いちじく

いちじくと一緒に食べると効果アップの食材や いちじくの食べ合わせ 効能 効果 栄養などについて紹介しています。いちじくの旬や保存方法などの情報も。

いちじくは、便秘や痔の改善に良い果物

いちじく
いちじく

夏の終わりから秋にかけてが旬だという いちじく は、果物の中ではあまり食べ慣れないものかもしれません。

いちじくの旬は、一般的に夏から秋にかけてです。具体的には、8月から10月が最も美味しい時期とされています。

ただし、栽培方法や地域によっては異なる場合もあります。いちじくには**夏果(6月~7月頃)秋果(8月~10月頃)**の2回収穫される品種もあり、秋果のほうがより甘みが増して味が濃厚になるため、特におすすめです。

いちじく は漢字では「無花果」と書きますが、実際には花が無いわけではありません。

切った時に見える粒が実は花で、つまり私達が食べる果実のように見える部分は、花の軸が肥大した部分だといいます。

いちじく に含まれる食物繊維と酵素が効く

いちじくに含まれている成分は糖質がほとんどですが、ほかにもビタミンB群やビタミンC、カルシウム、鉄分、食物繊維などがあります。

なかでも、薬効成分として知られているのはペクチンという食物繊維です。水溶性食物繊維であるペクチンは、腸のはたらきを活発にして便通を整える作用があり、便秘や痔の改善に効果的だとされています。

いちじくにはフィシンという消化分解酵素が含まれているのですが、これには胃を丈夫にするはたらきがあって、胃のむかつきや食欲不振、下痢、便秘、痔などにも効き目を発揮します。

また、タンパク質を分解することから肉料理などに添えられたりもしますが、こういった意味があるのです。食後に食べると消化を助けてくれます。

糖質は大切なエネルギー源

いちじく の糖質は、ほとんどがブドウ糖や果糖といった単糖類です。糖質は私たちの体内ではおもにエネルギー源となっているのですが、この単糖類は即効性が特に高いため、激しいスポーツをするときに必要になります。

また、脳のエネルギー源としても重要なことがよく知られています。

炎症やガンを抑える作用がある

いちじくに含まれているベンズアルデヒドには、ガン細胞の生成過程を抑制するはたらきがあることがわかっていて、ガンの特効薬として期待されています。

ベンズアルデヒドには抗ガン作用だけでなく、抗炎症作用もあります。のどの痛みやせきを鎮めるのに有効です。

いちじく食べ合わせ

いちじくは、食物繊維やビタミンB群、カリウムが豊富で、消化促進や便通改善に役立つフルーツです。以下に、いちじくの健康効果をさらに引き出すおすすめの食べ合わせを紹介します。

1. いちじく + ヨーグルト

  • 効果:いちじくの食物繊維とヨーグルトの乳酸菌が腸内環境を整え、便通改善をサポート。朝食やおやつとしてもおすすめ。ヨーグルト

2. いちじく + ナッツ

  • 効果:いちじくのビタミンB群とナッツの良質な脂質やミネラルが、肌の健康やアンチエイジングに効果的。手軽に栄養価の高いスナックとして楽しめる。ピーナッツ カシューナッツ

3. いちじく + チーズ

  • 効果:いちじくの甘みとチーズの塩味が絶妙なバランスで、ビタミンとタンパク質を補える。ワインのおつまみやデザートプレートにもぴったり。チーズ

4. いちじく + ハチミツ

  • 効果:いちじくの食物繊維とハチミツのビタミン・ミネラルが相乗効果を発揮し、エネルギー補給と免疫力向上に役立つ。喉の調子を整えるのにも効果的。ハチミツ

5. いちじく + ほうれん草

  • 効果:いちじくのカリウムとほうれん草の鉄分が、血行促進と貧血予防に効果をもたらす。サラダなどで手軽に組み合わせられる。ほうれん草

これらの組み合わせで、いちじくの栄養をより効率的に摂取し、健康的な食生活に役立ててみてください。

いちじく にプラスすると効果的な食材

いちじく と次の食材の食べ合わせで、それぞれの健康への効果に期待できます。

食べ方のポイント

便秘や痔の改善のためには、いちじくの実を1日に2~3個食べれば良いでしょう。ただし、未熟な実ではあまり効果がなく、胃が荒れたりもするので、よく熟したものを食べるよう気をつけましょう。

選び方

皮の色が均一で、しなびていないものを選ぶ。果実のてっぺんが割れて、中の実が見えるぐらいになったら食べ頃です。

保存方法

ポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存。あまり日持ちしないので、購入したらなるべく早く食べる。
いちじく 使用感 口コミ 効能 効果  はドライフルーツのいちじくの便秘解消に役立つ 口コミ & レビュー が紹介されています。食物繊維ペクチンは強力に働くようです。

