アロエ

アロエは、古くから世界で利用されてきた薬草

アロエ
アロエ

アロエは家庭の万能薬

アロエは、医者いらずと例えられるほど、さまざまな症状に効能・効果をもち、は、昔から世界の国々で親しまれ、薬草として利用されてきたといいます。

現代医学の主流の今となってもさまざまなアロエの研究が行われています。

気候に適しているということもあり、日本ではキダチアロエやアロエベラがポピュラーで、健康や美容のために利用されています。

アロエのおもな摂取方法には、直接食べる方法と肌に塗る方法があります。アロエの成分は粘膜に浸透しやすい特徴があるので、食べるとすぐに胃腸の粘膜から体内に吸収されます。

外用に使っても、すぐに皮膚に馴染みます。どちらの方法でも効果に期待できます。特にやけどには昔から薬以上の効果があると言われています。

アロエベラはジュースやお茶、お酒に使われたり、粉末やシロップ漬けの状態で販売されてもいます。皮をむくと、透明でゼリー質の中身が出てきますが、苦味がほとんど無くなるので食べやすくなります。

キダチアロエのほうが苦味が強いのですが、やけど、切り傷、虫さされなどの応急処置に便利です。

肌につける場合には、アロエのしぼり汁や湿布などの方法、美容にはアロエの化粧水などがあり、その他にもアロエ風呂といった利用方法もあります。

苦味成分が便秘を改善する

アロエには緩下作用があることが知られていて、便秘の改善に効果的です。これは、アロエの葉を切ったときに出てくる黄色っぽくて苦い汁によるもので、アロインやアロエエモジンという成分が大腸に刺激を与えます。

ただし、摂取する量が多すぎると下痢を起こす可能性もあるので、最初から大量に摂取するのではなく、少しずつにして、自分に合った量を見つけていくのが良いでしょう。

アロイン・アロエエモジンには、健胃作用もあります。

炎症を鎮め、ガンの抑制などにもはたらく

アロエの皮をむくと現れるゼリー質の中には、ムコ多糖体が多く含まれていて、これには抗炎症作用があります。

炎症を起こす物質を分解して、症状を緩和してくれます。のどの腫れや痛み、神経痛、リウマチの炎症などを鎮静させるのに効果的です。

ゼリー状の部分に含まれているムコ多糖体には、ガン細胞の増殖を抑えるはたらきもあります。抗腫瘍や抗潰瘍のはたらきをもつアロミチンが含まれているし、そのほかにも、ガン化に対しての抵抗力を高めたり、発ガン物質を排泄したりする成分も含まれていて、ガンを抑制します。

また、肝機能を改善させたり、血圧を降下させたり、皮膚の老化を防止したりなど、さまざまなはたらきがあります。

アロエの詳しい効能、効果については、こちら。

アロエにプラスすると効果的な食材

アロエと次の食材の食べ合わせで、それぞれの健康への効果に期待できます。

食べ方のポイント

生のアロエを食べるには、トゲを取ったり、必要に応じて皮をむいたり、すりおろしたりと、手間がかかります。

そこで、毎日作るのは面倒だからと、まとめてたくさん作り置きするのは良くありません。アロエの成分が変質し効果が薄くなったりするので、食べる直前に作るのがおすすめです。

アロエの原液(アロエを育てなくてもアロエの効能、効果を手軽に体感できます)

無添加のアロエ絞り汁。無農薬、無添加という高品質なアロエの原液です。アロエのさまざまな効能、効果を利用してみたいと思っていてもアロエを育てるのにはハードルが高すぎる…という人にはおすすめです。

アロエ本舗の「完熟アロエまるごと純しぼり」は純度100%無添加の原液(ジュース)

トウガラシ

血行を促進、胃腸のはたらきを高める

唐辛子
唐辛子

辛み成分が体をあたためる

トウガラシといえば、カプサイシンという辛み成分が含まれていることが知られています。

特に種の近くにはカプサイシンが多く含まれているとされていて、この含有量が多いか少ないかで個々の辛みが異なるといいます。

香辛料の中でも体をあたためる作用が強いのが、このトウガラシです。体全体の血行を良くしてくれるので、体が芯からあたたまって、発汗が盛んになります。

カプサイシンがエネルギー代謝を活発にすることによって体温が上昇し、発汗が促されるのです。トウガラシを食べると体が熱くなって汗をかきやすくなるのは、カプサイシンのはたらきによるものです。冷え性や肩こり、しもやけなどにも効き目をあらわします。

