砂糖

黒砂糖は貧血を治す特効薬

黒 砂糖
黒 砂糖

砂糖の過剰摂取は肥満、成人病の原因になる

砂糖 の主成分は糖質で、糖質は吸収が早いため即エネルギー源となり、一時的な疲労回復効果はあります。

しかし、とりすぎは肥満や動脈硬化、糖尿病など成人病の原因となります。また、 砂糖 は適度にとると胃腸機能を改善しますが、とりすぎはかえって胃腸を悪くします。

白 砂糖 には胃腸に働きかけ痛みをやわらげる作用がありますが、より薬効が強く発揮されるのは黒 砂糖 です。

黒砂糖は貧血に効く鉄分の補給源

黒砂糖は、精製度が低いので、カルシウムや鉄分、カリウムなどミネラルを多量に含み、またカロリーも低いアルカリ性食品です。

カルシウムはイワシの3倍も含み、骨や歯を強化するので虫歯になりにくく、子どもにも安心して与えることができます。カリウムは高血圧など成人病予防に役立ちます。

白砂糖にはほとんどない鉄分をたっぷり含んでいるのも大きな利点で、増血作用もあり、貧血に効果を発揮します。

黒砂糖は、冷えによる腹痛、下痢、生理痛を治す

中国では黒砂糖は、血流を増やし、体力を強化するものとして利用してきました。黒砂糖には、胃腸を養う働きと、血液の貯蔵庫である「肝臓」の機能を整える働きがあります。

胃腸の働きがよくなり、血流が増えるので貧血に有効です。さらに鉄分の作用がその効果をパワーアップします。また、筋肉の緊張をほぐし、痛みをやわらげる働きがあるので、冷えによる腹痛や下痢に効果があります。

血液の停滞を治す働きもあるので、腹部や肛門のうっ血を防ぐ効果もあります。さらに貧血や冷えが原因の生理痛、生理不順にも有効です。

砂糖 をさらに効果アップさせる食材

「生姜紅茶+黒砂糖」で体はほかほか

ホースラディッシュ ( 西洋わさび )

辛味成分が食中毒を予防

ホースラディッシュ ( 西洋わさび )
ホースラディッシュ ( 西洋わさび )

肉や魚の臭みを消し、旨みを引き出す

ホースラディッシュ ( 西洋わさび ) は根茎をすりおろしたものに独特の香りと辛味があり、ローストビーフや魚料理などに添える薬味として用いられています。

また、わさびと風味が似ているので、わさび大根、西洋わさびといった名で、粉わさびや練りわさびの原料として使われています。ヨーロッパでは、古くから肉や魚の臭いを消し、旨みを引き出す香辛料として使われてきました。

辛味成分に抗菌・抗かび・防腐作用がある

ホースラディッシュ ( 西洋わさび ) の主成分は糖質で、60〜70 % を占めています。そのほか、ビタミンC 、食物繊維、カルシウムなどを多く含み、成分的にはわさびとよく似ています。

辛味成分は、からし油配糖体のシニグリンです。すりおろすとシニグリンは酵素によって分解され、辛味成分のアリルイソチオシアネートなど数種の物質に分かれます。

アリルイソチオシアネートには、強力な抗細菌作用や、抗かび作用、防腐作用があり、食中毒の予防に働きます。

咳を止め、痰を切り、よぶんなカロリーを燃やすさらに辛味成分には、唾液量を増やし、胃液の分泌をよくする作用があり、消化を促進して食欲増進に働くと同時に、胃酸の出過ぎを抑え、胃・十二指腸潰瘍を防ぐ働きをします。

また、気道の粘液を切る作用があり、咳を鎮め、痰を取りのぞきます。同時に局所的血管拡張作用もあり、かぜや副鼻腔にあるうっ血を治します。

さらに新陳代謝の能力をアップさせ、よぶんなカロリーを燃やす働きもあります。

糖質や脂肪分の多い食事をしている人は、 ホースラディッシュ ( 西洋わさび ) を利用したいものです。そのほか、湿気の多いときに痛みが激しくなる神経痛、リウマチなどにも効果を発揮します。

ホースラディッシュ ( 西洋わさび ) にプラスすると効果アップの食材

ホースラディッシュ ( 西洋わさび ) と次の食材の食べ合わせで、それぞれの健康への効果に期待できます。

もも

実は便秘に効果大、あせもも治す

もも
もも

便秘を解消し、高血圧、ガンを予防する

もも は糖質が豊富で、甘味は主にショ糖によるものです。果汁に富み、香りもよい果物で、ほのかな酸味は、クエン酸やリンゴ酸によるものです。

もも が便秘の妙薬といわれるのは、食物繊維のペクチンを多く含むからです。ペクチンにはまた、血圧を下げたり、コレステロールを減らす作用があります。

豊富に含まれるナイアシンには、コレステロールを減らす作用があり、カリウムには血圧を下げる作用があるので、動脈硬化、高血圧に効果をあらわします。

また、カテキンやクロロゲン酸などポリフェノール類を含んでいるので、ガンの発生を抑制する働きが期待されています。

冷え性、寝汗、喉の渇きに有効

もも のジューシーな果肉には、不足した体液を補う作用があり、皮膚に潤いを与えたり、腸が乾燥してコロコロの便が出るような便秘に効果があります。

また血行をよくするので、冷え性に有効です。寝汗や、ちょっと動くとすぐに汗をかき、止まらないという症状も治します。水分の循環をよくし、喉の渇きを抑える効果もあります。

葉は頭痛、あせもに、桃仁は生理不順に効く

もも の葉には、消炎・鎮痛作用のあるグリコシドが含まれているので、内服すると頭痛や神経痛の痛みを止めてくれます。

また殺菌作用もあり、昔からあせもの妙薬として知られています。 もも にはケンフェロールという血流を促進して利尿に働く成分が含まれ、小便が出にくい、むくみなどに効果があります。

種の核中にある桃仁には、血液循環を活発にして停滞を除く作用があるので、生理不順、生理痛、更年期障害、便秘のほか高血圧や脳梗塞にも効果を発揮します。

もも にプラスすると効果的な食材