納豆

胃腸などの消化器に有効で血栓を防ぐ

納豆
納豆

大豆を納豆菌によって発酵させた大豆加工食品です。特徴的な栄養素は、100gあたり、たんぱく質 16.5g、カリウム 660mg 、カルシウム 90mg、カルシウム 90mg、鉄 3.3mg、ビタミンB2 0.56mg。

納豆菌にはすぐれた整腸作用

納豆は、煮た大豆に納豆菌を植えつけて発酵させたもので、消化されにくい大豆も納豆にするとぐんと消化がよくなります。納豆菌の繁殖によって消化酵素が分泌されるため、消化吸収を促進するのです。

またごぼうの2倍も含まれる食物繊維も手伝って、すぐれた整腸作用を発揮します。毎日納豆を食べれば、胃腸の働きが高まり、下痢や便秘の予防になります。

またガスがたまっておなかが張り苦しかったり、胃が痛んだときなどに効果をあらわします。また、最近では納豆には腸内で異常発酵を抑制する働きがあり、ガンの発生に対しても抑止力があることが報告されています。

ねばねば成分とビタミンB2で元気いっぱい

納豆菌の働きでビタミンB群も豊富になり、アミノ酸配合のよいたんばく質とともに、体力・気力を充実させてくれます。なかでもビタミンB2は大豆の2倍にも増えてきます。

美容のビタミンともいわれるB2は、肌や粘膜を保護する働きがあり、肌をつやつやにしてくれます。ネバネバの糸は、ムチンと呼ばれる物質でたんばく質をむだなく活用する働きがあり、胃に入ると胃の粘膜を保護し、悪酔防止にも働きます。

ムチンが胃壁を保護し、アミノ酸とビタミンB群がアルコールを分解して、肝臓をアルコールから守ってくれます。最近注目されているのがナットウキナーゼという酵素で、血栓を溶かす作用にすぐれ、脳血栓や心筋棟塞などの予防に働くことが解明されました。さらに骨を丈夫にするカルシウム、成人病を予防するサポニン、脳を活性化し、老化を防止するレシチンなども豊富に含まれています。

納豆にプラスすると効果的な食材

選び方

製造年月日の新しいものを選びます。粒の大小はお好みで。

保存法

冷蔵が基本。消費期限を過ぎてしまう場合は、納豆が乾燥しないようにラップに包んで保存。

納豆関連ページ:
納豆の7つの食効 | パワー

黒豆

視力の改善や滋養強壮に

黒豆
黒豆

黒豆(くろまめ)は、ダイズの品種のひとつです。黒大豆(くろだいず)、ぶどう豆とも呼ばれます。

特徴的な栄養素は、100gあたり、たんぱく質 35.3g、脂質 19.0g、カルシウム 240mg、鉄 9.4mg。

黒は薬膳では元気の源である腎の色され、黒豆は代表的な食材のひとつです。栄養素は、大豆とほぼ同じです。

黒色はアントシアニンという天然色素で、眼精疲労の回復や視力アップに効果があります。胃腸の機能を高め、尿の出をよくして体の余分な水分を排出する作用があるためむくみの解消作用があります。

高たんぱく質で栄養豊富なため滋養強壮に有効です。

黒豆にプラスすると効果的な食材

  • 豚肉▶腎の働きを向上し、むくみを改善
  • 干しブドウ、黒砂糖▶貧血予防

むくみの解消

豚肉と黒豆を一緒に煮ると、どちらも腎の働きを改善する食材で、豚肉はさらに黒豆の利尿作用を高めるので効果的です。豚肉はわずかでOKです。

選び方

色つやがよく、黒光りしたものを。皮に張りがあり、粒が揃っているものを選びます。

保存法

豆は湿気に弱いので、通気性の高いビニールなどに入れると豆がむれる場合があるので、紙袋に入れて冷暗所で保存します。

 

大豆

健脳、成人病予防の特効薬

ダイズ
ダイズ

特徴的な栄養素は、100gあたり、たんぱく質 35.3g、炭水化物 28.2g、脂質 19.0g、食物繊維 17.1g、カルシウム 240mg、鉄 9.4mg。

大豆は脾を養い、胃腸の機能を助け、腸を整える食材です。

肉や魚に負けない良質のたんぱく質

大豆が「畑の肉」と呼ばれるのは、肉や魚に劣らない良質のたんばく質と脂肪を豊富に含んでいるからです。
たんばく質の含有量は、豆類のなかで最高。しかもアミノ酸配合のよい良質のものです。脂肪もコレステロール値を下げるリノール酸が大半を占めています。そのほかビタミンB群やE、食物繊維、カルシウムなどのミネラル、レシチン、サポニン、コリンといった体にすぐれた機能性の栄養分を含みます。

成人病予防の有効成分がたっぷり

リン脂質のレシチンや、サポニン、ビタミンE 、リノール酸には、コレステロールを洗い流す作用があり、高血圧や動脈硬化、心臓病など成人病を予防するのに働きます。

食物繊維にもコレステロールを排泄する作用や血糖値を安定させる作用があります。また、植物ステロールは、コレステロールの吸収を10〜20% も阻害し、動脈硬化を防いでくれます。さらに大豆には、血管を拡張して血圧を下げたり、血管の小さな傷を治す働きのあるプロスタグランジンという物質も含まれています。

