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ごぼう

ガンや生活習慣病を予防する

ごぼう

ごぼう には、健康と美容によい成分がたっぷり含まれています。
います。

豊富な食物繊維が腸に効果的

ごぼう の特徴といえば、セルロースやヘミセルロース、リグニン、イヌリンなどの食物繊維がたっぷりと含まれていることです。不溶性食物繊維と水溶性食物繊維の両方が含まれていて、それぞれ違うはたらきをもっています。

ごぼうは、日本では食用とされていますが、世界では薬用とされていることが多いです。中国などでは漢方薬にごぼうの皮を煎じるのが一般的です。
ごぼうがお腹にとてもいいことはよく知られています。食物繊維が豊富なゴボウで腸をきれいにする

水溶性食物繊維は、文字どおり水に溶ける性質をもっていて、腸内で水分に溶け込みゲル状となって、私たちの体に有害な成分を吸着して排出させます。もう一方の不溶性食物繊維は、水に溶けない性質で、大腸で水分を吸収して数倍にも膨らみ、便のかさを増すとともに、腸の蠕動運動(ぜんどううんどう)を高めます。

これらの食物繊維は消化吸収はされないのですが、胃腸をきれいに掃除して便秘を予防し、腸内の悪玉菌の繁殖も防いでくれます。ごぼうの繊維は特に水分の吸収率に優れていて、便通をスムーズにするのにちからを発揮します。

また、腸内の善玉菌の発育をサポートし、ビタミンの合成を活発にします。

そのほか、悪玉コレステロールを除去したり、血糖値が急上昇するのを防ぐので、高血圧や糖尿病にも効果的です。

さらに、リグニンには解毒作用があり、発ガン物質を無毒化して排泄するようはたらくので、大腸ガンなどのガン細胞の発生を防ぎます。

また、ポリフェノールの一種のクロロゲン酸など抗ガン作用のある成分も含まれているので、あわせてガンの予防に役立ちます。
ごぼうの「リグニン」が大腸ガンを抑制

ポリフェノールは抗酸化作用をもつ成分で、体に有害な活性酸素を分解し、老化や生活習慣病を予防します。

ごぼう にプラスすると効果的な食材

ごぼう と次の食材の食べ合わせで、それぞれの健康への効果に期待できます。

食べ方のポイント

ささがきなど切り口を大きくすると、ガンの予防に良いリグニンがたくさん産出されます。アクが強いごぼうは切ったら水にさらしますが、クロロゲン酸が溶け出して ごぼう の風味や香りが流れ出てしまうので、長時間さらさないように気をつけましょう。

5月の 新ごぼう の時期は、アクがないので水にさらさなくてもおいしく食べられます。香りがよくフレッシュなごぼうを食べることができます。

選び方

ひげ根ととひび割れが少なく、均一のもの。乾燥に弱いので、できるだけ泥付のものを。

保存法

泥つきものは、湿らせた新聞紙にくるんで冷暗所で。洗ったものはポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室で。

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