のり と一緒に食べると効果アップの食材や のり の食べ合わせ 効能 効果 栄養などについて紹介しています。のり の旬や保存方法などの情報も。
海苔 ( のり ) 肌の色素沈着予防、血圧降下にも効果
のり 豊富なβ-カロテンの抗酸化作用により動脈硬化、生活習慣病の予防に役立ちます。腫瘍などの改善にも有効で咳や痰も鎮めます。
また、のりに含まれる多糖類は高脂血症や動脈硬化を予防し、心筋の収縮力を高める効果があります。
特徴的な栄養素は、100gあたりカルシウム 140mg、ビタミンC 140mg、ビタミンA(β-カロテン)43000マイクログラム、鉄 10.7mg、カリウム 3100mg、ビタミンB1 1.21mg。
大豆にも負けないたんぱく質
のり には、ほかの海藻類と同じように、ミネラルやビタミン、食物繊維が豊富に含まれています。
骨や歯を強くし、精神安定効果の高いカルシウム、体にできる固まりやしこり、甲状腺腫などの障害を改善し、成長機能の促進にも働くヨード、便通をよくし、悪玉コレステロールを除去して動脈硬化などを防ぐ食物繊維などが、たっぷり含まれているのです。
また、利尿作用のぁるカリウムを豊富に含み、むくみや小便が出にくい症状に効果的です。体のもとをつくり、健全な発育に重要な役割を果たすたんばく質はなんと35% も含まれ、ほぼ大豆に匹敵する量です。
豊富なビタミンがシミ、ソバカスを予防
ビタミンA やB1、B2、C を多量に含み、ビタミンの含有量は海藻中でトップクラスです。なかでもビタミンAが多く、干しのり2枚でウナギのかば焼き1串分に相当します。
ビタミンAやCは活性酸素の除去作用があり、皮膚に潤いを与え、シミやソバカスの原因であるメラニン色素の沈着を防いでくれます。
体力消耗を防ぎ、コレステロール値を下げる
ほかの食品にあまりないビタミンBを多量に含んでいます。これが不足すると体力や精力が落ちたり、貧血を起こしたりします。
のり を食べていると夏の暑さがしのげ、体力の消耗を防ぐといわれるのもこのためです。
のりをあぶると緑色が冴えてきますが、これは葉緑素が含まれているからです。葉緑素には粘膜のただれを治し、コレステロール値を下げ、口臭を消す働き、血流を促す増血作用などがあります。
また繊維質のポルフィオシンには、抗潰瘍作用や、抗菌作用があります。
青のりにはタバコのニコチンを浄化させる効果もあります。ヘビースモーカーは禁煙までの間、青のりをたっぷり食べると体への害を減らすことができます。
食べ合わせ
のり は、ご飯のお供として定番の食材ですが、実は様々な食材と相性が良いご存知ですか?ここでは、のり の意外な食べ合わせをご紹介します。
- 納豆 納豆のネバネバと海苔の磯の香りが絶妙な組み合わせです。
- 卵焼き 卵焼きに海苔を巻いて食べると、卵の甘みと海苔の塩味がマッチします。
- チーズ チーズと のり の組み合わせは意外かもしれませんが、意外と相性が良いのです。クリームチーズやモッツァレラチーズなどがおすすめです。
- 豆腐 豆腐にのりを巻いて食べると、豆腐の淡白な味わいにのりの風味が加わって、より美味しくいただけます。
- アボカド アボカドとのりの組み合わせは、クリーミーなアボカドの味わいに のり の塩味がアクセントになります。
- ヨーグルト ヨーグルトに のり を混ぜて食べると、ヨーグルトの酸味と のり の風味が合わさって、ヘルシーなデザートになります。
- アイスクリーム アイスクリームに のり を添えて食べると、アイスクリームの甘味と のり の塩味が絶妙な組み合わせです。
のり は、ご飯のお供だけでなく、様々な食材と組み合わせて楽しむことができます。ぜひ、色々な食べ合わせを試してみてください。