エネルギーの代謝を活発にさせるのは体脂肪の分解を促進するアドレナリンというホルモンで、効率良く脂肪を燃焼させることができるので、その結果、ダイエットにも効果的です。

体内に入ったカプサイシンは、血液によって全身に運ばれ、脳や脊髄といった中枢神経を刺激します。この刺激が副腎皮質に伝わって、アドレナリンが分泌されます。

動脈硬化、高血圧を防ぐ

末梢血管を広げ血圧を下げるはたらき、動脈硬化の原因となるコレステロールを減少するはたらき、心臓のはたらきを高め血圧の上昇を抑える、腫瘍ができるのを抑えるなどのはたらきもあります。

カプサイシンは、冷えによって起こる消化不良の改善に効果を発揮したり、消化器系にはたらいて食欲を増進させます。

また、胃腸の粘膜を刺激して胃液の分泌を促し、消化を助けて胃腸のはたらきを高めます。胃酸の分泌を調節して、胃潰瘍などの治癒の促進にもはたらくとされています。ただし、摂り過ぎは潰瘍部分を刺激することになるので気をつけましょう。

リウマチなどの痛みを緩和する

トウガラシには天然の強力な鎮痛作用があるとして、昔から用いられています。

リウマチ、関節痛や神経痛、頭痛といった痛みに速く効くといわれています。

鎮痛作用のメカニズムについてははっきりと解明されていないようですが、痛みを軽減させるはたらきがあることは明らかです。

トウガラシ成分の入った外用薬や入浴剤などを使用することで皮膚の温度が上昇し血行が良くなって、症状の緩和に効果をあらわすものと考えられています。

トウガラシにプラスすると効果的な食材

トウガラシと次の食材の食べ合わせで、それぞれの健康への効果に期待できます。

食べ方のポイント

トウガラシにはβ-カロテンが多く含まれているので、油で炒めると吸収が良くなります。また、にんにくと一緒に調理することで血行促進や抗酸化の効果が高くなります。

選び方

生も乾燥品も色が鮮やかで、表面に張りとツヤがあるものが良品。しわが入っているものは味も風味も落ちている。

保存法

とうがらしはポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室へ。乾燥品は、風通しのいい場所で保存。

ショウガ

風邪の症状を緩和、胃腸のはたらきを高める

生姜
生姜

辛味と香りの成分が血行を良くして胃腸を整える

血行を良くしたり、体をあたためる効果があることで知られるしょうがですが、実は栄養的にはそれほど期待できません。

しかしながら、しょうがのもつ香りや辛味の中には、たくさんの効能があります。漢方薬のほぼ全部にショウガが含まれているのは有名な話です。

トウガラシの特徴的な栄養素は、100gあたり、カリウム 270mg、マグネシウム 27mg、カルシウム 12 mg、ビタミンC 2mg。

ショウガの辛み成分には、ジンゲロン、ショウガオール、ジンゲロールがあります。これらは、強い殺菌力をもち、吐き気を抑えたり、食欲を増進したり、胃液の分泌を良くして消化・吸収を助けてくれます。

また、適度な刺激によって血流を良くし、胃腸のほかの内臓の機能も活発にします。新陳代謝を促進させ、発汗作用も高めます。

ショウガの皮のすぐ下には、たくさんの種類の精油が含まれています。これらがショウガのさわやかな香りのもとですが、辛み成分と同様に、健胃作用や解毒作用があります。

風邪を治す、体をあたためる

香り成分のガラノラクトンや辛み成分のジンゲロールには、せきやのどの痛みを緩和する効果があります。

さらに、寒さや冷えで細くなった血管を拡張させるはたらきがあって、血流が良くなり、血行不良による冷え性や関節痛、肩こりなどの改善に役立ちます。血流が良くなると血液がきれいになるので、発汗、排尿が促されて余分なものが体外へ排出されやすくなります。

