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しょうゆ

胃腸を整え、殺菌作用も

しょうゆ

旨み成分が料理に風味を与え、食欲増進効果も

しょうゆ は、 大豆 小麦 を原料にした日本独自の調味料で、発酵過程でできる旨み成分、甘味成分、酸味成分、苦味成分などが含まれ、料理にまろやかな風味を与え、食欲を増進させます。

旨み成分はグルタミン酸を主体にしたアミノ酸。甘味成分はブドウ糖など。酸味成分は乳酸、酢酸、リンゴ酸などで、味にしまりをもたせ、塩味をやわらげます。苦味成分はぺプタイド類などで、コクをつける働きがあります。
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アミノ酸が胃液の分泌を高め、消化をよくする

しょうゆは、食塩濃度が高く、ごく一般に使われる濃口しょうゆが18% 、淡口しょうゆは19.7% に及びます。

塩分のとりすぎは高血圧などの誘因にもなり、気をつけなければいけませんが、最近は塩分を10% 前後に抑えた減塩しょうゆも出回っています。

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しょうゆには、アミノ酸の働きにより胃液の分泌を高める作用があり、消化をよくし、食欲を増進させます。

胃腸の調子がよくないときは、熱い番茶に生しょうゆを少量たらして飲みます。これに干しを加えると疲労回復にも効果があります。

熱を冷まし、大腸菌やブドウ球菌を殺菌する

また、しょうゆには、味噌と同様、熱を冷まし、胸苦しさを取りのぞく作用があります。

おできの初期や日射病で胸苦しいときに効果を発揮します。さらに食品に対する殺菌作用や防腐作用があり、しょうゆに漬けておくと、大腸菌やブドウ球菌、腸炎ビブリオなどを退治してくれます。

外用すれば、火傷、虫さされ、湿疹によるかゆみを抑えます。つき指で手の指が腫れて痛しょうゆハチミツを加えて少し温め、そのなかに患部を浸すと痛みがやわらぎ治癒が早まります。

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