ビタミンCが豊富
キウイフルーツ は、果汁が多くて、酸味と甘味がある爽やかな果物です。キウイフルーツにはビタミンやミネラルがいろいろと含まれていますが、特に多いのがビタミンCです。
キウイフルーツ100グラム中に約70ミリグラムのビタミンCが含まれているので、1つか2つ食べれば1日のビタミンC所要量の100ミリグラム近くを摂取できることになります。
ビタミンCは、活性酸素を抑える抗酸化作用があり、ガンやさまざまな生活習慣病を防ぐのに役立ちます。また、風邪の特効薬としても知られていて、抵抗力、免疫力の増強にも期待できます。
抗ストレスにはたらき、肌の美白やコラーゲンの合成にも必要で美肌のためにもたくさん摂りたい栄養素です。
同じく抗酸化作用のあるビタミンEやポリフェノール、葉酸、カリウムやカルシウムなども含まれています。
神経の疲労を緩和する
ビタミンCには、ストレスからくる中枢神経や自律神経の興奮を抑えるはたらきもあります。暑がりで汗をかきやすい、冷たいものを欲しがる、イライラしたり怒りっぽい、というような症状がある肝臓障害や糖尿病、高血圧症、心臓病などに効果をあらわします。
食物繊維やクエン酸も豊富
食物繊維のペクチンも多く含まれていて、余分な塩分を排出するはたらきのあるカリウムとともにクエン酸と協力して、血中コレステロールを減少させます。
また、脂肪の分解を高めて動脈硬化や高血圧などの生活習慣病の予防に効果的です。ペクチンには腸内環境を整えて便通を良くするはたらきがあるので、便秘を予防したり改善してくれます。
クエン酸やリンゴ酸などの有機酸が多く含まれています。クエン酸は、鉄やカルシウムの吸収を助けてくれます。
タンパク質を分解し消化を助ける
キウイフルーツの皮の近くには、アクチニジンというタンパク質を分解する酵素が含まれているので、肉や魚と一緒に食べると消化吸収が良くなって、胃もたれをおこさなくなります。
少しかためのお肉には、キウイフルーツの果汁をふっておいたりソースを添えておくとやわらかくなります。
ちなみに、キウイフルーツを食べた時に舌がチクチクしたように感じることがあると思いますが、これはアクチニジンやシュウ酸カルシウムの刺激によるものです。
キウイフルーツ にプラスすると効果的な食材
キウイフルーツ と次の食材の食べ合わせで、それぞれの健康への効果に期待できます。
食べ方のポイント
胃腸が弱く冷え症の人は、生のままで食べ過ぎると体を冷やしてしまうので、注意が必要です。
選び方
傷やしみなどがなく、全体を覆っている産毛がぴんとしているもの。軽く握ったときにやわらかい感じがしたら食べ頃。
保存法
熟した物はポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で1週間保存可能。実がかたい場合は、常温で追熟させる。
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