また、シトラールやジンギベロールという香り成分には消臭作用があって、魚や肉の臭みの成分と結合して、においを抑えるはたらきがあります。

コレステロール値、血圧を下げる

ショウガには、血中コレステロールを減らし、血圧を低下させる効果があることもわかっています。

辛み成分のジンゲロンが脂肪燃焼を促進し、高血圧やメタボリックシンドローム、心臓病といった生活習慣病を予防するのに役立ちます。

ショウガにプラスすると効果的な食材

ショウガと次の食材の食べ合わせで、それぞれの健康への効果に期待できます。

食べ方のポイント

ショウガは、すりおろしてラップで包み冷凍しておけば、品質の劣化を抑えられます。

選び方

皮に傷がなく、つやがあり、肉厚でふっくらしている。切り口が濃い黄色だと香り、辛みが強い。

保存方法

夏は冷蔵庫へ。冷凍するときはすりおろしてラップに包んで冷凍。

風邪のひきはじめには生姜湯を
ショウガとネギを刻み、お湯かほうじ茶を注ぎます。醤油を一滴たらした生姜湯は、風邪のひきはじめに飲むといいでしょう。
簡単手作り生姜シロップ
薄切り生姜と砂糖を鍋に入れて、数分間煮つめます。できあがったシロップはそのまま飲んでもお茶に入れても体を温めてくれます。
乾燥させて生姜チップに
皮付きのまま薄切りにして乾燥させます。煮物やスープに入れて使う。干し生姜は、体をじわじわ温める効果。

冬の冷えには「金時しょうが」を使って便秘を解消 夏のエアコン冷えにも | 便秘は冷えが原因

わさび

殺菌・抗菌や食欲増進に効果的

わさび
わさび

意外にビタミンCが豊富

わさびは、日本原産の香味野菜で、多くは薬味として利用されています。根、茎、葉のすべてに特有の香りと辛みがあります。そばには欠かせない薬味です。

根茎の部分には特に強い辛みがあって、すりおろしてそのまま薬味として食べられ、葉や茎の部分は、おひたしや和えもの、漬けものにして食べられます。

わさびには、食物繊維やカリウム、カルシウム、そしていくつかのビタミン類が含まれています。

なかでもビタミンCの含有量が多く、100グラム中の含有量ではレモン果汁にも劣らないほど豊富だといいます。

しかし、一度に使う量が少ないため、栄養素よりも辛み成分の薬効のほうが優れているという特徴があります。

辛み成分に殺菌作用がある

わさびの有効成分は、アリルイソチオシアネートという、ツンとした辛みの主成分です。辛み成分のもとは、からし油配糖体のシニグリンです。

すりおろすと、ミロシナーゼという酵素によって分解され、アリルイソチオシアネートなどいくつかの物質に分かれて辛みが生じます。

アリルイソチオシアネートには、強い殺菌作用や抗カビ作用があります。大腸菌やサルモネラ菌、黄色ブドウ球菌といった多くの菌の増殖を抑えたり、カビの生育を抑える力があることがわかっています。

また、魚介類などに寄生することで知られるアニサキスという寄生虫の活動を鈍らせるはたらきもあります。

これらの効果は、わさびをおろすときのおろし金の目が細かいほど多くの細胞が空気に触れるので、香りも辛みも強くなって、抗菌・殺菌効果が増加します。

胃・十二指腸潰瘍、心臓病を防ぐ

わさびの辛み成分には、過剰な胃酸の分泌を調整して、胃潰瘍・十二指腸潰瘍を防ぐはたらきがあることがわかっています。辛みの適度な刺激作用が食欲を増進し、唾液の分泌やジアスターゼの活性を増加させて、消化を促します。

また、心臓の負担を減らして血流を良くする作用があって、心臓病を防ぐのにも役立ちます。

わさびにプラスすると効果的な食材

わさびと次の食材の食べ合わせで、それぞれの健康への効果に期待できます。

食べ方のポイント

わさびは繊維が多く組織がきめ細かいので、目の細かいおろし金で素早くすりおろすほうが、辛みが出て効果的です。
また、辛み成分は揮発性が大きくて分解が早く、加熱や時間の経過によって辛みが損失するので、食べる直前にすりおろしましょう。

