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イカ

イカ墨や甲殻も健康維持に役立つ

イカ

イカ は、血を養い、肝の働きを助けて、貧血やおりものの異常、月経過多などの改善を行う。
特徴的な栄養素は、100 g あたり、たんぱく質 18.1 g、カリウム 270 mg、ビタミンE 2.1 mg 。

コレステロールを下げ、動脈硬化を予防する

イカ は、肝臓の働きを助け、生活習慣病を改善する注目の食材のひとつです。アミノ酸の組成やタンパク質の含有量も優れていて栄養価は高いのですが、脂質の少ない低カロリーな食品です。

イカ 、タコほたて貝 、イクラ 、 ウニ などはコレステロールが多く含まれる食品ですが、コレステロールを下げるアミノ酸、タウリンも多く含まれているので相殺効果があります。

コレステロールには、細胞膜やホルモン、胆汁酸の材料になるといった働きがあります。コレステロールというと嫌われがちですが、体内で重要な働きをしているので極端に避ける必要はないのです。

アミノ酸の一種のタウリンには強い抗酸化作用があって、肝機能を高めたり、インスリンの効果を高める作用もあります。

また、血中のコレステロールを下げ、中性脂肪を減らす作用もあるので、動脈硬化や高脂血症、糖尿病をはじめとした様々な生活習慣病の予防に効果的です。

イカ墨は狭心症に効き、ガンの予防にもなる

イカ といえば敵の目をくらませるために墨を吐くことで知られていますが、このイカ墨は体内の墨汁嚢(ぼくじゅうのう)といわれる墨袋にある腺でつくられ、タンパク質、脂質、糖、メラニンが成分となっています。

イカ墨にはムコ多糖類という防腐力の強い物質が含まれていて、これに抗ガン作用があるということで注目されています。また、血行を良くし、心臓の動悸や痛みを緩和し狭心症に効果的だといわれています。

イカ にプラスすると効果的な食材

イカ と次の食材の食べ合わせで、それぞれの健康への効果に期待できます。

食べ方のポイント

イカ の中でも小さな種類のホタルイカなら、内臓ごと食べられるので、ビタミンAを効率良く補給できます。

選び方

身の透明度が高く、張りがあるものは、鮮度がよい。目がすんでいて若干飛び出しているものを選ぶ。

保存方法

内臓を取り除くなどの下処理後、ラップに包んでから密閉袋に入れて冷蔵庫へ。冷凍保存も可能。

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