ごま

滋養強壮、不老長寿の食材

血管を丈夫に、しなやかにする

ごまは成分の50パーセントほどが脂質です。おもにリノール酸やオレイン酸などの不飽和脂肪酸で構成されています。これらは、高血圧や動脈硬化といった生活習慣病の大きな原因となるコレステロールを調整するはたらきがあります。リノール酸は血中の悪玉コレステロールを溶かして排出するといわれ、オレイン酸は血中の善玉コレステロールを減らさずに悪玉コレステロールを減らしたり、腸内で便の滑りを良くして便秘の予防をするのにも役立ちます。体内で合成することができない必須脂肪酸なので、食品から摂取する必要があります。

ごまを常食するようにしていると、血管をしなやかにして細胞の老化を遅らせ、生活習慣病を予防するのに効果的ですが、これは、不飽和脂肪酸と、強力な抗酸化作用をもつビタミンE、セサミンやセサミノールなどのゴマリグナンが互いに協力してはたらくためです。ゴマリグナンは活性酸素を撃退し、アンチエイジング効果があることも知られています。

脂質のほかには、良質なタンパク質が20パーセント、ビタミンB群やEなどのビタミン類とカルシウムや鉄分などのミネラル類、それと食物繊維が合わせて30パーセント含まれ、ごまは滋養強壮のための理想的な食材です。

私たちの体をつくっているタンパク質は多くのアミノ酸で構成されているのですが、ごまにはこの必須アミノ酸がバランスよく含まれています。豊富に含まれているカルシウムやマンガンは骨粗しょう症の予防効果に期待できます。カルシウムやビタミンB群はイライラした神経の高ぶりを鎮静させるはたらきもあるし、貧血に効果的な鉄分も多く含まれています。

髪や肌の健康を保つ

こういった総合的なはたらきによって、ごまは、肉体の老化を防ぎ、血液を増やし、内臓機能を高めたりします。骨や筋肉が強化され、冷え症の改善にもはたらき、美肌をつくります。また、黒くツヤツヤした美しい髪をつくります。こうしたことから、女性は特に積極的に摂ると良いでしょう。さらに、脳のはたらきが活発になることで、物忘れを減らしたり、学習能力を向上させるのにも役立ちます。

ごまにプラスすると効果的な食材

ごまと次の食材の食べ合わせで、それぞれの健康への効果に期待できます。

  • アスパラガス、小松菜、ほうれん草、キウイフルーツ、わかめ、豆腐
    ▶高血圧、動脈硬化を予防・改善する
  • パイナップル、干しぶどう、黒大豆、落花生、栗、牛乳
    ▶老化を防止する
  • チンゲン菜、バナナ、あずき、ハチミツ
    ▶便秘を改善する
  • 桃、ハトムギ、昆布、ヒラメ、カツオ
    ▶美肌をつくる

食べ方のポイント

軽く煎ってからすりごまにして食べたほうが消化が良く、効果が発揮されやすくなります。

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