ガンを防ぐ食材「わさび」

ゆり根

不定愁訴、不眠、イライラを治す

ゆり根
ゆり根

頭痛、痛風の痛みをやわらげる

ゆり根は、いも類とよく似た組成で、野菜としては水分が少なく、ほくほくしていて、ほのかな苦みがあります。

ユリ根は球根のなかでも鱗茎(りんけい)に分類され、玉ねぎにんにくらっきょうの仲間です。

主成分のでんぷんをはじめ、たんぱく質とわずかなビタミン類、無機質を含んでいます。

また、食物繊維を多く含むため、便通をよくします。特有の軽い苦みは、コルヒチンセどのアルカロイドにょるもので、食欲を増進させ、痰の切れをよくする働きをします。

また鎮痛作用や、筋肉のけいれんを抑える作用もあり、頭痛や痛風などの痛みをやわらげてくれます。

咳を止め、呼吸器系を強くする

ゆり根は、煮ると、ネトっとしますが、この粘液成分の正体は、多糖類の一種ユリマンナンです。

ゆり根に含まれるでんぷんとユリマンナンは、口腔や喉、胃腸の粘膜を保護する作用があります。

肺炎や気管を潤し、不足している体液を養う働きがあります。

マウスの実験でもゆり根の煮汁は咳を止める働きがあり、カラ咳や長引いた咳などを治してくれます。

また肺の呼吸量を増やす働きがあるので、ぜん息発作にも効果的で、呼吸器系が弱い人の強壮剤としても有効です。

精神を安定させ不眠を治す

またユリには、精神安定効果があります。更年期障害や自律神経失調症などが原因で不定愁訴のある人、不眠、ヒステリー、イライラなどで悩む人に効力を発揮します。

中国ではノイローゼの一種、百合病( ストレスや大病によっておこる精神衰弱) の特効薬として知られています。

滋養強壮作用もあるので、体力がつき、神経衰弱や精神恍惚などの予防に役立ちます。そのほか、長びいて体が弱った糖尿病や慢性肝炎、肌荒れ、むくみ、鼻血、おできにも効果があります。

ゆり根の効果をさらにアップさせる食材

選び方

紫がかったものは、苦みが強いので、色が白くて外側に傷がないものを選びます。鱗片が大きいものほど、ほくほく感があります。

湿らせたおがくずのんかに入れるか、新聞紙に包んでポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で保存。

メモ: 柿と一緒に食べない

果物のと一緒に食べるのは、悪い組み合わせです。どちらも体を冷やすので腰痛や下痢を引き起こすことがあります。

ふき

胃腸を丈夫にし咳を鎮める

ふき
ふき

体内の老廃物を処理し、体力をつける

ふきは、数少ない日本原産の野菜のひとつで、独特の風味とシャキッとした歯ざわりが持ち味です。

ふきのとうは2月頃に出る若い花茎( つぼみ) で、そのほろ苦さと香りが珍重されています。

「春の料理には苦味を添えよ」という諺がありますが、ふきは冬の間にたまった老廃物を排泄し、体にカツを入れる働きをもっています。

便秘を解消し、高血圧を予防する

ふきには目立った栄養成分はありませんが、食物繊維が多いので、胃腸の働きを高め、消化をよくして便通を促します。

苦味配糖体によるほろ苦さも食欲増進に一役買っています。また、食中毒の予防にもなります。また、カリウムを多く含み、よぶんなナトリウムを排泄してくれます。

食物繊維の悪玉コレステロール除去作用、ケンフェロールなどフラボノイドの血管柔軟作用と協力して、高血圧や動脈硬化に効果を発揮します。

ふきのとうは、咳止めの妙薬

一方、ふきのとうにはカロチン(ビタミンA ) やビタミンB1B2が豊富です。ふきのとうは、昔から咳止めの妙薬として知られていますが、特に痰を伴う込み上げるような咳に効果的です。

ぜいぜいして息苦しいぜん息の治療などにも用いられてきました。さらに心肺機能を準え、五臓の働きをよくし、胸苦しさを除き、痰を消し、目をはっきりさせる効果もあります。

そのほかふきには、血をきれいにする作用、解毒、消炎作用もあります。ふきの代表料理のひとつである青魚とふきの炊き合わせは、魚の毒消しを利用した料理といえます。また、葉や茎の生汁は虫さされ、軽いやけど、切り傷に効きます。