上記以外にも、海苔と相性の良い食材はたくさんあります。例えば、
のり は、和食だけでなく、洋食や中華など、様々な料理に活用できます。ぜひ、海苔の新しい食べ合わせを見つけてみてください。
のり にプラスすると効果的な食材
- キャベツ 、 クレソン 、 さやいんげん 、 大根 、 ラディッシュ ▶リンパ種、甲状腺肥大を改善する
- アスパラガス 、 キュウリ 、 ほうれん草 、 アサリ 、 ほたて貝 ▶高血圧、動脈硬化、血栓症の予防
- キュウリ 、 たまねぎ 、 豆もやし 、 酢 ▶シミ、ソバカスを取りのぞく
- 明日葉 、 アスパラガス 、 ニラ 、 アボカド 、 トウモロコシ ▶体力、精力の衰えや貧血を防ぐ
選び方
つやがあり、ややあおみがかかった黒紫色のものが良品。形がきれいな四角で厚さにムラがなく穴が開いていないもの。
保存方法
開封後は感や密閉できる袋に乾燥剤と一緒に入れ、直射日光の当たらない低温の場所に置き、早めに食べる。
焼くときは裏面を焼く
のり にも裏表があります。触ってみてなめらかなほうが表。すのこの跡があってざらっとしてのが裏です。焼くときは、裏面を弱火に当てるようにします。
焼き海苔を作る際に「裏面」を焼く理由は、品質を保ち、風味や食感を最適にするためです。
海苔の「裏面」を焼くのは、風味を引き出し、調理に適した状態にするための伝統的な技法です。このプロセスには、以下のような理由があります。
風味の引き出し
- 風味の向上: 海苔の「裏面」を焼くと、香りや風味が強くなります。これは、焼くことで海苔の持つ自然な香ばしさが引き出されるためです。特に、「裏面」は「表面」よりも均一に焼きやすいため、全体に均一な風味をもたらします。
2. 食感の改善
- 食感の向上: 焼き海苔は、焼くことでパリッとした食感が生まれます。「裏面」を焼くことで、全体が均一に乾燥し、適度な硬さと食感を得られます。これにより、口当たりが良くなり、料理への使用がしやすくなります。
3. 品質の維持
- 均一な品質: 「裏面」を焼くと、海苔全体が均一に乾燥します。これにより、保存性が高まり、湿気を含みにくくなるため、長期保存が可能です。また、焼きムラを防ぐことで、品質が安定します。
4. 外観と用途の最適化
- 調理適性: 「表面」は「裏面」よりも見た目が滑らかで、つやがあり、手巻き寿司やおにぎりに使用する際の見た目が良くなります。「裏面」を焼くことで、「表面」のつややかさが保たれ、料理の見た目も美しくなります。
5. 焼き方の注意点
- 裏面の特性: 海苔の「裏面」は「表面」よりも少し粗い構造を持っています。焼く際にこの粗い構造の部分を焼くことで、熱の均一な伝わり方が期待できます。また、「裏面」を焼くことで、「表面」のつややかさや見た目の良さが保たれます。
実際の焼き方
- 準備: 海苔の「裏面」を確認し、「表面」と区別します。「裏面」は一般的に少し粗く、「表面」は滑らかで光沢があります。
- 焼く: 直火やグリルで「裏面」をさっと焼きます。焦げないように注意しながら、均一に焼き色がつくまで数秒程度焼きます。
- 冷ます: 焼き終わったら、しばらく冷まし、完全に乾燥させます。
海苔の表裏の違い
- 「表面」: 光沢があり、滑らか。手巻き寿司やおにぎりの外側に使うことが多い。
- 「裏面」: 少し粗い構造。香ばしさを引き出すために焼く側として使用。
まとめ
- 風味と香り: 「裏面」を焼くことで、香りや風味が引き出され、調理適性が高まります。
- 食感: パリッとした食感が生まれ、料理に適した食感になります。
- 品質: 全体が均一に乾燥し、保存性や品質が向上します。