生姜 ( しょうが )

生姜 ( しょうが )

生姜 ( しょうが ) と一緒に食べると効果アップの食材や 生姜 ( しょうが ) の食べ合わせ 相性の良い食材 効能 効果 栄養などについて紹介しています。生姜 ( しょうが ) の旬や保存方法などの情報も。

生姜 ( しょうが ) 風邪の症状を緩和、胃腸のはたらきを高める

ショウガ
ショウガ

辛味と香りの成分が血行を良くして胃腸を整える

血行を良くしたり、体をあたためる効果があることで知られる ショウガ ですが、実は栄養的にはそれほど期待できません。

しかしながら、 ショウガ のもつ香りや辛味の中には、たくさんの効能があります。漢方薬のほぼ全部にショウガが含まれているのは有名な話です。

トウガラシの特徴的な栄養素は、100gあたり、カリウム 270mg、マグネシウム 27mg、カルシウム 12 mg、ビタミンC 2mg。

ショウガ の辛み成分には、ジンゲロン、ショウガオール、ジンゲロールがあります。これらは、強い殺菌力をもち、吐き気を抑えたり、食欲を増進したり、胃液の分泌を良くして消化・吸収を助けてくれます。

また、適度な刺激によって血流を良くし、胃腸のほかの内臓の機能も活発にします。新陳代謝を促進させ、発汗作用も高めます。

ショウガ の皮のすぐ下には、たくさんの種類の精油が含まれています。これらが ショウガ のさわやかな香りのもとですが、辛み成分と同様に、健胃作用や解毒作用があります。

風邪を治す、体をあたためる

香り成分のガラノラクトンや辛み成分のジンゲロールには、せきやのどの痛みを緩和する効果があります。

さらに、寒さや冷えで細くなった血管を拡張させるはたらきがあって、血流が良くなり、血行不良による冷え性や関節痛、肩こりなどの改善に役立ちます。血流が良くなると血液がきれいになるので、発汗、排尿が促されて余分なものが体外へ排出されやすくなります。

また、シトラールやジンギベロールという香り成分には消臭作用があって、魚や肉の臭みの成分と結合して、においを抑えるはたらきがあります。

コレステロール値、血圧を下げる

ショウガ には、血中コレステロールを減らし、血圧を低下させる効果があることもわかっています。

辛み成分のジンゲロンが脂肪燃焼を促進し、高血圧やメタボリックシンドローム、心臓病といった生活習慣病を予防するのに役立ちます。

相性のいい食材

生姜は、料理に辛味と風味を加えるのに人気の食材です。また、抗炎症作用や抗酸化作用など、健康上の利点もたくさんあります。

生姜と相性の良い食材はたくさんありますが、その中でも特におすすめなのが以下の食材です。

  1. にんにく: 生姜とにんにくは、一緒に使われることがよくあります。両方とも料理に深みを与え、風味を引き立てます。
  2. 鶏肉: 生姜は鶏肉と非常によく合います。例えば、生姜を使った鶏の炒め物やスープは人気があります。
  3. 魚介類: 生姜はさまざまな魚介類料理にも使用されます。例えば、生姜焼きや生姜醤油でマリネした魚料理は、生姜の風味を楽しむ良い方法です。
  4. 野菜: 生姜は野菜との相性も良いです。炒め物やスープ、サラダに加えることで、料理に新鮮な風味を与えます。
  5. 米料理: お茶漬けや炊き込みご飯などの米料理にも、生姜を使用することがあります。生姜の風味が米飯に良いアクセントを与えます。
  6. 中国料理: 生姜は中国料理において重要な役割を果たします。例えば、生姜とねぎの組み合わせは多くの中国料理に見られます。
  7. インド料理: カレーや他のインド料理においても、生姜はよく使用されます。生姜の風味がスパイスと相性が良く、料理に深みを与えます。

