スズキ

肝臓・腎臓の機能を高める

スズキ
スズキ

高たんばく、低力ロリー食品

スズキ は、旨みはあるけれどクセのない淡泊な味の白身魚で、ほかの白身魚の味が落ちる夏にもおいしく、夏の高級魚として知られています。

白身魚のわりには脂のたまりやすい肉質でビタミンAやD 、Eなど脂溶性ビタミン類を豊富に含んでいます。

それでも マダイ より脂質が少なく、またたんぱく質が豊富なので、カロリーを気にせずにとれる高栄養食です。

体を丈夫にし、箕血を防ぐ

ビタミンAは粘膜を丈夫にして体に抵抗力をつけ元気にしてくれます。また青魚には多く含まれているけれど、白身魚にはあまり含まれないビタミンDを多く含んでいます。

ビタミンD はカルシウムの吸収をよくする働きがあり、骨や歯を丈夫にし、腰痛や肩こり、イライラやストレスも解消します。

また増血には欠かせない鉄分を多く含み、血のめぐりをよくして貧血や動惇、息切れなどに効果をあらわします。スズキ1切れには1日に必要な鉄分の4分の1 量が含まれています。

さらにビタミンE効果を高め抗ガン作用のある微量元素のセレニウムも含まれていて、成人病の予防・改善にも有効です。

肝臓・腎臓を補い、流産を予防する

これら良質のたんばく質やビタミン類、ミネラルの総合作用により、スズキは胃腸を丈夫にし、肝臓や腎臓の働きを強化する作用にすぐれているといわれます。

また利尿作用や胎児を安定させる働きがあるので、妊娠中毒症や流産予防に効果的です。

さらに、胃腸の機能を高める働きは、消化不良による下痢や慢性の胃痛に効果を発揮します。傷口を早く癒し、体力をつける効果もあるので、手術後などにはぜひ食べたいもののひとつです。

スズキ にプラスすると効果的な食材