オクラ

高血圧や糖尿病の予防・改善、疲労回復に

オクラ
オクラ

弱った胃腸の調子を整える

オクラ は7月~9月くらいに旬を迎える、夏の健康野菜です。糖質やタンパク質が豊富で、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンC、カルシウム、カリウムなども含まれています。

糖質と、アスパラギン酸、グルタミン酸、アラニンなどアミノ酸の組成に優れた良質のタンパク質が胃腸の機能を増強し、消化を助けます。

8月頃がいちばんおいしいといわれる オクラ は、夏バテで胃腸が弱っている体を調整するとともに、増強してくれます。

ねばり成分が高血圧を防ぎ、糖尿病を改善する

オクラ には、水溶性食物繊維のペクチンや多糖類のムチンという独特のねばり成分が含まれています。

ペクチンは、糖分の吸収を抑制して血糖値の上昇を抑えるので、これにより糖尿病の予防になります。また、コレステロールが吸収されるのも防いで、コレステロール値を下げます。これにより、動脈硬化や高血圧の予防や改善に役立ちます。

そして、ペクチンとムチンには共通して整腸作用があります。腸内の善玉菌の増殖を促して便の量を増やし、腸内環境を整えます。

その結果、便秘と下痢を改善します。腸の中がきれいになると食事からの栄養をしっかりと吸収できるようになるので、疲労回復にもつながります。

オクラ にプラスすると効果的な食材

オクラと次の食材の食べ合わせで、それぞれの健康への効果に期待できます。

食べ方のポイント

オクラ のねばり成分は、細かく刻んだり叩いたりして オクラ の組織を壊すことで引き出すことができます。熱を加えるとさらにねばり成分が出てきますが、茹ですぎると栄養分が損なわれるので注意が必要です。

また、青魚を煮るときに オクラ を加えると、タンパク質の消化が良くなります。

選び方

緑色が濃く鮮やかな物が新鮮。育ちすぎると味が落ちるので大きすぎない物を選ぶ。

保存法

オクラは低温に弱いので冷やしすぎないこと。ポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存。

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