アボカド

栄養価が高く、生活習慣病を防ぐ果物

アボカド
アボカド

果物では栄養価が世界一

アボカド は、ほかの果物のように甘味や酸味が無いせいか、アボカドは野菜と思われがちなのですが、樹木に実がなることから果物に分類されます。

ビタミン、ミネラル、食物繊維、タンパク質など、さまざまな栄養素が豊富に含まれていて、世界で最も栄養価が高いといわれている果物です。

果物としては珍しく、必須アミノ酸であるトリプトファンやリジン、ロイシンなどのたくさんのタンパク質が含まれている特徴があります。

不飽和脂肪酸が生活習慣病を予防する

アボカド には、脂肪分も多く含まれていて、森のバターなどともいわれます。脂肪というと、なんだか体には悪いイメージがありますが、アボカドに含まれている脂肪はそのほとんどが不飽和脂肪酸という体にとって良い脂肪です。

飽和脂肪酸の中でも、オメガ9系(n-9系)という脂肪酸でコレステロールを改善するはたらきをもつオレイン酸や、オメガ3系(n-3系)という脂肪酸で血液をサラサラにするはたらきをもつα-リノレン酸が含まれています。

オレイン酸は、悪玉コレステロールを減らし善玉コレステロールを増やすだけでなく、血中コレステロールの量を増加させません。

動脈硬化や心臓病の予防にもなります。また、小腸で消化吸収されにくいのですが、それが腸に刺激を与えることになり、水溶性食物繊維と合わせて、便秘の改善にも効果的だといわれています。

さらに、アボカドには、強力な抗酸化作用があることで知られるビタミンEが豊富に含まれています。同じように抗酸化作用があり、活性酸素の増加を抑制したり除去したりすることで、肌をきれいにしたり、老化を防いだり、肝機能を高めたりするグルタチオンも含まれています。

アボカド にプラスすると効果的な食材

アボカド と次の食材の食べ合わせで、それぞれの健康への効果に期待できます。

食べ方のポイント

栄養価は高いですが、脂肪の含有量が多くカロリーもありますので、食べ過ぎには注意しましょう。

ビタミンCを多く含むものと組み合わせて摂ると抗酸化作用が増し、アボカドの効力も増します。

らっきょう

らっきょうは、血流を良くして、心臓病予防

らっきょう
らっきょう

血液をきれいにする成分が優れた効き目をあらわす

らっきょう というと、甘酢漬けなどの漬けものにして食べられるのが一般的です。らっきょうには糖質や食物繊維が多く含まれていますが、そのほか特に目立った栄養素は含まれていません。

しかし、らっきょうが持つ特有の香りの中には、優れた薬効をあらわす硫化アリルという成分があります。

硫化アリルは、たまねぎにんにくなどにも含まれていることが知られていますが、この硫化アリルのはたらきのひとつは、血液の流れを良くして、血液を浄化し循環器系を調整することです。

血液が凝固するのをを遅らせて血液をサラサラにするので、動脈硬化や心臓病の予防に期待ができます。また、心臓性ぜん息(急性心不全)の症状や狭心症の痛みを和らげるのに良いです。

らっきょうには食物繊維の一種のフルクタンという成分が含まれていて、このはたらきにより、心臓病のほかにも糖尿病や脂質異常症、脳卒中といった生活習慣病の予防に広く効果が期待されています。

疲労回復、食欲増進、ガンの予防に

硫化アリルには、ビタミンB1の吸収を助けるはたらきがあります。ビタミンB1には糖質を分解し代謝を活発にするはたらきがあって疲労を回復してくれますが、不足すると疲労物質の乳酸がたまり、筋肉痛が起こったり、心臓に負担がかかったりします。

胃腸のはたらきを助け、食欲を増進させる作用があります。消化液の分泌を高めたり、胃もたれを解消するようにはたらきます。

冷えによる腹痛や下痢の改善などにも役立ちます。さらに、発汗や殺菌、消炎作用があるので、風邪の症状を緩和するのにも効果的だし、梅雨時の神経痛を和らげたりします。

さらに、らっきょうに含まれる硫化アリルには抗酸化作用があり、ガンを予防・抑制することが期待されています。また、抗酸化物質のフラボノイドやサポニンが含まれていて、ガン細胞を抑制します。

らっきょう にプラスすると効果的な食材

らっきょう と次の食材の食べ合わせで、それぞれの健康への効果に期待できます。

食べ方のポイント

らっきょう の独特の刺激臭と辛みのもととなっていて、さまざまなはたらきがある硫化アリルは、熱に弱く、水に溶ける性質なので、長く加熱することで損失してしまいます。硫化アリルを効果的に摂取するなら、生で食ベるのがおすすめです。

ビタミンB1を多く含む豚肉など食品と一緒に摂ると、ビタミンB1の吸収率がアップします。また、と一緒に摂ると、血液をきれいにする作用が一段とアップします。