガンの発生まで抑制してくれます。

昆布に含まれるフコイダンは、がん細胞を 自殺させる作用がある

昆布の表面の白い粉はマンニットという成分で、利尿作用があり、むくみを取り、血圧を下げます。さらに塩分の排泄作用があるカリウムも豊富で、高血圧や成人病予防に効果を発揮します。

昆布 にプラスすると効果がアップする食材

昆布水で快便、血圧安定、血管の若返りも!がごめ昆布 | 減塩食にチャレンジ – 高血圧を改善する方法

トウモロコシ

血圧を下げ便秘を予防

トウモロコシ
トウモロコシ

トウモロコシ の特徴的な栄養素は、100gあたり、炭水化物 16.8g、たんぱく質、3.6g、食物繊維 3g、カリウム 290mg、ビタミンC 8mg、ビタミンB1 0.15mg。
胃の働きを高め、余分な水分を排泄する作用がある トウモロコシ です。

ビタミンB2、食物擁推は玄米の3倍

トウモロコシ は主成分のでんぷんのほか、たんばく質2や脂質は玄米並みに、ビタミンB2や食物繊維は玄米の3倍も含んでいます。

ただし糖質は少なく、カロリーは玄米の% しかありません。老化防止に働くビタミンEが非常に多く、そのほかビタミンA や、でんぷんのエネルギー化に欠かせないビタミンB1、利尿効果のあるカリウム、増血作用のある鉄分、鋼などミネラルも多く、バランスのとれた栄養食品です。

血圧を下げ、便秘を予防し、肺の横能を高める

胚芽部分に多く含まれる脂質は、リノール酸が主体の不飽和脂肪酸が多いので、コレステロールを低下させ、高血圧や動脈硬化にも効果を発揮します。

さらに脂質中にはビタミンE やレシチンも含まれ協力作用が発揮されます。

また豊富に含まれるカリウムにも体内のよぶんな塩分を排泄して血圧を下げる効果があります。

多量に含まれる食物繊維もコレステロールや糖類の吸収を阻害するとともに、便の量を増やして便秘を解消しますが、その反面、粒の外皮がかたく消化が悪いという難点があります。

そこで、やわらかいお粥などにすると、胃腸を丈夫にして、元気をつける働きが出て、病後の衰弱に効果があります。また肺の機能を高め、呼吸を楽にする働きや、精神不安を取り除く働きが発揮されます。

ヒゲには、利尿、降圧、止血、血糖値降下作用

トウモロコシ は実だけでなくヒゲや茎、根、軸にも薬効があるとされています。特にヒゲは利尿作用にすぐれ、漢方では慢性腎炎の治療に効果をあげています。

また血糖値を下げる作用もあり、糖尿病にも効果があります。さらに血圧降下作用、胆汁の分泌を促す作用、止血作用も確認されています。

トウモロコシ にプラスすると効果アップの食材

    • 選び方

      皮つきで緑色が濃いものを。ひげは粒ひとつひとつにつながっているので、ほいが多いほど粒が多い。

      保存方法

      鮮度が落ちやすいので、買ってきたらすぐにゆでてラップに包み、冷蔵または冷凍保存。冷凍した  トウモロコシ  をレンジでチンして食べる場合には、ややかためにボイルしておくとおいしくたべられる。