ハチミツ

即効性のある疲労回復効果

ハチミツ は、腸を潤す効果が高く、乾燥が原因の便秘に効果的です。弱っている脾と胃の働きを補って食欲不振、胃痛、腹痛を緩和します。

ハチミツ
ハチミツ

ハチミツ の特徴的な栄養素は、100 g あたり、炭水化物 79.7 g ビタミンC 3 mg 鉄  0.8 mg ビタミンB 1 0.01 mg ビタミンB2 0.02 mg 。

ミツバチが花から集めた蜜です。 ハチミツ の主成分は糖分で、果糖とブドウ糖から成ります。これらは単糖類なので、ほかの糖類のように代謝にビタミンB の助けを必要としません。

レモンのはちみつ漬けが疲労回復におすすめです。レモンのビタミンCと酢酸、はちみつのビタミンB1、B2が疲労を解消してくれます。

すぐに体内で消化吸収されてエネルギーになるので、疲労回復に即効性があります。

ハチミツ に含まれるイソマルトオリゴ糖の働きにより、腸内でビフィズス菌などの善玉菌を増やして整腸作用を発揮し、便秘にも下痢にも効果的です。さらに赤痢菌など病原菌を殺す作用も発揮されます。

すべすべの美肌を作り、クレオパトラも愛用

ハチミツ にはさらに、抗ストレスビタミンと呼ばれるパントテン酸が多く、怒りっぽくなったり夜、眠れないなどの症状に悩む人に効果があります。

また増血効果のあ6る鉄分や葉酸、口内炎や皮膚炎の改善に働くビタミンB6に富んでいます。そのほかビタミンB1、B2、C 、K などを含んでいるので、美容効果は抜群です。

口-セルゼリーは不老長寿の妙薬

ハチミツ は古来より不老長寿の食品として知られています。気道を潤し呼吸を調える作用や、皮膚や腸管を潤す滋潤作用、強壮作用などがあり、胃腸機能の減退も助けます。

小さじ1杯の ハチミツ をお湯にといて毎日飲んでいると胃・十二指腸潰瘍の治癒を早めます。

また消化管の緊張を緩める作用もあり、胃痛や腹痛を止める効果も発揮します。ローヤルゼリーは中国では「王乳」と呼ばれています。女王蜂に働き蜂の40倍もの寿命を与える力があるため、寿命をのばす効力があるといわれます。滋養、強壮、美肌効果があり、低血圧、貧血、更年期障害、便秘の人にも最適です。

ハチミツ にプラスすると効果的な食材

選び方

水飴などが添加されていない100%純正のはちみつで可能であれば国産品が望ましい。花の種類によって風味や味が異なるため、好みのものを選ぶ。

保存方法

直射日光の当たらない涼しい場所に保管し、虫などが入らないようにふたをきちんと閉める。
はちみつ (抗酸化作用が強力な天然甘味料) の代表的な 4 つの効能 | パワー

注意

1歳未満の赤ちゃんには食べさせてはいけません。ボツリヌス菌が入っていることがあり、1歳未満は中毒を起こす可能性があります。

みそ

健康のために欠かせない長寿食

みそ
みそ

みそ は、蒸した豆にこうじとを加えて発酵させます。使用するこうじの種類で、米みそ、豆みそに分かれます。米みそはさらに塩分濃度によって甘みそ、辛みそに分類されます。

消化吸収がよく、整腸作用に長けている

みそ は蒸した大豆に麹と塩を加えて発酵熱成させたもので、麹の種類によって、米味噌、麦味噌、豆味噌の3つに大別されます。

原料の大豆は良質のたんばく質を40 % も含んでいますが、その加工品である みそ が優秀なのは、発酵過程で酵素の働きにより、たんぱく質がぺプタイドやアミノ酸に分解され、消化吸収されやすくなっている点です。

