ニラ

ニラ はスタミナをつける強壮野菜

ニラ
ニラ

体を強く元気にするはたらき

ニラ には、冷えた胃腸をあたため、胃腸の機能を高める作用があります。また、内臓全体の調子を整える作用があります。冷え症や便秘、胃炎、虚弱体質の改善にも効果的です。

精力を増進するはたらきがあることはよく知られていて、女性の場合には、ホルモンの調整をはかり子宮の機能を高めてくれます。

豊富なカロテンを含有している

ニラ は、ビタミンA・B・Cなどといったビタミン類のほか、ミネラル類やカルシウムも豊富に含まれている栄養価の高いスタミナ野菜です。

カロテンというのは、体内に入るとビタミンAと同じようにはたらく物質に変換されるのですが、ニラに含まれるカロテンの量はほうれん草より多いといわれ、ニラ 1束 で1日分の所要量がまかなえるとされています。

ビタミンAは油脂に溶ける脂溶性ビタミンで、目の健康の維持や、皮膚や粘膜を正常に保つはたらきをしています。また、活性酸素によって傷ついた細胞膜を修復して回復させるはたらきがあって、老化を防止したり、生活習慣病やガンの予防・治療などにも役立つ栄養素です。

疲労を回復、血栓を除去する

ニラ のにおいの成分は、にんにくたまねぎなどと同じで多種の含硫化合物です。これらは自律神経を刺激して新陳代謝を活発にし、ビタミンB1の吸収を良くします。

ですから、疲労回復、食欲不振や精神不安の改善などに効果的です。また、血液の循環を良くし、血栓やうっ血を除去する作用があって、心疾患や脳卒中の予防・改善に力を発揮します。止血作用もあるので、さまざまな部位からの出血を止めるのにも役立ちます。

発ガン抑制や血糖値低下に対し、βーカロテンなどとの協力作用も注目されているところです。

ニラ にプラスすると効果的な食材

ニラ と次の食材の食べ合わせで、それぞれの健康への効果に期待できます。

食べ方のポイント

油を使って調理すると、βーカロテンの吸収率が良くなります。ニラに含まれる硫化アリルにはうまみ成分を増す効果があって、ビタミンB1が多い豚肉やレバーなどと炒めることで、おいしくてさらに体にプラスな料理になります。

選び方

茎がしっかりしていて、緑色が濃く、肉厚で幅が広いものがよい。切り口が新しく、香りのつよいものを。

保存方法

新聞紙などに包み、ポリ袋に入れて冷暗所で保存。または、冷蔵庫の野菜室で保存。

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ナス

動脈硬化やガンを抑制する

ナス
ナス

ナスニンが高血圧、動脈硬化を防ぐ

ナス は、90 % 以上が水分でできています。ビタミンやミネラルといった栄養素はごくわずか含まれているだけで、あとは糖質と繊維質があります。

体温を下げる作用があるナスは、暑い夏を乗り切るのに適した夏野菜です。

紫色の成分であるアントシアニン系色素のナスニンはポリフェノールの一種です。 ナス はアクが多いのですが、その正体はほとんどがポリフェノール類です。

濃い紫色の皮に含まれているナスニンという成分には、細胞膜の酸化を防ぐ抗酸化作用があります。悪玉コレステロールの酸化を防いで血管をきれいにし、動脈硬化の予防や改善をするはたらきがあることが、これまでの研究で明らかになっています。

さらに、ナス の実のほうにはケルセチンというフラボノイドが含まれていて、毛細血管を保護したり強化したりするはたらきがあります。

そこに、ビタミンEの血液凝固の抑制作用などが力をあわせ、血栓や高血圧、動脈硬化に優れた効き目をあらわします。

ガン抑制にもはたらく

ナスニンを含めフラボノイドには、活性酸素の発生を抑制する強力な作用があり、ガンの抑制にも効果が期待されています。

また、ナスに含まれているプロテアーゼインヒビターといわれる阻害物質などが、発ガン物質を解毒し体の中から除去するはたらきを助けるということもわかっているのです。

ナス にプラスすると効果的な食材

ナスと次の食材の食べ合わせで、それぞれの健康への効果に期待できます。

食べ方のポイント

成分のナスニンは水溶性なので、軽く油で炒めてから調理すると溶け出すのを防げ色も鮮やかに仕上がります。また、ナスはアクが多く、切ると色が変わってしまうので、切ったらすぐに水にさらします。さらしすぎには注意しましょう。

油は植物油を使うとビタミンEやリノール酸を摂取できて、血中のコレステロールを抑えるはたらきが高まって、体を冷やす作用が和らぎます。

選び方

皮につやがあって、実がふっくらとしているものを選ぶ。へたのとげがかたいものが新鮮。

保存法

低温に弱いので新聞紙に包んで常温保存。冷蔵庫に入れる場合は、ポリ袋に入れて野菜室へ。