きくらげ

血をきれいにし、婦人科疾患に有効

きくらげ
きくらげ

不老長寿の妙薬。白きくらげに咳を止める作用

きくらげ は、中国では古くから不老長寿、強壮・強精、肌の美容にすぐれた効果を発揮するとして、珍重されてきました。

これらの効果は、黒きくらげよりも白きくらげのほうが強く、中華料理ではスープやデザートの食材に利用されています。

さらに病気の治療にも応用され、肺を潤し咳を止める作用により、治りにくいから咳や、疾に糸状の血が混じるもの、老人性のぜん息などに効果的です。

また、血管を強くする働きもあり、出血予防に有効です。

血液浄化作用で高血圧、心臓病に効果

黒きくらげはミネラル分に富み、ビタミンB2をはじめとしたB群やE、レシチンなどが含まれ、老化防止に有効に働きます。

またカルシウムの運搬役であるビタミンD 効果のあるエルゴステリンも含まれ、カルシウムの吸収をよくします。

そのほかマンニット、トレハースなどからできている多糖類を含み、コレステロールの除去や利尿などの効果を発揮します。

きくらげ の第一の効用は血液浄化作用ですが、動脈硬化や高血圧、心臓疾患、婦人科疾患に効力を発揮します。

最近の研究で、 きくらげ は、料理に使う量ぐらいでも、アスピリンと同等の力で血液の粘度を下げることが分かってきました。血液がサラサラになって、心臓病や脳卒中を予防できるというわけです。

子宮筋腫など婦人病に卓効。食物繊維もたっぷり

血液浄化作用は、婦人病にも効果的です。子宮筋腫をはじめとして女性を悩ます月経不順や月経痛、不正出血などに効果をあらわします。

また、 きくらげ はノンカロリー食品で食物繊維も豊富なので、肥満防止や便秘、肌荒れに効果があります。貧血を防ぐ鉄分も含まれており、女性の頼もしい味方です。

きくらげ にプラスすると効果的な食材

選び方

黒きくらげ
生は色が濃く、表面に光沢があり、多くて肉厚なものが良品。乾燥品は、表面が黒く、よく乾燥したものを。
白きくらげ
生は、きれいな白色で根元が変色していないの。乾燥品はよく乾燥していて肉厚で大きめのものが良品。

保存方法

黒きくらげ
生はラップに包んで密閉し、冷蔵庫で保存。乾燥品は、容器に入れて冷暗所で保存。
白きくらげ
生はラップに包んで密閉し、冷蔵保存。乾燥品は、密閉容器に入れて冷暗所で保存。

えのき

食欲増進の ビタミンB1 はきのこの中でしいたけに次ぐ含有量

えのき
えのき

えのき は、100g中のビタミンB1の含有量は、きのこ類の中でもしいたけに次いで多く、炭水化物の代謝を促進し、疲労回復や食欲増進をさせる働きがあります。

また、神経や血圧を安定させるギャバも含まれています。疲れて食欲がないときの食材に最適です。

さっと炒めて栄養素を残し食感を楽しむ

水溶性の ビタミンB1 の損失を防ぐため、炒め物など水を使わない料理がおすすめ。独特の歯触りと風味を楽しむため火を通しすぎないことがポイントです。

ばらばらにほぐしてからさっと炒めて醤油につけておくと常備菜に最適。

保存

生なら冷蔵庫の冷蔵室で2日ほど。さっと湯通して冷凍保存も可能。

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