生姜 は非常に多様な料理に使われるため、その組み合わせは無限です。料理の種類や個々の好みに合わせて、生姜を使った新しい料理を試してみるのも良いでしょう。

プラスすると効果的な食材

ショウガ と次の食材の食べ合わせで、それぞれの健康への効果に期待できます。

食べ方のポイント

ショウガ は、すりおろしてラップで包み冷凍しておけば、品質の劣化を抑えられます。

選び方

皮に傷がなく、つやがあり、肉厚でふっくらしている。切り口が濃い黄色だと香り、辛みが強い。

保存方法

夏は冷蔵庫へ。冷凍するときはすりおろしてラップに包んで冷凍。

風邪のひきはじめには生姜湯を
ショウガ とネギを刻み、お湯かほうじ茶を注ぎます。醤油を一滴たらしたショウガ湯は、風邪のひきはじめに飲むといいでしょう。
簡単手作り生姜シロップ
薄切り ショウガと砂糖を鍋に入れて、数分間煮つめます。できあがったシロップはそのまま飲んでもお茶に入れても体を温めてくれます。
乾燥させてショウガ チップに
皮付きのまま薄切りにして乾燥させます。煮物やスープに入れて使う。干し ショウガ は、体をじわじわ温める効果。

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わさび

殺菌・抗菌や食欲増進に効果的

わさび
わさび

意外にビタミンCが豊富

わさび は、日本原産の香味野菜で、多くは薬味として利用されています。根、茎、葉のすべてに特有の香りと辛みがあります。そばには欠かせない薬味です。

根茎の部分には特に強い辛みがあって、すりおろしてそのまま薬味として食べられ、葉や茎の部分は、おひたしや和えもの、漬けものにして食べられます。

わさび には、食物繊維やカリウム、カルシウム、そしていくつかのビタミン類が含まれています。

なかでもビタミンCの含有量が多く、100グラム中の含有量ではレモン果汁にも劣らないほど豊富だといいます。

しかし、一度に使う量が少ないため、栄養素よりも辛み成分の薬効のほうが優れているという特徴があります。

辛み成分に殺菌作用がある

わさび の 有効成分 は、アリルイソチオシアネートという、ツンとした辛みの主成分です。辛み成分のもとは、からし油配糖体のシニグリンです。

すりおろすと、ミロシナーゼという酵素によって分解され、アリルイソチオシアネートなどいくつかの物質に分かれて辛みが生じます。

アリルイソチオシアネートには、強い殺菌作用や抗カビ作用があります。大腸菌やサルモネラ菌、黄色ブドウ球菌といった多くの菌の増殖を抑えたり、カビの生育を抑える力があることがわかっています。

また、魚介類などに寄生することで知られるアニサキスという寄生虫の活動を鈍らせるはたらきもあります。

これらの効果は、わさびをおろすときのおろし金の目が細かいほど多くの細胞が空気に触れるので、香りも辛みも強くなって、抗菌・殺菌効果が増加します。

胃・十二指腸潰瘍、心臓病を防ぐ

わさびの辛み成分には、過剰な胃酸の分泌を調整して、胃潰瘍・十二指腸潰瘍を防ぐはたらきがあることがわかっています。辛みの適度な刺激作用が食欲を増進し、唾液の分泌やジアスターゼの活性を増加させて、消化を促します。

また、心臓の負担を減らして血流を良くする作用があって、心臓病を防ぐのにも役立ちます。

わさび にプラスすると効果的な食材

わさびと次の食材の食べ合わせで、それぞれの健康への効果に期待できます。

食べ方のポイント

わさび は繊維が多く組織がきめ細かいので、目の細かいおろし金で素早くすりおろすほうが、辛みが出て効果的です。
また、辛み成分は揮発性が大きくて分解が早く、加熱や時間の経過によって辛みが損失するので、食べる直前にすりおろしましょう。

ガンを防ぐ食材「わさび」

ほたて

ほたて

ほたて と一緒に食べると効果アップの食材や ほたて の食べ合わせ 効能 効果 栄養などについて紹介しています。ほたて の旬や保存方法などの情報も。

ほたて
ほたて

豊富に含まれるタウリン

ほたて は、肝機能を高めたり、高血圧を防ぐ作用があります。ほたて にはタウリンという遊離アミノ酸が豊富に含まれているのですが、胆汁の分泌を促進させ肝臓の解毒作用に働きます。

