卵  の栄養や効能 効果 そしてどんな食材と組み合わせるとより効果が高まるかを紹介します。卵 1 個 ( 50 g ) のエネルギーは 76 kcal タンパク質 6.2 g 脂質 5.2 g 炭水化物 0.2 g です。

卵 のアミノ酸スコアは 100 であるため、良質なタンパク質といえるでしょう。 また、卵 の脂質には必須脂肪酸のリノール酸が豊富に含まれています。 その他、ビタミン、ミネラルも含まれています。

栄養価に優れた 完全食品

卵 焼きに 目玉焼 き ゆで卵 オムレツ など、毎日 卵 を食べているという人は多いのではないでしょうか。また、卵 は消化もよくお腹を壊した時には必ず食べる習慣のある人も多いのではないでしょうか?食卓に卵の黄色が華やかに見た目を彩ります。

日本では江戸時代から食べられてきたという 卵 ですが、当時は庶民にはまだ高級品でした。手ごろな値段になり一般的に食べられるようになったのは、昭和30年頃からだといわれています。

卵 の特徴的名栄養成分は、100 g 当たり、たんぱく質 12.3 g 鉄 1.8 mg ビタミンE  1.0 mg ビタミンB2 0.43 mg ビタミンA ( レチノール当量 ) 150 μg 。です。

卵

卵というとさまざまな動物の 卵 がありますが、一般的にはにわ とりの 卵である  鶏卵  を指します。 卵  にはタンパク質のほか、たくさんのビタミンやミネラルが含まれていて、栄養価の高さから 完全食品 ともいわれます。

タンパク質は卵白(卵の白身)に多く含まれます。タンパク質を構成しているアミノ酸には20種類ありますが、その中で私たちの体にとって必要不可欠で、食事から摂取しなければならないアミノ酸のことを「必須アミノ酸」といいます。

必須アミノ酸には、ロイシン、イソロイシン、リジン、トリプトファン、フェニルアラニン、メチオニン、バリン、スレオニン、ヒスチジンの9種類があります。

成人ではこの9種類のアミノ酸が必要なのですが、卵のタンパク質は、これらをバランス良くすべて含んだ理想的な組成です。体の免疫力をアップさせ、風邪をひきにくくしたり、生活習慣病を防いだりします。

アミノ酸の中でも、豆類や穀類には少ない メチオニン が特に多く含まれるのですが、これは老廃物や毒素などを排泄します。

また、 ビタミンA や E などは優れた抗酸化作用を発揮し、活性酸素の発生を抑えたり除去します。

卵 には、骨や筋肉、血液、体液などの不足を補う作用があるので、衰弱した病後の体や栄養不足に効果的で、血液不足や体力の衰えによって起こるさまざまな症状にも効果をあらわします。めまい や 目のかすみ 、 イライラ や 動悸 に伴った 不眠 などにも有効です。

卵黄に豊富な レシチン が老化防止や健脳に働く

卵黄には、体に必要な脂肪がたくさん含まれています。中でも、脳や神経に最も必要なレシチンが3割近く含まれていて、記憶力や知能を向上させて老化やボケを防ぎます。

この レシチン には コリン という成分が含まれていて、これが脳を活性化させ、 アルツハイマー病 などの脳の組織の老化防止が期待されます。

卵 にプラスすると効果的な食材

卵 と次の食材の食べ合わせで、それぞれの健康への効果に期待できます。卵の効果をアップさせる食材です。

食べ方のポイント

卵は 室温に戻してから使い、使う直前に殻を割ることで、味を落とさずに調理できます。栄養面からすると生食がベストですが、 半熟卵 のように少し加熱されているほうが、消化吸収率がアップします。 温泉卵 がベストです。
手作りの温泉卵 はこちら

余った 卵 の白身部分は冷凍保存できる
黄身だけ使って余った白身は冷凍できます。密閉容器に入れいて保存し、使うときに自然解凍すればOKです。スープやメレンゲに活用できます。
新鮮 たまご でマヨネーズを手作り
卵黄 1個 、 オリーブ油 1カップ 、 酢 大さじ1弱 、 塩 小さじ1弱 で 自家製マヨネーズ が作れます。塩を混ぜた卵黄に少しずつお年、最後に酢でのばします。
買う時は鮮度最優先で
商品の回転が速い店で購入し、日付を必ず見て購入します。卵黄が盛り上がるものは新鮮です。1週間で食べきれる量を購入しましょう。

選び方

殻の表面がざらざらして、もったときに重みを感じ、光にかざすと透けるように見えるものが新鮮です。現在は、パックに入ったものを購入するのがほとんどで触ってみることなどができない場合がほとんどです。日付の新しいものと割れていないかをしっかり確認するしかありません。

保存方法

とがった方を下に向けて冷蔵庫で保存。卵のサルモネラ菌は水滴が原因です。注意しましょう。

卵のコレステロール問題

卵 の黄身は 高コレステロール ですが、黄身に含まれるレシチンは コレステロール を溶かす作用があり、動脈硬化を予防します。

気にしすぎて 卵 を敬遠している人も多いのですが、 1 日 1 ~ 2 個なら食べていいでしょう。
また、 卵 は完全栄養食品ですが、 ビタミンC と 食物繊維 は含まれません。この2 つについてはほかの食品で補いましょう。

