みつば

痛みやイライラを鎮静する

みつば
みつば

意外に栄養を含んだ野菜

日本も含めた東アジアが原産の みつば は、セリ科の香味野菜です。風味が良いことから、お吸いものや茶碗蒸しなどに散らして食べたり、丼ものの彩りにして食べられます。

1本の茎に葉が3枚ずつ付いていることが三つ葉(みつば)という名の由来です。みつばの種類は、大きく分けて、根みつば、糸みつば(青みつば)、切りみつばの3種類です。

みつばにはビタミンC、カロテン、カリウム、カルシウム、鉄分などの栄養素が豊富に含まれていて、風邪を予防したり肌あれを防いだりするのに効果的です。また、血液の循環を良くするという薬効もあります。

みつばは、緑の部分が多いほど栄養成分量も多く、切りみつばよりも、スーパーマーケットなどでよく見かける糸みつばや根みつばのほうが栄養が豊富だといわれています。

食欲を増進し、精神を安定させる

みつばには、香り成分としてクリプトテーネンやミツバエンといった特有の物質が含まれていて、健胃、消化促進、食欲増進の効果があります。 なんとなく、いつも食欲がないという人にはおすすめの成分です。

また、これらの香り成分には、神経をしずめる作用があって、ストレスによる精神不安を緩和したり、イライラして眠れないときにも効果的です。

みつば にプラスすると効果的な食材

みつば と次の食材の食べ合わせで、それぞれの健康への効果に期待できます。

食べ方のポイント

糸みつばと切りみつばは組織がやわらかいので、生のままお吸いものや丼もの、茶碗蒸しなどに散らして風味を味わえます。

てんぷらやかき揚げにしても香り豊かに食べられます。茹でる場合は、香りが飛ばないように熱湯に軽くくぐらせる程度が良いです。

根みつばは食感がしっかりしていて、アクがあり組織がかたいので、サッと茹でてお浸しや和えもの、卵とじなどにすると良いでしょう。