ふきの効果をさらにアップさせる食材

とうがん

水太りでやせたい人には最適野菜

とうがん
とうがん

カロリーはご飯の10分の1

とうがんは、成分の96% が水分で、ビタミンC が多いほかは、ビタミン類、ミネラルもごく少量しか含まれていません。

エネルギーは100 g中13 kcalで、ご飯の10分の1 しかない低カロリー野菜ですから、ダイエットには最適です。水分が多いので腹持ちもいいです。

むくみや水太りをすっきり解消

漢方では、とうがんには、体を冷ます性質があり、利尿、去痰、解熱、解毒などの作用がある、と解説します。

老年の人が多めに食べれば痰の切れがよくなり、咳が止まってきます。妊産婦には乳の出がよくなるようにします。

小児のはしかに応用すれば、解熱効果とともに発疹が出きるようにします。そのほか、腹水、脚気、慢性下痢、むくみ、暑さ負け、魚介類の中毒などに応用されます。

とうがんのすぐれた利尿作用は、古くから腎臓病の治療食に多用され、膀胱炎や糖尿病にも応用されています。

熱をかけて調理すると利尿作用が前面に出て、むくみや、小便の出が悪いときに効果的です。また血尿や肝硬変の腹水などにも有効だといわれています。

とうがんの利尿作用は特に水太りの人に効果的で、夏になると太って体が重苦しくなるという人には最適です。また体脂肪の燃焼を助け、脂肪を減らす働きもあり、長期間食べ続ければ、やせて体が軽くなります。

ただし、冷え性で頻尿の人は、食べすぎるとかえって症状が強くなるので注意が必要です。

暑気あたり、糖尿病に有効

とうがんのもうひとつの強力な作用は、体のよぶんな熱を冷ます働きです。生の搾り汁は熱を冷ます作用にすぐれ、暑気あたりや、発熱して口が渇き冷たいものを欲しがむ人や糖尿病で喉が渇く人などに効果を発揮します。

選び方

ずっしりと重みがあり、完熟しているもの。表面に白い粉がついていれば完熟している。

保存法

丸ごとなら冷暗所で冬まで保存可能。切ったものはラップで包み、冷蔵庫の野菜室で保存。

メモ

とうがんは部位によってさまざまな働きがあります。全ての部位に薬効があるのが特徴です。皮は利尿、種は咳止め、わたはあせもに有効です。昔の中国では、美容クリームの原料にもなっていました。

チコリー

苦味物質が肝機能障害を改善する

チコリー
チコリー

苦味成分に薬効がある

チコリーは、野菜の専門用語で、調理用語ではアンデイープ( フランス名) と呼ばれています。

エンダイブと名前が似ているため、混同されがちですが、別のものです。根株を軟化室に伏せ込み、出てくる軟自の萌芽を食用にするもので、独特の香気のほか、ほろ苦さとほのかな甘味、シャキッとした歯ごたえがあり、サラダにするほか煮ものや妙めものに利用されます。

食欲増進、肝炎、黄癌、利尿に効果がある

薬効があるのは苦味成分と香気成分で、胃腸にゆるやかに働いて、食欲増進と消化促進の作用を発揮します。

総じて香気や苦味のある食べものは消化促進に働き、胃もたれや胸やけを改善する作用があり、薬効の強いものは芳香・苦味健胃剤として利用されています。

チコリーの香気成分はセスキテルペン、苦味物質はラクツシンやシコリインなどで、葉ばかりでなく茎や根にも含まれています。

特にヨーロッパではだいこん状に太くなる根を薬用として使い、利尿、強壮、健胃、浄血などの作用を発揮する民間薬として多用されてきました。

また中国のウイグル地方では、チコリーの全章に肝臓の炎症をしずめ、利胆作用があることに注目して、肝炎や黄痘などの治療に用いられています。

チコリー15グラムを煎じて服用するとともに、適量の煎じ液で体を洗うと、黄痘型肝炎に効くとされています。

チコリ酸が肝臓の解毒作用を高める

チコリ一にはチコリ酸と呼ばれるポリフェノールと酒石酸の結合した成分が含まれており、強い抗酸化作用を発揮して、動脈硬化を防いだり肝臓の解毒作用を助けてくれます。

グリーンピース

たっぷりのビタミンで脳も肌もアンチエイジング

グリーンピース
グリーンピース

疲労回復、老化防止、美肌効果も

えんどう豆の若い未熟な実が、グリーンピースです。グリーンピースは良質のたんばく質のほか、ビタミン類、ミネラルが豊富ですが、特にビタミンBやカリウムを多く含んでいます。

