高血圧、ガンを予防し老化防止効果に
お茶 は「百薬の長」「養生の仙薬」
お茶 である 緑茶 のたんぱく質は、脳細胞を活性化し脳の老化を防止するグルタミン酸やテアニン、免疫を活性するアスパラギン酸、強精効果のあるアルギニンなどのアミノ酸をたくさん含んでいます。
これらが旨みのもとになります。ビタミン類のなかでも ビタミンC が特に豊富で、かぜの予防や、美肌効果もあります。含有量は お茶 の種類によって異なり、一番多いのは 煎茶 で、 釜妙り茶 、 番茶 、 抹茶 の順です。
カフェインに疲労回復、強心作用
そのほか、茶葉には血圧を下げて血管をやわらかく保つフラボノイド、老化防止効果のあるビタミンE やパントテン酸、血糖の上昇を抑制するヘテロ多糖類なども含まれています。
緑茶に含まれるカフェインには覚醒作用があり、眠気を覚まし疲れを取ってくれます。またカフェインの誘導体テオフィリンは利尿作用、強心作用、血液循環の促進、ストレス解消効果などがあります。
カテキンが高血圧、ガンを予防する
渋味のもとであるタンニンには収れん作用があり、下痢を止める働きをします。タンニンはさらに炎症をしずめる働きがあり、お茶 で口を洗うとさっぱりし、うがいをすると喉の痛みが治まります。
タンニンの一種であるカテキンには、血中コレステロールを低下させたり、血圧の上昇を抑える働きがあり、高血圧に効果的です。
また赤痢菌をはじめ病原菌に対する強力な抗菌作用や、フッ素の協力で虫歯予防にも働きます。
さらにカテキンの突然変異を抑制したり、免疫を活性する作用に加え、ビタミンC 、E 、カロチン、サポニンなどの総合作用でガンを予防する効果を発揮します。