さといも 食べ合わせ と栄養など

さといも 食べ合わせ と栄養などをはじめ、さといも と一緒に食べると効果アップの食材やさといもの食べ合わせ で良い食材、悪い食材や効能 効果 栄養などについて紹介しています。さといもの旬や保存方法などの情報も。
さといも は、「タロイモ」ともいわれ、親いもから子いも、さらに孫いもといわれる小さな芋がたくさん増えて育つため、縁起のよい食べ物として昔から親しまれてきました。

脳細胞を活性化するぬめり成分

さといも
さといも

独特のぬめりが老化を防ぐ

さといも はデンプンとタンパク質が主成分で、そのほか、食物繊維、ビタミンB1やB2、カリウムなどが含まれています。

さといも は皮をむくととてもぬるぬるしていますが、このぬめりはガラクタンやムチンという成分で、炭水化物とタンパク質が結合した粘り気のある物質です。

ガラクタンは、脳に刺激を与えるのに必要な成分であり、脳細胞を活性化し、免疫力を高めて、ガン細胞が増殖するを防ぎます。老化やぼけが起こるのを防いだり、生活習慣病を予防するのにも効果的です。

ムチンは、タンパク質の消化と吸収を高めたり、胃腸の粘膜を健康に保ち、働きを増強します。

胃腸を丈夫にする

さといも の食物繊維には、胃腸を丈夫にして、腎機能を補う作用があります。やせ気味で食欲が無い人や下痢をしやすい人には効果的です。カリウムには、いったん血液中に吸収されたナトリウムが腎臓で吸収されることを防ぎ、尿中へ排出するのを促して血圧を下げる作用があるので、高血圧の予防に効果的です。

便秘や肥満を改善して、コレステロールを低下させるはたらきもあります。腸内環境を整えて、便通を良くしたり、肌荒れを改善するのに役立ちます。

里芋を使った、健康に良い酵素汁のレシピはこちら。

さといも 食べ合わせ 良い食材

さといもは、食物繊維やビタミンB群、カリウムを豊富に含んでおり、消化を助けるほか、むくみ解消や腸内環境の改善に役立ちます。特におすすめの食べ合わせをいくつか紹介します。

さといも + 鶏肉

  • 効果:さといもに含まれる食物繊維と鶏肉の良質なタンパク質が組み合わさることで、消化吸収を助け、腸の働きをサポートします。特に胃腸が弱っている時におすすめです。鶏肉

2. さといも + ほうれん草

  • 効果:さとものカリウムとほうれん草の鉄分やビタミンCの相乗効果で、むくみ解消や血行促進が期待できます。さらに、ビタミンCが鉄の吸収を助けるため、貧血予防にも効果的です。ほうれん草

3. さといも + キノコ

  • 効果:どちらも食物繊維が豊富で、便通改善に役立ちます。さらに、キノコ類のビタミンDがさといもの栄養吸収を高めるため、より健康効果を引き出します。きのこ

4. さといも + 魚(サバやサンマなど青魚)

  • 効果:青魚に含まれるオメガ-3脂肪酸とさといものカリウムが相乗効果を発揮し、血圧を安定させる効果が期待できます。血液の巡りが良くなり、生活習慣病の予防にもつながります。さば さんま

5. さといも + 味噌

  • 効果:味噌の発酵食品としての作用とさといもの栄養が組み合わさり、腸内環境の改善に役立ちます。温かい味噌汁にすると体も温まり、冷え性の改善も期待できます。

これらの組み合わせでさといもの栄養をさらに引き出し、美味しく健康的な食事を楽しめますよ。味噌の驚くべき著効

さといも 食べ合わせ 悪い食材

食材 理由・注意点
こんにゃく 両方とも食物繊維が豊富で消化が悪く、胃腸の弱い人はお腹を壊す可能性あり。
さつまいも 食物繊維+炭水化物が多く、胃腸に負担がかかるため、膨満感やガスが出やすくなることも。
柿(特に生の渋柿) 里芋と柿の組み合わせは、体を冷やす作用が強く、下痢を引き起こすことがある。
ビールなどの冷たい飲み物 里芋は体を冷やす性質があり、冷たい飲み物と一緒に摂ると冷えが強くなることがある。
脂っこい肉類(豚バラなど) 里芋は粘り気があり、脂と合わさると消化に時間がかかるため、胃もたれしやすい人には不向き。

さといも にプラスすると効果的な食材

さといもと次の食材の食べ合わせで、それぞれの健康への効果に期待できます。

食べ方のポイント

さといも は、下茹でしないで煮ても大丈夫です。ぬめりを取ってしまうと、大事な成分が失われてしまいます。

選び方

泥付で皮に適度な湿り気があり、かたくしまっていて表面にこぶやひび割れがないもの。

保存法

低温や乾燥に弱いので、湿らせた新聞紙で包むか、紙袋などに入れて、風通しのよい室内で保存。