また成熟したえんどう豆にはほとんど含まれないビタミンC も含まれています。ビタミンC をはじめとしてA 、B1、B2が多いため、新陳代謝を盛んにしてくれます。

体に抵抗力をつけて免疫力を高め、発ガン抑制に働いたり、疲労回復、老化防止、そして美肌効果も期待できます。

また利尿や消化促進にも働きがあり、手足のむくみ、おなかが張るものに効果があります。

血中コレステロール値を下げ、動脈硬化を予防

豊富に含まれるカリウムは、過剰な塩分や体内の老廃物を排泄する働きがあるので、高血圧症や腎臓病など成人病予防に効果的です。

さらにグリーンピースに多く含まれる、オレイン酸やリノレン酸などの不飽和脂肪酸には血中コレステロールを下げる働きがあり動脈硬化を防ぎます。

またこれらには血液をサラサラにすると同時に血管を強化する働きもあるので、心臓機能の正常化に効果を発揮します。

苦々しい脳を保ち、便秘もスッキリ

たんばく質のなかでも、グリーンピースには脳を活性化することで知られるリジン( 必須アミノ酸のひとつ)が多く、記憶力や学習能力を高め、若々しい脳を保つのに貢献します。

食物繊維の含有量も、豆類のなかではトップクラス。これがコレステロールの肝臓での生産を調整し、心臓病に効きます。

また、糖の吸収を緩慢にすることで血糖値を安定させ、ナトリウムの排泄を促すので血圧を降下させます。

グリーンピースの効果をアップさせる食材

トウモロコシ

血圧を下げ便秘を予防

とうもろこし
とうもろこし

トウモロコシの特徴的な栄養素は、100gあたり、炭水化物 16.8g、たんぱく質、3.6g、食物繊維 3g、カリウム 290mg、ビタミンC 8mg、ビタミンB1 0.15mg。
胃の働きを高め、余分な水分を排泄する作用があるトウモロコシです。

ビタミンB2、食物擁推は玄米の3倍

トウモロコシは主成分のでんぷんのほか、たんばく質2や脂質は玄米並みに、ビタミンB2や食物繊維は玄米の3倍も含んでいます。

ただし糖質は少なく、カロリーは玄米の% しかありません。老化防止に働くビタミンEが非常に多く、そのほかビタミンA や、でんぷんのエネルギー化に欠かせないビタミンB1、利尿効果のあるカリウム、増血作用のある鉄分、鋼などミネラルも多く、バランスのとれた栄養食品です。

血圧を下げ、便秘を予防し、肺の横能を高める

胚芽部分に多く含まれる脂質は、リノール酸が主体の不飽和脂肪酸が多いので、コレステロールを低下させ、高血圧や動脈硬化にも効果を発揮します。

さらに脂質中にはビタミンE やレシチンも含まれ協力作用が発揮されます。

また豊富に含まれるカリウムにも体内のよぶんな塩分を排泄して血圧を下げる効果があります。

多量に含まれる食物繊維もコレステロールや糖類の吸収を阻害するとともに、便の量を増やして便秘を解消しますが、その反面、粒の外皮がかたく消化が悪いという難点があります。

そこで、やわらかいお粥などにすると、胃腸を丈夫にして、元気をつける働きが出て、病後の衰弱に効果があります。また肺の機能を高め、呼吸を楽にする働きや、精神不安を取り除く働きが発揮されます。

ヒゲには、利尿、降圧、止血、血糖値降下作用

トウモロコシは実だけでなくヒゲや茎、根、軸にも薬効があるとされています。特にヒゲは利尿作用にすぐれ、漢方では慢性腎炎の治療に効果をあげています。

また血糖値を下げる作用もあり、糖尿病にも効果があります。さらに血圧降下作用、胆汁の分泌を促す作用、止血作用も確認されています。

とうもろこしにプラスすると効果アップの食材

    • 選び方

      皮つきで緑色が濃いものを。ひげは粒ひとつひとつにつながっているので、ほいが多いほど粒が多い。

      保存方法

      鮮度が落ちやすいので、買ってきたらすぐにゆでてラップに包み、冷蔵または冷凍保存。冷凍したトウモロコシをレンジでチンして食べる場合には、ややかためにボイルしておくとおいしくたべられる。