柿

柿 食べ合わせ や一緒に食べると効果アップする食材や柿の効能 効果 食べ合わせ 栄養などを紹介為ています。柿は、栄養価の高い果物です。ビタミンC、β-カロテン、食物繊維などを豊富に含んでいます。

柿は非常に栄養豊富な果物ですが、古くから「食べ合わせ」に注意が必要な食材としても知られています。現代の栄養学的な視点も含めて解説します。

柿 豊富なビタミンが病気に負けない体をつくる

柿 は、熱をとって喉を潤すほか、利尿作用もあります。 柿 の渋みのもとタンニンは下痢を緩和する作用もあります。

柿 の特徴的な栄養素は、 100 g あたり、カリウム  170 mg 、 ビタミンC 70mg 、ビタミンA ( β-カロテン ) 420 ㎍。

柿

柿 といえば『柿が赤くなると医者が青くなる』ということわざがあるように、実った柿を食べると病気にならない、それだけ柿は栄養価の高い食材であるということです。

柿 に含まれている成分で特に豊富なのは ビタミンC です。 柿 をまるまる 1 つ食べれば、 1 日に必要な ビタミンC の量を補うことができるといわれています。

ビタミンC には強力な抗酸化作用があり、さまざまな活性酸素を除去して体が酸化するのを防ぎます。これによって、病気や老化、肌のトラブルが予防されます。

また、β-カロテンも豊富に含まれていて、 ビタミンC との相乗効果で、ウィルスなどに対する体の抵抗力を高めて病気の回復を早めます。粘膜を強くして、肌あれを防いだり、風邪の予防はもちろんガンの予防にも効果的です。

ほかに、食物繊維のペクチンや、余分な塩分を排出するカリウムが含まれていて、高血圧や糖尿病などの生活習慣病の予防、便秘の改善になります。

動脈硬化や二日酔いを予防する

柿には渋みのもとでシブオールという タンニン 成分が含まれています。タンニンはポリフェノールの1つで、血中の悪玉コレステロールを減少させ、血液をきれいにしサラサラにします。

血液の悪玉コレステロールが増加すると血管の内壁が厚くなり、こぶのようになって血管を狭め、高血圧を引き起こして動脈硬化や脳卒中の原因になります。タンニンが豊富に含まれる柿には動脈硬化を予防し、高血圧を防ぐ効果が期待できます。

血流がスムーズになると老廃物が除去され、新陳代謝が活発になって、さまざまな体の不調の改善につながります。

アルコールデヒドロゲナーゼという酵素が含まれているのですが、タンニンを含め、これらにはアルコールを分解するはたらきがあります。さらに、利尿作用のあるカリウムも多く含まれているので、二日酔いの予防に役立ちます。

干し柿は特に優れた食品

干し柿にすると、ビタミンCは減少しますが、β-カロテンは生の柿よりも2倍くらいに増え、食物繊維も豊富になります。1回に食べる量の食物繊維含有量でみると、すべての食品の中で最も多いとされています。

タンニンはほとんどが不溶性になり渋みが自然に抜けます。糖分が生の柿の4倍くらいに増えて疲労回復に役立ちます。

干し柿の表面にできる白っぽい粉は、気管の粘膜を潤し、せきを止めたりたんを取り除いたりして、気管支炎に効くとされています。

1. 避けたほうがよい食べ合わせ

特に消化面で負担がかかる組み合わせが有名です。

  • カニ(冷えと消化不良):
    柿もカニも「体を冷やす」性質があると考えられています。一緒に食べると胃腸が冷えてしまい、下痢や腹痛を引き起こしやすいと言い伝えられています。
  • 酸味の強い果物(胃石のリスク):
    柿に含まれる成分「タンニン」は、胃酸と反応すると固まりやすい性質があります。酸の強いもの(梅干しや酸っぱい柑橘類など)と一緒に大量に食べると、「胃石(いせき)」と呼ばれる石のような塊が胃にできる原因になることがあります。
  • さつまいも:
    さつまいもの糖分が胃で発酵して酸が作られ、それが柿のタンニンと結合して固まりやすくなるため、消化に時間がかかるとされています。

2. おすすめの良い食べ合わせ

柿の栄養をより効果的に、美味しく取り入れられる組み合わせです。

  • 春菊やほうれん草(鉄分の吸収):
    柿にはビタミンCが豊富です。鉄分を多く含む野菜と一緒に摂ると、鉄分の吸収率が高まります。春菊と柿の白和えなどは理にかなった料理です。
  • ヨーグルト・チーズ(カルシウム補給):
    乳製品と合わせることで、柿に不足しているカルシウムを補えます。また、タンニンの影響をマイルドにする効果も期待できます。
  • ナッツ類(ビタミンE):
    柿に含まれるビタミンA(β-カロテン)は油分と一緒に摂ると吸収が良くなるため、脂質を含むナッツ類との相性は抜群です。

3. 注意点:空腹時と食べ過ぎ

食べ合わせだけでなく、以下の点にも注意が必要です。

  • 空腹時に大量に食べない:
    胃酸が強い空腹時に柿を食べると、タンニンが凝固しやすいため、食後やデザートとして食べるのが安心です。
  • 適量を守る:
    柿は1日1個程度が適量です。特にタンニンが多い渋柿(を脱渋したもの)などは、食べ過ぎに注意しましょう。

柿は「柿が赤くなれば医者が青くなる」と言われるほど健康に良い果物です。
冷え性の方は、温かいお茶と一緒に楽しむなどの工夫をすると良いですよ。

ただし、カロリーが高いため、干し柿の食べ過ぎには注意しましょう。

柿 にプラスすると効果的な食材

柿 と次の食材の食べ合わせで、それぞれの健康への効果に期待できます。

食べ方のポイント

食べ過ぎで体を冷やす可能性があるので、胃腸が冷えやすい人などは下痢を防ぐために注意しましょう。また、タンニンの作用で便秘をすることも考えられますので、やはり食べ過ぎには気をつけましょう。

選び方

へたがピンとしているもの。皮はつやつやとして全体的に濃いだいだい色をしているものがよい。

保存法

熟した物は早めに食べる。保存の際は、ポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室へ。熟し方が足りない場合は、常温で追熟。

食べ合わせメモ

さつまいも と一緒に食べないようにします。結石になる可能性大です。また、空腹時や飲酒時も柿を食べるのは、NGです。

血圧を下げる効果大の柿に酢を合わせた超強力な柿酢もおすすめです。

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