アルコールの分解速度を速め、弱った肝機能を高め、肝臓の解毒機能を強化するので、二日酔いの症状を緩和するのにも効果的です。

ほたて  にはタウリンという遊離アミノ酸が豊富に含まれているのですが、胆汁の分泌を促進させ肝臓の解毒作用に働きます。

アルコールの分解速度を速め、弱った肝機能を高め、肝臓の解毒機能を強化するので、二日酔いの症状を緩和するのにも効果的です。

タウリンにはコレステロールを抑制する働きがあって、悪玉コレステール値を低下させます。血圧の降下にも貢献して、動脈硬化の予防にとても役立ちます。

さらに、目の網膜に働き、眼精疲労の回復や視力低下の防止に効果があるといわれています。子供の視神経の発達にも必要な栄養素です。

旨み成分アミノ酸のはたらき

ほたて には、タウリンのほかにもコハク酸やグリシン、アラニン、グルタミン酸、イノシン酸、アスパラギン酸など、さまざまなアミノ酸が含まれています。

これらのアミノ酸は、 ほたて 特有の旨みを生み出している成分です。

核酸の一種であるイノシン酸は、細胞の再生を促す働きにたけていて、滋養強壮、老化防止に力を発揮します。

美肌やアンチエイジングなどの効能が多く、女性は特に積極的に摂りたい栄養素です。

貧血や冷え症の改善、疲労回復に有効

ほたて貝 には、増血作用がある鉄分や、悪性貧血を予防するビタミンB12、葉酸のほか、味覚障害を予防する亜鉛などの栄養成分も含まれています。

貧血や冷え症、頭痛、めまい、動悸などの改善に役立ちます。また、体を潤す機能があって、胃腸にもやさしいといわれています。

ただ、タンパク質が豊富なので、腎機能に障害がある人は摂取を控えめにしたほうがよいでしょう。

食べ合わせ

ほたては、貝類の一種であり、豊富なタンパク質やミネラルを含んでいます。その独特の甘みと食感から、さまざまな料理に使われます。たての食べ合わせの例を紹介します。

  1. バター焼き: ほたてはバターで焼いたり、グリルしたりすると美味しいです。バターのコクとほたての甘みが相性抜群です。
  2. ガーリックバター炒め: ほたてをガーリックとバターで炒めると、香ばしくて美味しい料理になります。にんにくの風味がほたての旨みを引き立てます。
  3. シンプルな塩焼き: ほたては塩や胡椒でシンプルに味付けして焼くだけでも美味しいです。ほたての風味を楽しむことができます。
  4. 和風煮物: ほたてを醤油やみりんなどの和風の調味料で煮ると、風味豊かな和風煮物になります。他の具材と一緒に煮ることで、味がより深みを増します。
  5. パスタ: ほたてを使ったパスタ料理も人気があります。クリームソースやトマトソース、オリーブオイルベースのソースなど、さまざまなソースと相性が良いです。
  6. サラダ: 生のほたてをサラダに加えると、爽やかな一品になります。生野菜との相性が良く、軽やかな食事になります。
  7. : ほたては鍋料理にもよく使われます。特に豆乳鍋や水炊きなど、あっさりとしたスープに合います。

ほたては非常に多彩な料理に使われることから、その食べ合わせも幅広いです。お好みや料理のテーマに応じて、ほたてを使った新しい料理を試してみるのも良いでしょう。

プラスすると効果的な食材

ほたて貝 と次の食材の食べ合わせで、それぞれの健康への効果に期待できます。

食べ方のポイント

殻つきの ほたて貝 の場合は、触れると素早く貝を閉じるものが新鮮な証拠です。冷蔵庫に入れて早めに調理しましょう。毒をもっているものもあるので、貝柱とヒモ以外は食べないようにします。

ほたて の旨みを活かすには、味つけをできる限り、シンプルにするとよいです。

選び方

口がわずかに開いてて、さわると、反応して閉じるものは新鮮。むき身は、ふっくらとしててつやと弾力があり、透明感があるものを選びます。

保存法

むき身は酒をふってから密閉容器に入れ、冷蔵庫で保存します。