このように、血管を丈夫にして成人病を防ぐ、二重三重の鉄のガードが存在するのです。

頭をよくし、若々しさを保つ

レシチンはまた、利尿作用があるほか、脳の働きをよくすることでも知られ、記憶力や学習能力を高め、脳の老化やボケを予防してくれます。

ビタミンB にも脳を活性化する働きがあり、これに老化防止ビタミンといわれるビタミンE 、脂肪の蓄積を防いで老化防止に役立つサポニンが加わって、体や脳を若々しく保ってくれます。さらに水溶性ビタミンのコリンは肝臓中の脂肪を排泄する作用があり、脂肪肝の予防に有効です。

大豆の効果をアップさせる食材

選び方

つやつやとしていてふっくらしたものを選ぶ。

保存方法

直射日光を避け、紙袋に入れて通気性のよい暗所で保存。

豆腐

消化いのいいダイエット食

とうふ
とうふ

特徴的な栄養素は、100gあたり、たんぱく質 6.6g(木綿)、4.9g(絹ごし)、カリウム 140mg(木綿)、150mg(絹ごし)、カリウム 120mg(木綿)、150mg(絹ごし)。

体内にもった熱を取り、体を潤す豆腐。大豆よりも消化吸収に優れています。

大豆よりも消化化吸収にすぐれる

豆腐は原料の大豆と、発揮する薬効はほぼ同じで、動脈硬化や心臓病、糖尿病などの成人病予防、健脳、老化防止には欠かせない食品です。

豆腐は水分が90% を占めているので、大豆に比べて糖質は減少しますが、その分たんばく質、脂肪とも消化されやすい形になっています。つまり、大豆よりも消化吸収にすぐれているのが特徴です。

木綿はカルシウムが多く、損ごしはカリウムが多い

ただ豆腐は種類によって、成分がかなり異なります。木綿豆腐は押し固めて漉して作るので、たんばく質やカルシウム、鉄分などのミネラルが多く含まれています。綿ごし豆腐は漉さずに全体を固めるので、水溶性のカリウムや、ビタミンB が多く含まれています。

ただ最近出回っている豆腐は、輸入ものの大豆を使ったものが多く、昔のような効果は期待できなくなりました。大豆油を搾った後の脱脂大豆で作っているため味も落ち、ビタミンE やレシチンの畳も減っているからです。

気を増し、胃腸の熟を取る

薬効は大豆に準ずると書きましたが、長い経験により豆腐には独自の薬効があることが確認されてきました。

たとえば、豆腐には胃腸を丈夫にしかつ胃腸の炎症を取る作用があり、下痢が止まらないときに、豆腐を酢で煮て食べると効果があります。また、体液の生成を助け、肌や髪に潤いをもたらす作用、解毒を促進する作用、口の渇きを訴える糖尿病の改善などのほか、目が充血して痛いものを治し、気管支炎やぜん息などの咳や疾を取りのぞく効能があります。

豆腐にプラスすると効果がアップする食材

選び方

製造年月日の新しいものを。絹ごしよりも木綿のほうがカルシウムが多く、栄養に優れている。

保存方法

パック入りの豆腐はそのまま保存せず密閉容器に移し替え、かぶるぐらいの水を入れて冷蔵庫へ。

あずき

むくみ、疲労回復の特効薬

あずき
あずき

代表的な栄養素は、100g中、炭水化物 58.7g、たんぱく質 20.3g、食物繊維 17.8g、カリウム 1500mg、ビタミンB1 0.45mg。

赤飯やあずきご飯は疲労回復食

あずきの主成分は、糖質(でんぷん)とたんぱく質ですが、ビタミンB1やB2、カルシウム、鉄分、食物繊維も豊富な機能性食品です。

なかでもビタミンB1と食物繊維が多いのが特徴です。ビタミンB1には、糖質を分解してエネルギーに変える働きがあり、乳酸が体にたまるのを防いで疲労回復に貢献します。

ビタミンB1が多く含まれる食品はこちら。

昔は、日本にはあずきを定期的に食べる習慣がありましたが、これは不足しがちなたんぱく質やビタミンCを補給してたまった疲れをとりのぞき、繊維質で便秘を解消して胃腸を健やかにするという生活の知恵でした。

優れた利尿作用があらゆるむくみを解消する

あずきは強力な利尿作用があります。これは豊富に含まれるカリウムと外皮や豆の部分に含まれるサポニンによるものです。

カリウムは余分な塩分や老廃物を排泄し水分代謝を改善します。これが心臓病や腎臓病、脚気などによるむくみを取り除きます。

また、サポニンは血液中の脂肪を洗い流して血液をさらさらにし、抗酸化作用により細胞のダメージを減らす働きがあります。そこで糖尿病や高血圧などの成人病を予防し、細胞の活性化を図り老化防止効果を発揮します。

あずきにプラスすると効果的な食材