ほうれん草と一緒に食べると効果アップの食材やほうれん草の食べ合わせ 効能 効果 栄養などについて紹介しています。ほうれん草の旬や保存方法などの情報も。
ほうれん草 優れた増血作用で貧血を防ぐ
ほうれん草 貧血に対する効果は野菜で一番
ほうれん草 には、鉄分や葉酸、マンガンといった増血作用がある成分が豊富に含まれていて、貧血 を予防する効果は 野菜 の中では一番です。
鉄分は赤血球の中のヘモグロビンには欠かすことのできない成分で、鉄分が不足すると貧血の原因となります。
葉酸 はビタミンBの一種ですが血液と関係が深く、骨髄の細胞の生育を促します。
根の赤っぽい部分にはマンガンが含まれているのですが、これも血液をつくるのに必要な栄養素です。これらの相乗効果で、貧血の予防に大きな力を発揮します。
食べ合わせ
ほうれん草(ほうれんそう)は、栄養価が豊富で、料理に幅広く使われる野菜です。ほうれん草の食べ合わせについていくつか一般的な組み合わせを挙げます。
- 肉料理との組み合わせ: ほうれん草は、豚肉、鶏肉、牛肉などの肉料理と良く合います。例えば、ほうれん草と豚肉の炒め物や、鶏肉とほうれん草のクリーム煮などがあります。
- 卵料理との組み合わせ: 卵料理との相性も良いです。スクランブルエッグやオムレツにほうれん草を加えることで、栄養価をアップさせることができます。
- チーズとの組み合わせ: チーズとほうれん草は相性が良く、ピザやパスタ、グラタンなどによく使われます。特に、フェタチーズやリコッタチーズとの相性が良いとされています。
- ナッツとの組み合わせ: ほうれん草とナッツ(特に松の実やくるみ)を組み合わせたサラダは、風味豊かで栄養価も高いです。
- トマトとの組み合わせ: トマトとほうれん草は、サラダやパスタ、スープなどで良く一緒に使われます。彩りも美しく、栄養バランスも良いです。
カロテンが視力の低下を防ぐ
カロテンが豊富な野菜というとトマトやピーマンがよく知られているところですが、実はほうれん草には、これらの10倍近くも多くの量のカロテンが含まれているのです。
また、ビタミンCも豊富で、ほうれん草のおひたし1人前で、1日に必要なカロテンとビタミンCの量がまかなえます。
カロテンは目のビタミンといわれるほど視覚と関係が深く、老化にともなう視力低下、夜や暗い所で視力が著しく衰える夜盲症、高血圧や糖尿病による視力の低下などに効果的です。
また、葉緑素と協力して、ガンの発生を抑えたり、コレステロールの排泄を促したりもします。
糖尿病、更年期障害を改善する
ほうれん草 は 亜鉛 も豊富です。 亜鉛 は味覚を正常に保つはたらきがあります。また、インスリンの貯蔵を促す作用があって、糖尿病に有効なことがわかっています。
さらに、 ほうれん草 には ホルモン のバランスをととのえるはたらきがあって、更年期の自律神経失調症や高血圧症の症状を緩和します。
カルシウム は女性の閉経後の カルシウム 不足を補うので、 骨粗しょう症 の予防になります。美肌効果もあるので、特に 女性 にとってはうれしいものです。
体内の毒素の除去や内臓機能の向上、血液循環の促進といった作用が一緒になって、肌に潤いを与えてくれます。
ほうれん草 にプラスすると効果的な食材
ほうれん草 と次の食材の食べ合わせで、それぞれの健康への効果に期待できます。
- かつお 、 豚肉 、鶏肉レバー 、 落花生 ▶貧血を予防、改善する
- イワシ 、 サバ 、 きくらげ 、 ごま ▶コレステロールを除去する、高血圧を改善する
- 豆腐 、牛乳 、 リンゴ 、 落花生 ▶骨粗しょう症を予防・改善する
- かぼちゃ 、 トマト 、 アスパラガス 、 牛乳 ▶ガンを予防する
食べ方のポイント
カロテン、鉄分の吸収を良くするには、調理に油を使うのが効果的です。茹でる場合、茹ですぎるとビタミンCが半分近くも失われてしまうので注意しましょう。根元のほうから茹でると、茹ですぎを防げます。
選び方
葉が肉厚でやわらかく、緑色が濃いもの。茎は短めで、根元はみずみずしく赤味が強いもの。
保存法
湿らせた新聞紙に包んでポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で保存。傷みやすいので早めに使い切る。