大豆 の栄養や効能 効果 そしてどんな食材と組み合わせるとより効果が高まるかを紹介します。大豆 はさまざまな健康促進効果があり、現代人が特に摂取したい食材です。
肉中心の食習慣になりがちな場合、週に6回食べると血中コレステロール値が下がることがわかっています。また、すでにダメージを受けている動脈を修復します。
健脳、成人病予防の特効薬
大豆 の特徴的な栄養素は、100gあたり、たんぱく質 35.3g、炭水化物 28.2g、脂質 19.0g、食物繊維 17.1g、カルシウム 240mg、鉄 9.4mg。
大豆 は脾を養い、胃腸の機能を助け、腸を整える食材です。
肉や魚に負けない良質のたんぱく質
大豆 は、「畑の肉」と呼ばれ肉や魚に劣らない良質のたんばく質と脂肪を豊富に含んでいます。
たんばく質の含有量は、豆類のなかで最高。しかもアミノ酸配合のよい良質のものです。脂肪もコレステロール値を下げるリノール酸が大半を占めています。
そのほかビタミンB群やE、食物繊維、カルシウムなどのミネラル、レシチン、サポニン、コリンといった体にすぐれた機能性の栄養分を含みます。
成人病予防の有効成分がたっぷり
リン脂質のレシチンや、サポニン、ビタミンE 、リノール酸には、コレステロールを洗い流す作用があり、高血圧や動脈硬化、心臓病など成人病を予防するのに働きます。
食物繊維にもコレステロールを排泄する作用や血糖値を安定させる作用があります。
また、植物ステロールは、コレステロールの吸収を10〜20% も阻害し、動脈硬化を防いでくれます。
さらに 大豆 には、血管を拡張して血圧を下げたり、血管の小さな傷を治す働きのあるプロスタグランジンという物質も含まれています。
このように、血管を丈夫にして成人病を防ぐ、二重三重の鉄のガードが存在するのです。
頭をよくし、若々しさを保つ
レシチンはまた、利尿作用があるほか、脳の働きをよくすることでも知られ、記憶力や学習能力を高め、脳の老化やボケを予防してくれます。
ビタミンB にも脳を活性化する働きがあり、これに老化防止ビタミンといわれるビタミンE 、脂肪の蓄積を防いで老化防止に役立つサポニンが加わって、体や脳を若々しく保ってくれます。
さらに水溶性ビタミンのコリンは肝臓中の脂肪を排泄する作用があり、脂肪肝の予防に有効です。
大豆 の効果をアップさせる食材
- ちんげん菜 、 せり 、 にら 、 イカ 、鶏肉 ▶生理不順の改善
- アスパラガス 、 きくらげ 、 しいたけ 、 せろり 、 なす 、 わかめ 、 ごま ▶動脈硬化、心臓病の予防と治療
- ごぼう 、 じゃがいも 、 トマト 、 にんじん 、 ブロッコリー 、 グリーンピース ▶発がんの予防
選び方
大豆 は、つやつやとしていてふっくらしたものを選ぶ。
保存方法
大豆 は、直射日光を避け、紙袋に入れて通気性のよい暗所で保存。
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