ビタミンC を多く含む食品 イサゴール などで食物繊維を補うといいでしょう。

卵のサルモネラ菌は水滴が原因なので扱いには注意し、水滴はとりのぞくようにします。

ヨーグルト

ヨーグルト  の栄養や効能 効果 そしてどんな食材と組み合わせるとより効果が高まるかを紹介します。

整腸作用にすぐれ、ガンを予防する

ヨーグルト の特徴的な栄養成分は 100 g  中、たんぱく質 3.6 g  カルシウム 120 mg 、 ビタミンB2 0.14 g  です。

ヨーグルト
ヨーグルト

消化吸収が良く、おなかの調子を整える

ヨーグルト は、乳を乳酸菌や酵母の働きで発酵させたものです。牛のほか、ヤギや羊などの乳を原料にしたものもあります。

原料の乳がもつ、タンパク質、脂質、カルシウム、ビタミンB2などの栄養成分を含んでいて、乳酸菌によってタンパク質や脂肪が分解されているので、牛乳よりも消化吸収されやすく、カルシウムの吸収率がアップしています。

ちなみに 乳糖不耐症 で牛乳でお腹を壊してしまう体質の人は タカナシ 低温殺菌牛乳 がおすすめですが、牛乳でお腹を壊してしまう体質の人は、ヨーグルトがおすすめです。乳糖不耐症 の人でもヨーグルトならほとんどの人がお腹を壊しません。過敏性腸症候群の方もヨーグルトなら腸にやさしいので安心です。

また、生きた乳酸菌が私たちの腸内でビフィズス菌などの善玉菌を増やし、この働きを活発にするとともに有害物質を排泄するので、整腸作用にすぐれています。

こういったことから、便通の改善などおなかの調子を整えること以外にも、免疫力を高めたり、老化を防ぐのにも期待できます。

乳酸菌が腸内環境のバランスを整える

私たちの腸内には、大きく分けると、体に良い働きをする善玉菌と、体に悪い働きをする悪玉菌、どちらにも属さず優勢なほうに味方する日和見菌(ひよりみきん)の3種類がいます。

乳酸菌は ヨーグルト の中では生きていますが、私たちが ヨーグルト を食べると大腸にたどり着くまでにかなりの数が死んでしまいます。

しかし、乳酸菌が死んでしまっても、発酵によって生まれた活性物質が腸内の善玉菌を増やし悪玉菌を抑える働きをして、腸内環境のバランスを整えます。

腸内細菌のバランスが崩れるとさまざまな病気につながりますが、乳酸菌が腸内細菌をコントロールし、健康な状態を保つ働きをします。

ビフィズス菌が発ガン抑制に働く

ビフィズス菌は、腸内の腐敗菌の増殖を抑制して有害物質ができるのを防ぎます。また、病原微生物の増殖を抑制して食中毒の予防に働きます。

便秘の予防や下痢の改善にも効果を発揮します。さらに、発ガン抑制や発ガン物質の無毒化の働きがあること、血圧降下作用や血中コレステロールの低下作用などがあることもわかっています。乾燥肌の改善などにも役立ちます。

ヨーグルト にプラスすると効果的な食材

ヨーグルト と次の食材の食べ合わせで、それぞれの健康への効果に期待できます。

食べ方のポイント

砂糖やフルーツの入ったもの、機能性表示のあるものなど、さまざまな種類の ヨーグルト が市販されていますから、ラベルの表示をよく見て選ぶと良いでしょう。
肥満がきになっている人は無糖タイプを選びます。便秘改善目的に食べるならアロエ入りがおすすめです。

ヨーグルト はかなりの数がありますが、1~2週間食べてみて便通の調子がよくなれば、あなたの体に合っている ヨーグルト と言えるでしょう。自分に合ったヨーグルトを見つけましょう。

ヨーグルトの表面には乳清(ホエー)と呼ばれる上澄み液があります。これには、タンパク質や乳糖、ビタミン、ミネラルなどの栄養が含まれていますので、よく混ぜて一緒に食べましょう。

選び方

ちなみに選ぶ際には、製造年月日の新しいものを選びます。上澄み液が少なく、キレイな白色をしているものが新鮮です。

保存方法

保存は冷蔵庫で保存し、消費期限内に食べます。夏は冷蔵庫で凍らせてフローズンヨーグルトにしても OK です。

ヨーグルト が体にいいことはわかっていてもどうも好きになれない…そんな人は、「フジッコの善玉菌のチカラ 」ならカスピ海ヨーグルトの成分をぎゅっと凝縮したサプリです。善玉菌を増やし腸内環境を整えることができます。

ヨーグルト は腸内環境を整える効果が期待され、さまざまなヨーグルトがあります。
ヨーグルト 種類 / タイプ はこちらに詳しく紹介されています。

黒豆

視力の改善や滋養強壮に

黒豆
黒豆

黒豆 ( くろまめ ) は、大豆の品種のひとつです。黒大豆(くろだいず)、ぶどう豆とも呼ばれます。

特徴的な栄養素は、100 g あたり、たんぱく質 35.3 g 、脂質 19.0 g 、カルシウム 240 mg 、鉄 9.4 mg。

黒は薬膳では元気の源である腎の色され、 黒豆 は代表的な食材のひとつです。栄養素は、大豆とほぼ同じです。

黒色はアントシアニンという天然色素で、眼精疲労の回復や視力アップに効果があります。胃腸の機能を高め、尿の出をよくして体の余分な水分を排出する作用があるためむくみの解消作用があります。アントシアニンというポリフェノールは アサイーベリー に多く含まれます。黒大豆もアサイーベリーも同じ色です。

高たんぱく質で栄養豊富なため滋養強壮に有効です。

黒豆 にプラスすると効果的な食材

むくみの解消

豚肉と 黒豆 を一緒に煮ると、どちらも腎の働きを改善する食材で、豚肉はさらに黒豆の利尿作用を高めるので効果的です。豚肉はわずかでOKです。

選び方

色つやがよく、黒光りしたものを。皮に張りがあり、粒が揃っているものを選びます。

保存法

豆は湿気に弱いので、通気性の高いビニールなどに入れると豆がむれる場合があるので、紙袋に入れて冷暗所で保存します。