また発酵熟成の過程で、大豆にはほとんど含まれないビタミン類が生成され、新陳代謝の促進に働きます。また麹菌が生産する麹酸は老化を防止する効果があります。

成人病や老化を防ぎ、頭脳を強化する

みそ は熟成してから加熱処理をしないので、たくさんの微生物が生きて活動しています。これら菌類が体内で有効に働き、バランスのとれた健康体をつくる手助けをしてくれます。

また みそ には、原料の大豆がもつ栄養がたっぶり含まれ、発酵過程で生まれた物質と相まって、数々の機能を発揮します。

リノール酸やサポニン、レシチンはコレステロールを洗い流し、ACE 阻害ぺプタイドと協力して高血圧や心臓病など成人病を防いでくれます。

動物実験で、血圧降下作用も認められています。ビタミンE やレシチン、イソフラボンなどが抗酸化作用を発揮し、脳卒中を防ぎながら脳を活性化し、老化を防ぎます。

塩分の多い みそ が槍玉にあげられたことがありましたが、その後の研究で、逆に味噌汁を毎日飲んでいる人は、飲まない人に比べて圧倒的に胃ガンの死亡率が少なく、マウスを使った実験でも肝臓ガンの発生を抑制することが分かり、味噌に含まれるゲネスチンなどイソフラボン類の抗ガン作用が注目されています。

みそ にプラスすると効果的な食材

味噌の驚くべき著効
https://useful-m.com/bean-p/

 

納豆

胃腸などの消化器に有効で血栓を防ぐ

納豆
納豆

納豆 は、大豆を納豆菌によって発酵させた大豆加工食品です。

特徴的な栄養素は、100gあたり、たんぱく質 16.5g、カリウム 660mg 、カルシウム 90mg、カルシウム 90mg、鉄 3.3mg、ビタミンB2 0.56mg。

納豆菌にはすぐれた整腸作用

納豆 は、煮た大豆に納豆菌を植えつけて発酵させたもので、消化されにくい大豆も納豆にするとぐんと消化がよくなります。納豆菌の繁殖によって消化酵素が分泌されるため、消化吸収を促進するのです。

また ごぼう の2倍も含まれる食物繊維も手伝って、すぐれた整腸作用を発揮します。毎日納豆を食べれば、胃腸の働きが高まり、下痢や便秘の予防になります。

またガスがたまっておなかが張り苦しかったり、胃が痛んだときなどに効果をあらわします。

また、最近では納豆には腸内で異常発酵を抑制する働きがあり、ガンの発生に対しても抑止力があることが報告されています。

納豆にかけるならどれ?

ねばねば成分とビタミンB2で元気いっぱい

納豆菌の働きでビタミンB群も豊富になり、アミノ酸配合のよいたんばく質とともに、体力・気力を充実させてくれます。なかでもビタミンB2は大豆の2倍にも増えてきます。

美容のビタミンともいわれるB2は、肌や粘膜を保護する働きがあり、肌をつやつやにしてくれます。

ネバネバの糸は、ムチンと呼ばれる物質でたんばく質をむだなく活用する働きがあり、胃に入ると胃の粘膜を保護し、悪酔防止にも働きます。

ムチンが胃壁を保護し、アミノ酸とビタミンB群がアルコールを分解して、肝臓をアルコールから守ってくれます。

最近注目されているのがナットウキナーゼという酵素で、血栓を溶かす作用にすぐれ、脳血栓や心筋棟塞などの予防に働くことが解明されました。

さらに骨を丈夫にするカルシウム、成人病を予防するサポニン、脳を活性化し、老化を防止するレシチンなども豊富に含まれています。

納豆 にプラスすると効果的な食材

選び方

製造年月日の新しいものを選びます。粒の大小はお好みで。

保存法

冷蔵が基本。消費期限を過ぎてしまう場合は、 納豆 が乾燥しないようにラップに包んで保存。

納豆関連ページ:
納豆の7つの食効 | パワー